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東都大学野球秋季１部リーグ戦・日大１回戦
９月１８日（月）神宮球場
日大－東洋大●
| １ | ２ | ３ | ４ | ５ | ６ | ７ | ８ | ９ | 計 | |
| 日大 | ０ | ０ | ０ | ２ | ０ | １ | １ | ２ | ０ | ６ |
| 東洋大 | ０ | ０ | ０ | １ | ０ | ０ | ０ | ０ | ０ | 1 |
二塁打：池田（四回）、楠（八回）
・打者成績
| 打順 | 守備 | 名前 | 打 | 安 | 点 |
| １ | （指） | 花田（総２＝大阪桐蔭） | ４ | ３ | |
| 打指 | 船曵（総３＝大阪桐蔭） | １ | |||
| ２ | （遊） | 石上泰（営４＝徳島商） | ４ | ||
| 打 | 中村（営１＝拓大紅陵） | １ | |||
| ３ | （三） | 宮下（総２＝北海） | ５ | １ | |
| ４ | （右） | 水谷（営４＝龍谷大平安） | ３ | １ | |
| ５ | （左） | 宮本（総４＝大阪桐蔭） | ２ | ||
| 打左 | 山田（総１=木更津総合） | ||||
| ６ | （中） | 橋本吏（総４＝花咲徳栄） | ２ | １ | |
| 中 | 楠（法３＝佐久長聖） | ２ | １ | ||
| ７ | （一） | 池田（営２＝三重） | ３ | ２ | １ |
| ８ | （捕） | 後藤（法４＝京都学園） | ３ | ||
| 打 | 秋元（済２＝木更津総合） | ||||
| 捕 | 藤本（営３＝愛工大名電） | ||||
| ９ | （二） | 吉田（営２＝龍谷大平安） | ２ | ||
| 打二 | 嶋村（法３＝栄北） | １ | |||
| 打 | 坂本（営２＝聖光学院） | １ | |||
| 二 | 佐久間（済３＝千葉黎明） | ||||
| 計 | ３４ | ９ | １ |
・投手成績
| 勝敗 | 名前 | 回 | 球数 | 安 | 四死球 | 三振 | 失 | 責 |
| 敗 | 細野（総４＝東亜学園） | ４ | ６９ | ２ | ３ | ４ | ２ | ２ |
| 向高（営２＝報徳学園） | ２ 1/3 | ３７ | ２ | １ | １ | ２ | ２ | |
| 太田（営２＝明豊） | １ ２/3 | ３８ | ２ | ２ | ３ | ２ | ２ | |
| 石上祐（法４＝東洋大牛久） | １ | １２ | ０ | １ | ０ | ０ | ０ |
悔しい復帰登板となった細野。ここからの巻き返しを誓う
本日マルチ安打、適時打を放つなど大活躍の池田
得点で盛り上がる東洋大ベンチ
神宮球場で物怖じせず、アウトを奪った若手リリーフ陣
（上：向高 下：太田）
松山での地方開幕から2週間。東洋大ナインがついに1部の舞台を戦うべく聖地神宮に帰ってきた。2021年5月14日以来となる神宮での1部リーグ戦。これから、聖地で新たな東洋大の戦いが始まる。
神宮での初戦の先発のマウンドを任されたのはエース細野（総４＝東亜学園）。「開幕からチームに迷惑をかけた」と開幕カードは体調不良で登板できなかったエースは気合を入れてマウンドに向かうと、走者を許すも好フィールディングを見せ走者の進塁を許さず。二回には三者連続三振を奪うなど、三回までを無失点。最高の立ち上がりを見せた。
試合が動いたのは四回。2つの四球で走者を背負うと、センターへの適時打と犠飛で2点を失う。「最少失点で行けと言われたけど点を取られたのはダメなところ」と、細野は悔しい表情でマウンドを降りた。
