Article

記事


2023.08.15
コラム

第822回 繋がり 執筆者・金子恭大

お久しぶりです。3年の金子です。


今年度の1週目のコラムが終わり、今回から2週目に入ります。皆さん、今年入部してくれた子たちのコラム読まれましたか。みんな慣れない中で一生懸命書いてくれました。まだ読んでない方がいたらぜひ読んでみてください。


私事ではあるのですが、先日1週間、愛媛県の西予市明浜町という柑橘系、特にみかんの生産で有名な街に農作業のお手伝いに行ってきました


農作業は雨の影響もあり、あまりお手伝いすることができませんでしたが、「摘果」という植物の間引きにあたる作業をしたり、石垣の修繕させていただきました。作業は正直きつかったのですが、達成感を得ることができて楽しかったです。またみかんがどのような過程で生産されるかなど勉強になりました


農作業の他にも釣りや竹細工、流れ星の観察など都会では味わえない様な経験をたくさんすることができました。人も温かく、地元の子供たちとの交流で元気をもらえました。


今回農家さんとお話する中で、農家には収穫期などの忙しい時期とそうでない時期があることを学びました。職員として通年で雇う程ではないが、忙しい時期には人手が欲しいといった農家さん悩みがあるそうです。そこで長期休暇中の学生である我々が労働力となり、忙しい農家さんの手助けになれればと思います。


しかし都市部で生活する我々にとって、地方のことを知る機会はなかなかありません。そのため、今回経験したことを参加者である私が伝えなければならないという思いでこの文章を書いています。


ぜひ農業や田舎暮らしに少しでも興味がある方がいたら調べてみてください。私が今回訪れた明浜以外にも他にも様々な地域が学生の受け入れを行っています。近年、農家さんなどの「生産者」と私たち「消費者」の距離が広がっている印象を持っています。「食」について身近に感じるためにも一度参加してみることをおすすめします。新鮮な体験をすることができると思います。


本当はもっと伝えたいこともあるのですが今回はもう1つ話したいことがあるのでここら辺にしときます。明浜町で出会ったみなさんありがとうございました!




さて私は水泳を担当させていただいているのですが、先日大きな仕事が舞い込みました。7月14〜30日で行われた世界水泳2023福岡に多くの大学生スイマーが出場するということで、大学新聞で盛り上げようと明大スポーツ新聞部さんに声を掛けていただきました。それで行ったのが合同企画の事前インタビューでした。私も竹原秀一(スポ1=東福岡)選手にインタビューさせていただきました。ご覧になっていただけましたか。他大の新聞部の方と関わる機会が今までなかったので、この企画はとても新鮮でした。企画を開催していただきありがとうございました。


そして福岡に行き、取材もしてきました。取材をするにあたり、メディアの申請を取るのですが、World Aquaticsのサイトから応募したのですが、当たり前ですが全部英語で書いてあり、ちゃんとできているのか、メディアの申請が通るかどうか不安な日々を過ごしていました。何とか審査に通り、福岡へ行くことが叶いました。英語関係で助けてくれた方ありがとうございました。


実際取材に行っても一筋縄ではいかず、慌ただしい時間を過ごしました。まず会場に着いたらメディアパスがないと入れないと言われ、違う会場へパスを貰いに行き、やっと中に入れたと思ったらメディアのブースが複雑でどうしたらいいかもわかりませんでした。そして目的である竹原選手のレースも直前に迫っていました。そこで、周りは海外のメディアの方が多かったのですが、近くにいた日本の方に声を掛けたら、たまたまその方が同じ大学新聞の日本大学新聞社の方で、初対面なのに凄くよくしてくれて、助けていただけました。そのおかげでなんとか竹原選手の予選のレースを見ることができました。また東洋大OGである今井月(R4法卒= バローHD/東京ドームスポーツ)選手や白井璃緒(R3国卒=ミズノ)選手の泳ぎもカメラマン席で撮影することができました。慌ただしかった午前中をなんとか終えることができました。その後明大スポーツ新聞部の方とも合流し、一緒に昼食へ行きました。いろいろ話を聞けたり、話したり楽しい時間を過ごすことができました。


世界水泳の会場という慣れない場所で困っていた時にたまたま声を掛けたのが、LINEでしか話したことのなかった他大学の新聞部の方だったというのが私には奇跡のように感じました。福岡という東京から900km弱離れた場所でまさか会うなんてという感じです。人間どこで繋がっているかなんかわかりませんね。私は今回の「縁」がなかったら、取材もできていませんし、他大の方と話す機会もなかったと思います。出会いに感謝です。


最後になりますが、今回の世界水泳で大学生スイマーから日本大の本田灯選手が銅メダルを獲得しました。またその他の選手も様々な思いを持って世界の舞台に臨んだと思います。自分たちと同世代のアスリートたちが世界一を決めるレースに挑む姿をこの目で見ることができ、感動しました。これからも大学スポーツ界で活躍する選手の様子を伝えて行けるように、スポトウとして過ごす残りの期間も大切にしていきたいと思います。また人との出会い、繋がり、縁にも感謝したいと思います。


ありがとうとか感謝とか言い過ぎだと思いますが、それだけ私が周りの人に助け、支えられているのだなと痛感しました。


まとまりのない文章となりましたが、最後までお読みいただきありがとうございました。(またありがとうって言ってますわ)