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2023.05.23
射撃

[射撃]新生・東洋大射撃部スタート!新入生・松尾がファイナル進出

2023年度 関東学生スポーツ射撃選手権大会春季大会

日時:2023年5月12日(金)~5月14日(日)

場所:栃木県ライフル射撃場

総合順位

男子団体 8位

女子団体 7位


10mエアライフル立射60発競技 男子個人

大月 605.8点

土田 605.2点

松原 601.8点

石田 DNS

大石 DNS


10mエアライフル立射60発競技 男子団体

大月・松原・土田 1812.8点


10mエアライフル立射60発競技 女子個人

松尾好梨 617.4点 FINAL 161.7点

和田   614.4点

尾崎   609.4点

松尾美歩 597.6点


10mエアライフル立射60発競技 女子個人

松尾好梨、和田、松尾美歩 1829.4点


50mライフル三姿勢60発競技 男子個人

松原 546点

大月 DNS

大石 DNS


50mライフル三姿勢60発競技 男子団体

大月、松原、大石 546点


50mライフル三姿勢60発競技 女子個人

和田   560点

松尾美歩 557点

山崎   DNS


50mライフル三姿勢60発競技 女子団体

山崎、松尾美歩、和田 1117点


50mライフル伏射60発競技 男女個人

松尾美歩 597.4点


10mエアピストル立射60発競技 男子個人

平野 563点

髙田 546点


女子エースとの呼び声高い、和田

2種目に出場した松原

高校時代からの同期である、尾崎(左)と松原(右)

和田(中央)の試合を見守る松尾好梨(左)と松尾美歩(右)


昨シーズンまで東洋大射撃部を率いた、高橋雅一世代が引退。新体制となった東洋大射撃部の主将に平野(法4=栄北)が就任した。新体制移行後初の公式戦となる、今回の関東学生スポーツ射撃選手権大会春季大会(以下、春関)。本大会では、1年の松尾好梨(法1=佐賀清和)が6位と奮闘するなど、新入生の活躍も見られた大会となった。


昨年度から団体戦のレギュラーとして活躍し、現在は射撃部・副将を務める、松原(栄北=済2)。1日に2試合というハードスケジュールでの戦いに臨んだ。10mエアライフル立射60発競技では、途中乱れる場面もあり、試合後にはコーチから助言を受ける場面も。本人としては、「いい結果ではなかった」が、「コーチからは次につながるいい射撃と言っていただけた」と試合後のインタビューでは笑顔を見せていた。1時間強しか経たぬまま、次は50mライフル三姿勢60発競技へ。前半2姿勢の点数は自己新記録となったが、最後のSでファイナル入りを惜しくも逃した。「どちらの種目も入賞する実力はある」と自信を見せていた松原。次戦への闘志は十分だ。


「東洋大女子エース」と後輩の尾崎(法2=栄北)からも言われる和田(法3=藤枝明誠)が、10mエアライフル立射60発競技に出場。今大会出場する中で唯一の女子同期となった松尾(法4=鹿児島玉龍)が見守る中、試合は進められた。途中崩れる場面も見られたが、後半のシリーズで持ち直し、試合は終了。試合後には安堵の表情を見せ、松尾と笑顔を見せる場面も。今年が学生生活ラストの1年となる和田。今後1年の活躍に刮目である。


新体制としてスタートし、初の学連試合に臨んだ東洋大射撃部。フレッシュな顔ぶれとともに臨む今シーズン、主将・平野が率いるチームは今後どのような姿を見せてくれるのだろうか。



■コメント

・平野選手(栄北=法4)

(試合を振り返って)久しぶりの学連試合だったので、試合の流れを掴んだりした。次の選抜試合の調整だったり。今後の学連試合が栃木の射場なるので、その慣らしも行った。(結果については)前半が失敗して伸びずに、一度射座を離れたり、空撃ちをしたりした。切り替えて、6シリーズ目には持ち直して良い結果が残せたので、結果オーライかなと。(新主将に就任した事について)個人としては、本来がライフルがメインの競技のところを、自分はピストル競技。分からない事もあるが、同期や後輩、コーチを頼りながら優勝を目指していきたい。団体としては、主将がピストルで頼りないなという部分もあると思うが、分かる部分は教えたりとチームの役に立てたらいいなと思う。(次戦の意気込み)個人としてはもちろん優勝。関西圏の強い大学が多いので、その中でも自分の力を出し切って優勝したい。チームとしても団体優勝。みんなの力が一点でも上がるように、サポートしていけたらと思う。


松原選手(栄北=済2)

(2種目出場したが、試合を振り返って)どちらの種目もあまりいい成績ではなかった。しかし、小山コーチからは次に繋がるいい射撃と言っていただけた。自分としては悔しい結果だったが、そう言って頂けてよかった。ARも練習通りにルーティン通りに打てたので、それは良かった。SBはKとPの点数が自分の新記録で、いい収穫になった。Sは練習不足でいい成績にならなかった。Sも同じように当たるように練習していきたい。(どのようなルーティンをしているのか)弾をこめてから銃を持ち上げて、同じ場所に肘を置いたり、打つタイミングで何回呼吸するかなど。銃を的に持ってくるまでの動きなどを全てルーティン化している。(今回は2年生で団体2番手を背負い、副将にも就任。今年の目標は)今回急遽団体戦メンバーになったが、自力でメンバー入りして、自分の活躍で東洋の団体を勝たせられたらと思う。個人はどちらも入賞する実力はあると思っているので、個人で8位以上に入賞したい。(新入生が入ってきたが、どのような姿勢で接したいか)自分が入ってきた時は人数が少なく、試合前に動き回ることが多かった。今年は1年生がしっかり撃てるようにサポートしたい。射撃面では、分からないところは一緒にお互い高めあいながら射撃ができればいいかなと考えている。


TEXT、PHOTO=木村彩香