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2023.09.09
水泳

[水泳]インカレ3日目 牧野3位入賞!

第99回 日本学生選手権水泳競技大会

8月31日(木)〜9月3日(日)東京アクアティクスセンター


(3日目・予選)


女子100m背泳ぎ

3組 

3着 芳村 1'06''08



男子100m背泳ぎ

8組

2着 川端 55''14

→全体6位で決勝進出


9組

2着 竹原 55''38

→全体8位で決勝進出


6着 仮屋 56''26

→全体16位でB決勝進出



女子200m個人メドレー

6組

5着 谷口 2'17''86

→全体13位でB決勝進出



男子200m個人メドレー

5組

2着 牧野 2'00''50

→全体5位で決勝進出



女子400m自由形

3組

5着 小林 4'18''45

→全体12位でB決勝進出

 


男子400m自由形

1組 

1着 椿原 4'00''44


4組

4着 森 3'54''51

→全体11位でB決勝進出


6組

4着 坊岡 3'56''16

→全体16位でB決勝進出


女子4×100mメドレーリレー

3組 谷口-池田-遠山-山本

4着 4'12''66

→全体11位でB決勝進出



男子4×100mメドレーリレー

5組

4着 竹原-永島-草野-土岐

3'41''40

→全体10位でB決勝進出



(3日目・決勝)


男子100m背泳ぎ

B決勝

5位 仮屋 56”01



男子100m背泳ぎ

決勝

4位 竹原 54”86


5位 川端 54”93



女子200m個人メドレー

B決勝

4位 谷口 2’18”03



男子200m個人メドレー

3位 牧野 1’59”51



女子400m自由形

B決勝

4位 小林 4’18”39



男子400m自由形

B決勝

2位 森 3’54”60


5位 坊岡 3’55”60



女子4×100mメドレーリレー

B決勝

1位 芳村-池田-遠山-山本 4’11”31



男子4×100mメドレーリレー

B決勝

1位 川端-永島-草野-土岐 3’39”40




8月31日より開幕した第99回 日本学生選手権水泳競技大会(以下、インカレ)も早くも折り返し、後半戦へ。大会3日目も熱は冷めることなく、選手の激闘が繰り広げられた。東洋大からは、男子100m背泳ぎで、出場した川端(営4=県立添上)、竹原(スポ1=東福岡)、仮谷(スポ1=関西)の3選手全員が決勝、B決勝進出を決め、予選から順位もタイムも上げる素晴らしい泳ぎを見せた。続く200m個人メドレーで牧野(営1=湘南工大付)も決勝進出。得意の後半で勝負をかけ、見事3位表彰台に登った。さらに、この日最後の種目である4×100mメドレーリレーではB決勝で男女ともに1位でフィニッシュ。東洋大の底力を見せつけ、3日目を終えた。


勢いのある泳ぎで3位入賞を果たした牧野


大会3日目、会場のボルテージはさらに高まり、大きな歓声が幾度となく響き渡った。その中で、東洋大からは8種目16選手が出場し、力を尽くした。


3日目のレースに勢いをつけたのは男子100m背泳ぎ。東洋大からは川端、竹原、仮屋の3選手が出場し、川端、竹原は決勝へ、仮屋はB決勝へと駒を進めた。見事、全員で2本泳ぐという目標を達成し、3選手がそろって午後の決勝へ。まずは仮屋がB決勝5位と流れを作ると、続く決勝では7レーンに川端、8レーンに竹原と東洋大の2人が並んだ。「絶対大丈夫、やってやろう」と握手をかわし、スタートへ。競い合うようにして前を追い、竹原が4位、川端が5位と並んでゴール。惜しくも表彰台には届かなかったが、予選からタイムと順位を共にあげる泳ぎを見せた。ゴールするとどちらからともなく近寄り、川端主将が竹原の肩を抱いて、「よくやった」と後輩の健闘を称えた。1年間チームを引っ張ってきた主将から1年生へ、バトンは確かにつながれていた。


互いの健闘を称え合う川端主将(左)と竹原(右)


続く200m個人メドレーでは牧野が先日の400m個人メドレーに引き続き決勝へ。迎えた決勝では積極的な泳ぎでバタフライを3位で折り返す。続く背泳ぎで一時は順位を落としたものの、得意の平泳ぎで再び3位へ浮上し、表彰台圏内へ。そして自由形で後続を引き離し、1年生らしい勢いのある泳ぎで見事3位に入った。結果を確認した牧野は大きく両手でガッツポーズ。3位入賞と、目標であった1分59秒台をたたき出し、喜びがあふれた。1年生ながらに400m個人メドレーで4位、そして200m個人メドレーで3位と素晴らしい結果を残した牧野。この泳ぎへの注目はもちろん、今後への大きな期待も集め、堂々の表彰台を勝ち取った。


見事3位表彰台に登った牧野(右)


女子400m自由形には女子主将である小林が登場。予選を通過し、B決勝へ。前半から上位の選手に果敢に挑む泳ぎを見せた。課題としていた後半も粘り、順位を上げて4位でゴール。自己ベストとはならなかったものの、納得のいくレースができたという。小林はこの1年間を「たくさん苦しんだけど、自分にとっては必要な時間だったのかもしれない」と振り返る。女子主将として奮闘した1年。苦しさを乗り越えて強くなった小林の、最後の個人種目であった。


