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第97回関東大学サッカーリーグ戦1部第18節
10月21日(土) 拓殖大学八王子国際キャンパスサッカー場
拓大1-3東洋大
〈得点者〉(アシスト)
40分 高橋輝
53分 小野田(高橋輝)
67分 高橋輝
〈出場メンバー〉
▽GK
前田宙杜(国3=京都橘)
▽DF
田頭亮太(国4=東福岡)
稲村隼翔(国3=前橋育英)
徳永祟人(国2=前橋育英)
山之内佑成(国2=JFAアカデミー)→90分 荒井涼(国2=日大藤沢)
▽MF
高橋輝 (国1=大宮U18)
中山昂大 (国3=大宮U18)
本間洋平(国4=札幌U-18) →79分 山岸楓樹 (国4=前橋育英)
新井悠太(国3=前橋育英) →62分 増田鈴太郎(国3=東海大相模)
▽FW
小野田龍剛(国4=常葉大橘)→76分 清水祐輔(国4=柏U-18)
町田悠(国3=三菱養和SC・Y)→60分 梅津凜太郎 (国3=鹿島Y)
けがからの復帰を果たした主将・本間
高橋輝は2発で覚醒の予感だ
勝ち越しゴールを決め喜ぶ小野田㊧
前田㊨は4試合ぶりの出場で勝利に貢献した
関東大学サッカーリーグ第18節(以下、リーグ戦)の相手は拓大。
インカレ出場に向け、全勝を目指す東洋大。怪我で戦線を離脱して
後半に入ると53分、高橋輝が出したパスを受け取った小野田が
今試合は守備も好調だった。この試合で大活躍した高橋輝も「守備
東洋大にとって勝てない試合が続いていた中での今節。復帰したキ
■コメント
・井上監督
長期のブレイクが明けてから、なかなか勝ち点3が取れていなかったので、ようやく勝ち点3が取れて選手たちも一安心というか。前節いいゲームをしながら勝ち点1しか取れなかったという試合の後だったので、よく気持ちがフィールドの中に現れていたかなという風に思います。ただ、先に失点したところは課題ですし、でもそこから追いついて。後半しっかりと慌てず一つずつ積み重ねて、3-1という状況に持っていけたことは、徐々に力が結びつつあるのかなと思います。
(強度の部分は一試合一試合上がっていますが選手たちの積み上げを感じる部分は)
確実に、大きい小さいは人それぞれで日によって違いますが、今年のテーマは「progress」という風に前日よりも、前回の試合よりも進歩していきましょうということをテーマに挙げているので。ちょっとの者も居れば、大きな一歩の者も居ますけれども、そこはチーム全体として、スタートの時と終わりの時でどれぐらい積み上がっているかという確認は、できるようにしたいなと思っています。
(2ゴールの(高橋)輝選手の積み上げはかなり大きかった)
今日はかなり試合のキーになったと思います。失点してから少し立ち位置を変えたりという中で、戦術的な理解度もそうですし、そこから相手の嫌なところにプレーできているという部分では、彼の試合の読み方とか試合の中での自分の生かし方というのが、非常に良く出たゲームだったのかなと。
(中央のエリアに入るタイミングも良かった)
ワイドで仕掛けるだけじゃなくて、DFの間にという。今日の狙いは(相手の)CBの背中を取りに行こうというのが、チームとしての狙いだったので。それがFWの選手だけじゃなくて、ワイドの選手も積極的に狙ってくれたのかなと思います。
(2点目の小野田選手の得点シーン。彼の体幹の強さが見えるシーンとなりました。やはり体幹は彼の武器)
裏に飛び出すスピードもあるし、相手のチャージに潰れないで持ちこたえられる、相手を背負ってもプレーできるということだと思いますね。真ん中でもそうですけど、今日みたいに相手に寄せられている中でもシュートを打てるというのは、フィジカル的な要素と、彼のメンタル的な要素もあると思います。
(入学当初からそうだった)
そうですね。パワフルさというのは彼の持ち味の強さだと思います。
(そこを上手く4年間で伸ばしていった)
ここのところは上手く使い分けが出せているかなと思っています。
(失点後。守備陣の動きがかなりよくなりましたが、ハーフタイムでの選手のコミュニケーションを見ていて思ったことは)
相手のプレースタイルとか攻撃の仕方をある程度イメージした中で、相手の特長である、狭いスペースでのパス交換から良い縦パスを出されて、という失点シーンだったので。そこは我々の対処の仕方が不十分だったところなので、修正を加えないと。相手の特長を出させてしまうと、相手の良さがドンドン出てきてしまい受け身になってしまうので。そこは少し消しながら、自分たちの特長が出せる展開には持っていきたいなと思います。
