Article

記事


2023.12.03
水泳

[水泳]ジャパンオープン2日目!世界水泳出場の竹原が決勝進出!今後につなぐ収穫あるレースに

ジャパンオープン2023(50m)

11月30日(木)~12月3日(日) 東京アクアティクスセンター


(2日目・予選)


女子50m平泳ぎ

2組

4着 谷口 33''11


6組

9着 池田 33''11


女子200m自由形

5組

7着 山本 2'03''07

→全体16位でB決勝進出


男子200m自由形

7組

4着 坊岡 1'49''65

→全体11位でB決勝進出


男子100m背泳ぎ

3組

4着 仮屋 56''55


5組

3着 竹原 55''13

→全体4位で決勝進出



(2日目・決勝)

女子 200m 自由形

B決勝

4位 山本 2'01''78


男子 200m 自由形

B決勝

3位 坊岡 1'49''74


男子 100m 背泳ぎ

決勝

5位 竹原 55''13



 国内最高峰の戦いジャパンオープン2023(50m)も大会2日目を迎えた。この日は6人が出場、そのうち3人がB決勝・決勝に進出を果たした。



 2日目は女子50m平泳ぎから始まった。予選で谷口(文3=東京都市大塩尻)は序盤、他の選手と横を並ぶ勢いを保っていたが、終盤にかけ徐々に離されていき決勝進出とはならなかった。続いて昨日の100m平泳ぎで「明日の50mが本命」と語っていた池田(営3=豊川)はスタートから少し遅れを取ってしまい決勝進出はかなわなかった。来年への期待がかかる。


 女子200m自由形に出場したのは今年度副主将を務める山本(法3=花咲徳栄)。予選を全体16 位で突破しB決勝へ。決勝ではキックを細かく打ち続けることと腕の回し方を意識した勢いある泳ぎから良いスタートを切ると、100m通過時点で1位に浮上。しかしラストスパートで後半から追い上げる選手に抜かされ4位でゴールとなった。予選も含め「思った以上にタイムがかかってしまい、2本とも満足のいくレースはできなかった」と悔しさを口にしたが、明日の「100m自由形こそ決勝に残って目標である 54秒台を出したい」と意気込み自己ベスト更新を目指す。


良いスタートから勢いよく泳ぐ山本


 男子200m自由形に副主将の坊岡(済2=市立太田)が登場した。前半から積極的な入りをすることを自身の課題とし、予選でも前半を攻めたレースを展開。全体11位でB決勝に駒を進めた。B決勝も予選と同様、前半を攻める泳ぎで50mの折り返しで2位になると、そこから順位を一つ下げたものの勢い劣らず3位でフィニッシュ。レースを終えた坊岡は自身の課題も達成し「今後につながる収穫ある試合」だったと来年に向け自信をつけた。


攻めの泳ぎをみせる坊岡 

 

 そして100m背泳ぎで世界水泳も経験した竹原(スポ1=東福岡)が決勝進出を果たす。予選を全体4位で突破した竹原は「思い通りのタイムだったし、泳ぎも合宿で気をつけてきたところを全部意識してできた」とこれまでの練習の成果を実感していた。それでも前半の泳ぎで少し暴れてしまったところがあったと振り返り、決勝戦までには改善できるようアップ前からしっかり準備し「今の状態で良い泳ぎを」とレースに向かった。迎えた決勝は5位で終えたが予選と同じ好タイムを記録した。その一方で「前半狙いすぎて空回りしてしまったところがある」と反省点をあげる。竹原はここでの反省を明日からの種目につなげていきたいと気を引き締めた。

 また同種目に出場していた仮屋(スポ1=関西)は惜しくも予選敗退。しかし仮屋は50mを得意とする選手であり、竹原がライバル視する同期である。明日、2人ともに50m背泳ぎに出場するが、どんな50mを泳いでくれるのか注目したい。


決勝に進出した竹原

 

 今年のスローガンである「剛毅(ごうき)」には「自分で決めた意思をしっかり貫き通すこと」、「折れずどんなに困難なことでもひるまずに取り組んでいく」などの意味が込められている。この意味通り、各自目標を持ち練習に取り組み今大会に臨んでいた。そしてレース後には今後につながる収穫がそれぞれあったはずだ。どのような泳ぎをこれから見せてくれるのか、明日のレースも目が離せない。