女子主将小林の最後の個人種目のスタート


そして、東洋大学の3日目最終種目は4×100mリレーB決勝。この日最後に東洋大スイマーが躍動した。


女子4×100mメドレーリレーB決勝。第1泳者の芳村(国1=中京大中京)が8位と少し遅れをとったものの、第2泳者の池田(営3=豊川)、第3泳者の遠山(国2=渋谷幕張)が巻き返し、4位へ浮上。最後を託されたのは山本(法3=花咲徳栄)。仲間の声援を受けながら、脅威の追い上げを見せる。激しい競り合いから、接戦を制し、1位をつかみ取った。わずか0.07秒差で手にした1位。山本がプールサイドに上がると、4人は肩を抱き合い、うれしさに涙を流した。チームの団結力が結果に結びついたレースだった。


B決勝1位を喜びあう女子リレーメンバー


男子4×100mメドレーリレーB決勝。第1泳者はキャプテンの川端。勢いよくスタートするとトップへ躍り出た。1位で折り返し、そのまま首位を譲ることなく第2泳者へ。一年間、チームを引っ張ってきた主将が意地の泳ぎで勢いをつけた。第2泳者は4年生の永島(営4=埼玉栄)。徐々に後続との差を広げ、第3泳者、唯一の2年生である草野(法2=湘南工大付)へ。4年生の想いも背負い、大きな泳ぎで1位を死守した草野。泳ぎ終えた彼の目からは涙があふれた。最終泳者は4年生の土岐(国4=札幌大谷)。仲間に見守られる中、後続との差をさらに広げてゆき、ゴール。1度もトップを譲らず、堂々の1位を手にした。土岐がゴールすると、4人は固い握手を交わし、喜びを分かち合った。このレースを泳いだ4選手のうち、3選手が4年生だった。最後のインカレにかける思いと、仲間との絆がもたらした1位であった。


握手でB決勝1位の喜びを分かち合う男子リレーメンバー


3日目は4年生の意地が光った。主将の川端、小林をはじめとして、最後のインカレにかける思いが存分に表現されたレースであった。また、1年生の牧野が表彰台に登るなど、新たな力も目立った。築き上げられたチーム力が随所に見られ、結果に結びついた3日目。彼らが共に戦う最後のインカレもあと1日。最後にどんなレースを見せてくれるのか、期待が高まる。


川端陸椰(営4=県立添上)

(最後のインカレ、今日の100m背泳ぎでは決勝へ進出し、シード権奪還に大きく貢献したと思います。振り返っていかがですか。)100m背泳ぎはAに2枚、Bに1枚と、全員が2本泳ぐという目標を達成できて良かったと思います。また決勝では3人ともタイムも順位もあげることができたのでこの勢いのまま必ずシード権奪還したいと思います!(決勝で隣のレーンだった竹原さんとレース前、レース後にどんな会話をされましたか。)レース前は、「絶対大丈夫、やったろ!」と声をかけ握手しました。レース後は「よくやった」「また負けちゃった笑」などお互いを讃え合いました。(メドレーリレーのB決勝を振り返っていかがでしたか。)メドレーB決勝は、3人が4年生と、1人が2年生という組み合わせだったので4年間一緒に練習してきた3人は絶対大丈夫と自信があったのでバタフライの2年草野に大きなリードを付けてバトンを渡すことができたので草野も落ち着いて自分のレースをすることができたと思います。B決勝でしたが1番を取り、タイムも大幅に更新できたのでとても楽しかったです。(主将としての1年、また学生生活を振り返っていかがでしたか。)この1年はとても長く感じました。色々責任を感じながら周りの目を気にしながら生活した1年で、今までの歴代の主将の大変さを身に染みて分かりました。(まだ最終日残っていますがまだ競技が残っている同期、後輩にメッセージあったらお願いします。)最終日は特に4×200のフリーリレーは東洋が1番力を入れてやってきた種目でもあるので必ずこのリレーだけは決勝にコマを進めて行こう!個人種目のメンバーも1点でも多く稼ぎ、余裕でシード権を狙いに行こう!


小林楓(文4=八王子学園八王子)

(今日の400m自由形のレースを振り返っていかがでしたか。)400m自由形は初日の800の前半がいい感覚だったので、しっかり泳げるはずと思って挑みました。最近は200mを過ぎてから急にラップを落としてしまうことが多かったのですが、後半も今までよりしっかり泳げたと思います。ベストタイムは出ませんでしたが、やってきたことをレースでできたので悔いはないです。(また最後のインカレの個人種目2種目を終えての感想をお願いします。)2種目を泳ぎ切って、ここ一年はいいレースが全くできていなかったので、インカレの2種目でしっかり納得がいくレースができてホッとしています。シーズンベストでは得点を取れないような状態でしたがしっかり点数を取ることができて、嬉しいです。(女子主将として過ごした1年間はいかがでしたか。)女子主将として過ごした一年は、振り返ってみると、今は苦しかった思いが強いです。しかしチームのみんなや先生方のおかげで最後自分が納得する形で終わることができました。いつか、この一年苦しかったなって笑って話せる日が来るだろうし、この一年のおかげでこれから先も自信を持って自分の夢を追いかけることができます。たくさん苦しんだけど、自分にとっては必要な時間だったのかもしれません。水泳部以外にもたくさんの友達に支えてもらいました。私に関わってくれた全ての人に感謝しています。ありがとうございました。


TEXT=近藤結希 PHOTO=望月桜、鈴木真央、近藤結希

ジャパンオープン2016
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