2点先制された直後の四回裏。ここまで無得点だった打線だが先頭の水谷（営４＝龍谷大平安）がライトへのヒットで出塁すると、前の打席でも快音を響かせている池田（営２＝三重）が右適時二塁打を放ち一点差に詰め寄る。失点直後の得点にベンチは盛り上がったが、後続が打ち取られ同点には届かず。逆転は次の回以降へ持ち越しとなった。
五回から東洋大ベンチは継投策へ。「こういう日があってもいい。結構若手を使った」と井上監督が言うように、様々な投手が神宮のマウンドを経験した。5回からマウンドに上がったのは向高（営２＝報徳学園）。5回を三者凡退に終える好投を見せるも、六回に日大打線に捕まると勢いを止められず。六回、七回に1点ずつ失い、七回1死となったところで再び継投へ。
次にマウンドに上がったのは、リーグ戦初登板となった太田（営２＝明豊）。緊張の面持ちだったが捕手の後藤（法４＝京都学園）から言葉をかけられると、後続を二ゴロと三振に仕留め七回を終える。八回もマウンドに上がり、先頭打者を三振に仕留めるも、四死球やヒットで走者を背負い、この回2失点。失点をしてしまったが、直球で空振りを奪うなど強気の投球を見せ、8回表を投げ切った。
最終回は石上祐（法４＝東洋大牛久）が登板。先頭に四球を許すも後続を抑えて無失点。頼りになる最上級生は今季もブルペンを支えた。
初回から八回まで、ヒットや四球で出塁するも打線が繋がらず。投手陣も日大打線の勢いを止められず、悔しい敗戦となった今試合。しかし、若い投手・野手が試合に出場し、多くの経験を積んだ試合でもあった。ここから上を目指すためには若い選手たちの力は欠かせないものとなる。これからも東洋大の戦士たちは常に成長を続け、全員野球で戦い続ける。
□コメント
井上監督
（あと一本が出なかった）だらしないですね。打線とか入れ替えるかもしれない。（細野がインフルから復活。監督からは）球自体は悪くなかったと思うんですけど、少しリズムが。ちょっと慎重になりすぎたのかなって。（開幕から少し時間が空いた）少し実践を入れながらやったんですけど、実際ここで投げてみないと何もわからないから。（細野が4回で降板）あれ以上引っ張っても。いいんです、こういう試合もあっていい。細野が投げるとほかの投手が使えないので。だから今日は結構使ったでしょ、若いの。
細野（総４＝東亜学園）
（今季初登板）2点取られた場面も井上監督から「最少失点で行け」って言われてたんですけど、そこで2点与えてしまったのが反省点、ダメだったと思います。（体調的な部分は）体調は大丈夫です。（開幕時に体調不良になってから今日までの調整の仕方）少しずつ。筋量とか体重とかも落ちてしまっていたので、少しずつ戻せるようにやってきました。（2回に少し力を入れて投げたように見えた）同じような力感で投げたんですけど、球速が150㎞/ｈって出て。力入れたとかはないです。（四回の四球）調子の変化とかあったわけじゃないですけど、要らない四球を与えてしまいました。（まだまだリーグ戦は始まったばかりだと思いますが、今後はどのような投球をしていきたいのか）開幕からチームに迷惑をかけてばかりなので、次の試合からは勝たせられるような投球をして、すこしでも貢献。（スタミナ面）前から比べると完ぺきではないですけど、投げれない感じではないので、特に影響はなかったです。（久しぶりの１部）2部に比べたら、1部の打者はしっかり捉えてくるというか、レベルの高さを感じました。（今日少し制球に苦しんだ）インフル前はいい形で投げていたが、インフル後に同じ感覚で投げているんですけど、まだ少し動きが戻らない。感覚とずれがあったけど、それはちゃんと練習していけば大丈夫だと思うので、次は大丈夫だと思います。
TEXT＝成吉葵／PHOTO＝成吉葵・一ノ瀬志織
