スポトウ｜東洋大学スポーツ新聞編集部

平成27年度東都大学野球秋季２部リーグ戦・国士大１回戦

９月５日（土）東洋大グラウンド

東洋大３－０国士大

貴重な先制適時打を放つ鳥居。

　両チーム無得点のまま迎えた６回表２死一、二塁の場面で打順は鳥居（営３・愛工大名電）に回ってきた。「ランナーを絶対に返したかった」という鳥居の気持ちが乗り移り、当たりは良いものではなかったが、打球は一、二塁間を抜く右前先制適時打となり、重苦しい雰囲気が一掃された。

　春はレギュラーに定着したが、オープン戦の調子が上がらず同学年の久保（営３・桐蔭学園）にスタメンを譲ることも多かった。しかし、前日のシートバッティングで左投手から本塁打を放ち、今日のスタメン起用が決まった。勝ちにこだわった鳥居が大切にした１打席目は死球に終わってしまい、２打席目では併殺打を打ってしまったが、３、４打席目ではどちらも右）前安打としっかり結果を残した。

　秋期リーグ優勝に向けて鳥居は「１戦１戦を大事にして２部優勝、入れ替え戦にいきたい」と語った。明日の２回戦、１打席目からの活躍に期待がかかる。

■コメント

・鳥居（営３・愛工大名電）

　勝ちにこだわり、１打席目を大切にした。前日にスタメンが決まったこともあり、試合前は緊張していたが、試合が始まると緊張はなくなった。６回にチャンスが回ってきたときには、春はチャンスを生かせなかったので、秋になって初めてきたこのチャンスは生かしたかった。ランナーを返そうと思った。当たりはそんなに良くなかったが、落ちて安心した。夏は打撃を強化するために１球１球集中してバッティングを強化した。今日はその成果が出た形となった。これからも１戦１戦を大切にして２部優勝を飾り、入れ替え戦で１部に上がりたい。

TEXT/PHOTO=伊藤梨妃