(本間選手が久しぶりに復帰しました。彼のチームに与える影響力をどのように見ていますか)
試合の中もそうですし、ゲームに入っていくベンチだったり、ウォーミングアップの時だったりの彼のチームに対しての声掛けだったり、チームを一つの方向に持っていこうというリーダーシップは長けたものがあるので。今日のゲームの中でも先に失点した中で崩れない、自分たちのリズムに持ってこようというところで、非常にポジティブな声掛けもできていましたし。実際それによってチームも大きく崩れることなく持ちこたえたなと。
(チームが崩れかけた時に立て直してくれる選手)
一瞬揺らぎかけたのを「問題ない」と前に立ってくれる。または言葉で示してくれるというところ。彼の言葉の力というか。そういうところは非常に長けたものがあるとみています。
(次節の流経大戦に向けて)
我々は順位を今よりも上げていくには、勝ち点を積み重ねていくしかないので。今日の試合の結果は分かりませんが、(流経大は)首位を争っているチーム。前回も勝ちきれていないので、今日の拓大もそうでしたけど、前期負けている相手に同じように勝ち点を落とすことがないようにということが次の目標になってくると思います。
・本間洋平(国4=札幌U-18)
今日はここ最近5試合勝てていないということで、ここ1週間
(井上監督も本間選手はポジティブな声掛けがうまいとおっしゃってい
大事な、勝たなきゃいけないっていう試合になると、
(昔は本間選手自身もミスが多いタイプの選手だったのでしょうか)
自分で言うのもなんですが、あんまりミスはしないタイプなので(
(自分のリーダー像を築く上で一番影響を受けた人はいますか)
自分は小学校から、小、中、高、大とずっとキャプテンをやってい
(後輩の方も「先輩に声をかけやすくて」とおっしゃっていました
どこの大学とかはないですけど、上下
(高校までのチームでもコミュニケーションが取りやすいチームと
もともと自分はJユースの下部組織(札幌U-18)だったので、高体連のようながっ
(今日の試合は本間選手にとって、久しぶりのリーグ戦出場となり
なかなか試合に、怪我によって絡めてなくて。緊張
(本間選手にとって怪我をしている期間、一番支えになったこと
チームが勝ててなくても、外から見ていて、絶対に勝ちたいってい
(試合を見ていてモチベーションが上がったということでしょうか)
そうですね、勝ててないから、自分がやってやろうという気持ちは
(次節の流経大戦に向けての意気込みをお願いします。)
流経大は前期、最近多かったような残り10分で2-0で勝っていた
・高橋輝 (国1=大宮U18)
インカレ出場に向けては絶対に勝ちたいゲームでした。先制はされまし
(今日はご自身にとっても満足だったのでは)
正直満足はしていなくて、本音を言うとハットトリックしたかった
(最後のボールが絡まってしまったところが心残り)
そうですね。ドリブルで失敗したシーンですね。
(あそこで決めきってハットトリックするイメージだった)
はい。
(前節の試合後のインタビューで1点決めて、守備は自分たちの得
後ろの守備陣もしっかりと集中して守ってくれた。自分はアタック
(今日は中央のエリアにポジションを取ることがあったが、こぼれ球への嗅覚というのはご自身で振り返っていかがでしたか)
少し相手のDFが、周りが見えていないような気がして。
(こぼれ球を意識するときは相手のディフェンスも見ていることが
相手が次どういう動きをするかとか、どの位置にいるかとか、どこ
(本間選手からポジティブな声掛けがあったと思いますが、その影
(本間)洋平君からすごくポジティブな声掛けをチー
(ここから4連勝を目指していくわけですけど、彼がいれば可能な
洋平君だけじゃなくて、ベンチも、ベンチ外の応援してくれている
(今日の会場は声が通りやすかったですね。)
そうですね。監督からの指示(が聞こえやすいこと)はもちろんな
(次節の流経大戦に向けて)
流経大は前節、2点取って、2対0から同点にされた相手なので。
[次節試合予定]
第97回関東大学サッカーリーグ戦1部第19節
10月28日(土) vs流経大 東洋大学朝霞キャンパスサッカー場 14:00キックオフ
※試合を観戦希望の方は事前申請が必要となります。
※関東大学サッカー連盟公式Youtubeチャンネルにてライブ配信が予定されています。
TEXT=近藤結希、PHOTO=髙橋生沙矢