◇山本葉月(法3=花咲徳栄)

ーー今日のレースを振り返って

 決勝で2分を割るために、予選から2分0秒~1秒を目標に泳ぎましたが思った以上にタイムがかかってしまい、2本とも満足のいくレースはできなかったです。


ーー予選と決勝でそれぞれ意識したことは

 予選では前半58で入り、後半まとめるレースをすることを意識しました。B決勝は予選でキックの幅が大きくなってしまったため、細かく打ち続けることと、腕の回し方を意識して泳ぎまし た。


ーーこのレースはどのような目標を持って挑みましたか

 予選で59かかってしまったため、必ず58秒でまわることを前提に泳ぎました。そこから、後半耐えるレースをしたかったですがラストばててしまい、思うような結果にはつながらなかったです。


ーー副主将になって自分の中で意識が変わったことはありますか

 部員全員を意識して見るようになりました誰がどんな事を考えているのかをみるようにしています。また、自分が周りからどう思われたいかを考え、行動するようにしています。


ーー「剛毅」はどういう意図で掲げているのですか

 意思がしっかりしていて、物事にひるまないこと。チーム方針、学年目標、個人目標など様々なことを決めた中で自分で決めた意思をしっかり貫き通すことが大事であり、また、時には辛い時 期や挫折しそうな時もあると思うが、折れずどんなに困難なことでもひるまずに取り組んでいこうという意味があります。


ーー明日の100m自由形への意気込みをお願いします

 100mこそ決勝に残って、目標である54秒台を出したいと思います。


◇坊岡優眞(済2=市立太田) 

ーー今日のレースを振り返って、予選と決勝でそれぞれ意識したことはありますか

 予選、決勝ともにいい泳ぎを意識して泳ぐのと、課題としていた前半を積極的に入ることが出来たので今後につながる収穫のある試合になりました。


ーー決勝のレースプランは、またどのような目標を持って挑みましたか

 決勝は予選の感じで前半から攻めたレースをして、予選よりタイムを上げたかったのですが周りを見てしまい自分のレースをすることが出来ませんでした。


ーー副主将になってから、自分の中で意識は変わったことはありますか

 副主将になって責任感を持つようになり、チームを引っ張って行けるような人間性、競技力を付けていきたいと思うようになりました。


◇竹原秀一(スポ1=東福岡)

ーー今日のレースを振り返って

 予選は思い通りのタイムだったし、泳ぎも合宿で気をつけてきたところを全部意識してできたかなといい感じだったんですけど、(決勝で)一瞬ちょっと前半狙いすぎて空回りしてしまったところがあるので明日からの50mと200mにつなげていけたらいいなと思います。


ーー予選から決勝までいい流れを持ってくるために意識したことはありますか

 予選は本当にいい感じで泳げていたので、予選の後半でちょっと泳ぎが暴れてしまったところがあり、そこだけアップでも意識して、アップ前のドライでも体幹をしっかり入れてレースに臨めたかなと思います。


ーージャパンオープンでの目標などありますか

 100mと50mはもとが遅いのでベストを狙って泳いだんですけど、本命は200mでオリンピックでも200mでの出場を目指しているので、100分の1秒だけ(国際大会)派遣標準記録の突破できていないところがあり200mでの派遣突破と、今までの選考会を除くタイムから1番良いタイムを今の状態で良い泳ぎで越えられるようにとコーチと話しているのでそれが実現できたらなと思っています。


ーー明日の意気込みをお願いします

明日は50mなのでもとが遅いですが、日本選手権の記録を突破するのと、同期で50mを専門としている選手(仮屋)がいるので勝てるように頑張りたいなと思います。


TEXT=鈴木真央  PHOTO=近藤結希・鈴木真央

ジャパンオープン2016
ジャパンオープン2016
ジャパンオープン2016
ジャパンオープン2016
ジャパンオープン2016
ジャパンオープン2016
ジャパンオープン2016
ジャパンオープン2016
ジャパンオープン2016
ジャパンオープン2016
ジャパンオープン2016
ジャパンオープン2016
ジャパンオープン2016
ジャパンオープン2016
ジャパンオープン2016
ジャパンオープン2016
ジャパンオープン2016
ジャパンオープン2016
ジャパンオープン2016