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水泳部 インカレ直前6日間連続特集② 露内若葉
一つでも上の順位を狙い、女子総合優勝に貢献することを目指す
女子総合優勝に向けカギとなる個人メドレー。昨年は400m個人メドレーで、ライバル日体大に表彰台を独占され差を付けられ、女子総合2位に終わった。個人メドレーを専門種目とする露内の今シーズンとインカレへの思いに迫る。
露内の今シーズンは悔しさから始まった。今年4月の日本選手権、400m個人メドレーで初めて決勝に進出するも、ユニバーシアード代表を逃す。「あと少しで届かなくて悔しくて気持ちが折れそうになった」。しかし、「ここで負けたらこの先はない」と気持ちを切り替え、インカレに照準を合わせて練習に取り組み、インカレに懸ける思いは人一倍強くなった。夏の強化期間には、「前半遅れてしまったら、結果は出ない」と、課題とする前半2種目の背泳ぎとバタフライの克服に時間を費やした。苦手種目を改善することで自信も付いてきた。今大会の400m個人メドレー、露内の目には「優勝」の二文字以外見えていない。
また、昨年のインカレでは、1年生ながら大会新記録で優勝した800mフリーリレーの一員となった。喜びを味わった一方で、「いい経験になったが、先輩たちに支えられて出た結果」と冷静に振り返る。今年は2回目のインカレとなり「後輩も入ってきたので、去年よりは成長した姿を見せたい」と、チームを引っ張っていく意欲も見せている。チームの目標は女子総合優勝。本人も「狙える位置にいます」と笑顔を見せる。史上初の東洋大女子総合優勝には、露内の個人種目とリレー種目でのフル回転の活躍が欠かせない。
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■露内若葉(つゆうち・わかば)
164㌢
H7・5・14/A型
学部学科/文学部英語コミュニケーション学科
出身高校/京都外大西高校
専門種目/個人メドレー
好きな芸能人/岩田剛典(三代目J Soul Brothers)
好きな学食/デリカフェ
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インカレまであと5日!
明日は、毛利衛選手を特集します。お楽しみに!
TEXT=西川諒