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2015.09.05
準硬式野球

[準硬式野球]秋季リーグ開幕 13安打も流れを引き寄せられず、亜大に敗戦

平成27年度東都大学準硬式野球秋季2部リーグ戦・亜大1回戦


9月4日(金) 朝霞中央公園野球場

東洋大3―8亜大

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開幕投手を務めた曽根


 秋季リーグが開幕した。相手に先制点を許すも、一回裏に富澤(営3・利根商)と佐藤弘(法2・星陵)の適時二塁打などで2点を返す。しかし5回に亜大の猛攻を受け、リーグ戦初戦を勝利で飾ることはできなかった。


 先発したのは曽根(済3・東亜学園)だ。一回表に守備の乱れから1点を献上するも、その後四回までを2奪三振の無失点で抑える。だが、五回表にあまい守備から内野安打を許し、そのまま相手の勢いに飲み込まれるように一挙5失点。五回途中でマウンドを降りた。

 打っては一回裏、先頭打者の引地(法3・都立井草)の単打に続いて打線が続き、この2点を返す。しかし、「ヒットの数は出たけど得点に繋がらなかった」と荻原主将(営3・宇都宮北)が話すように、安打の数は13本にもかかわらず得点はわずか3点。一回以降は、安打は出るものの打線がなかなか繋がらなかった。加えて失策なども目に付いた今日の試合。「守備で流れがつくれなかった」とこれも敗戦の一因に挙げられた。また、荻原主将自身けがで欠場しており、チームの柱の不在による影響は大きかっただろう。


 今ひとつ相性のわるい亜大戦だが、次の対戦までに反省を生かし、なんとしてでも勝ち点を奪いたいところだ。「まだまだスタートしたばっかりなので、これから連勝していいシーズンを送りたい」と主将は意気込む。秋季リーグはまだ始まったばかりだ。


■コメント

・荻原主将(営3・宇都宮北)

守備で流れがつくれなかったので、ヒットの数は出たけど得点に繋がらなかった。初戦なので、入りを意識してダラダラせずにきっちり入ろうということを話した。(夏に特に練習したこと)内野と外野の連帯と、ピッチャーの強化。(曽根選手の先発は)合宿のときから決まっていた。一番安定していたし、紅白戦などで投げたときもよかった。(シーズンへの意気込み)目標である2部優勝1部昇格を目指して、まだまだスタートしたばっかりなので、これから連勝していいシーズンを送りたい。

 

・佐藤弘(法2・星陵)

(試合内容としては)あまり良くない。合宿でも今まで以上にやってきたが、秋リーグの雨天中止などもあり気持ちが切れてしまっていた部分もある。それに加えて二塁手の荻原主将のけがなどから浮き足立っていた。(3人の投手について)投手とは合宿のときからバッテリーミーティングなどもして、それぞれの長けている部分を全面に出すことはできたかなと思うが、結果としては負けてしまったので直していかないといけない。(次の試合に向けて)勝つしかない。1部昇格を目指してやっているので、勝たないと意味はないですね。(亜大との相性は)毎年負け越している相手だからこそ、この年の代で勝って、今後に勢い付けたいと思う。

 

・黒瀧(文1・朋優学院)

(初の公式戦として)まだまだ全打席ヒット打つくらいじゃないとだめだと思う。最初、自分が固かったときに先輩がやりやすい雰囲気をつくってくれた。自分が外野にいてもベンチからの応援は聞こえたので、次は自分からも声を出して雰囲気づくりをしていきたい。(スターティングメンバーだが)先輩の代わりで選ばれたが、大事な初戦だったので、どうしても勝たないといけないと思って全力でプレーした。(自身のプレーについて)これで満足しちゃいけないと思うので、もっと努力して、今後また試合に出て大事な場面が回ってきたときに1本が出るように努力していきたい。


TEXT=坂口こよみ PHOTO=中田有香