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2023.06.06
コラム

第816回 身近な幸せ 執筆者・近藤結希

初めまして!この春から東洋大学スポーツ新聞編集部の一員となりました、文学部日本文学文化学科1年の近藤結希です。陸上/サッカー/水泳/バスケ/アイススケートを担当させていただきます。よろしくお願いいたします。


東洋大学に入学して早2ケ月。いまだに新しい出来事の連続で、目まぐるしい日々を送っています。慣れない環境の中ですが、大変ながらも、とても楽しい毎日です。


中でも、スポーツ新聞編集部としての活動は本当に楽しいです。私は、大学スポーツ新聞を作ることにずっとあこがれていたので、制作に携われることがうれしくて、取材に行くことや、記事を書くこと、一つ一つに喜びを感じています。


私の初めての取材は陸上の関東インカレでした。ずっと行きたかった大会だったので、1週間前から、「楽しみで眠れない!」なんて小学生みたいなことを言っていました(笑)。当日はずっとテレビで見ていた選手の方々の走りを見ることができて、テンションが上がりっぱなし。大雨でびしょ濡れになったことも全く気にならなかったです。


そんな大興奮の私でしたが、ふと声援が戻ってきたことに気が付きました。私自身、中・高と陸上部に在籍していたのですが、高校3年間はずっとコロナ禍だったので、声を出しての応援ができた大会がありませんでした。わたしにとって、とても悲しいことだったので、声援が戻ってきたことが、なんだかうれしかったです。


突然のコロナウイルスの流行は私たちの生活にたくさんの制限をかけましたが、今まで当たり前に感じていたことがいかに尊いことなのか、教えてくれたように感じます。久しぶりの大会の場に、声を出せなかったあの時のもどかしさがよみがえってきましたが、同時に、声がなくても伝わる、仲間を応援する温かい気持ちも思い出すことができました。少しずつ日常を取り戻しつつある今、せっかく気づくことのできた幸せを忘れないでいたいなと思います。


私の今の幸せはまさに、スポーツ新聞編集部として取材に行ったり、記事を書いたりすることです。これから少しずつ慣れていくことができても、今の楽しさはずっとこのまま、感じながら活動していきたいです。



何度か取材に行かせていただき、実際に現地に足を運ぶ中で一心に競技に打ち込む選手の方々を見て、一生懸命に取り組むことの美しさを感じました。そういった姿を文字にして、皆さんにお届けできるように頑張っていきますので、これから、どうぞよろしくお願いいたします!



最後まで読んでいただきありがとうございました。