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12月25日、第96回日本学生氷上競技選手権大会(以下、インカレ)が開幕する。「学生日本一」をかけて5日間の戦いが繰り広げられる。昨年無念の準優勝に終わった東洋大は王者奪還に挑む。インカレ直前特集と題し、3、4年生のインタビュー特集をお届けします!
インカレ開幕はいよいよ明日。最終日の第2弾は4年生の中島照人選手、橋本寛太選手、木村俊太選手です!
1年間チームを支え、引っ張ってきた3選手。最後となる大会に向けてチームに対する思いを熱く語って頂きました!(取材日:12月12日、聞き手=岡本后葉)
(#39 中島照人選手(社4=駒大苫小牧))
ーー秋リーグを振り返っていかがですか。
(中島)ファーストリーグから体調不良者や怪我人が出てしまい、チーム全員が揃うことがなくてタフなファーストリーグだったなと思います。セカンドリーグは結果的に2敗してしまって、そこがファイナルリーグは全勝をしたものの、痛かったなと思います。
(木村)良い形でファーストリーグ全勝ができて、良い流れで来ていましたが早稲田戦が痛かったなと思います。自分も怪我をして出れなかったので、それはインカレで屈辱を果たせるように頑張りたいと思います。
(橋本)楽しかったです!
ーー印象に残っている試合を教えてください。
(中島)最後の明治戦です。順位が決まった後で消化試合で勝敗は関係がありませんでしたが、そのなかでもチーム全員が勝ちに貪欲になってホッケーをできたのはすごく印象的でした。
(木村)明治戦が1番印象に残っています。優勝がないことは分かっていたのでメンタルの持ち様がちょっと難しかったですが、みんなで最後意地を見せれたのではないかなと思っていて、インカレに繋がったかなと思います。
ーー自分のプレーに点数をつけるとしたら何点ですか。
(中島)90点です。秋リーグを通して波なくポイントも取れ、結果につながるプレーを多くできたと感じています。100点じゃないのは早稲田戦の時に流れを引き寄せるプレーができなかったし、途中で試合を退場してしまったり、明治戦でコンディション不良を起こしてしまったので、そこはまだまだだなと感じています。
(木村)98点で!個人としては去年よりも良いポイント数を残せたので、良い秋リーグだったと思いますが、やっぱりチームが勝てなかったので2点マイナスです。
(橋本)20点くらいですかね。満足したらそこで終わりなので、満足したら成長できないし絶対満足しないので20点です。
ーーインカレの目標をお願いします。
(中島)個人的な目標は優勝です。一発勝負でどんな形でも勝たなければいけないのでチームが苦しい時に助けるプレーや、勝ちにつながるプレー、後輩へのアプローチをやっていきたいです。
(木村)ベストDFを取ることです!春も秋も取ったので3つ全部取りたいと思っています。
(橋本)良いパフォーマンスをして、周りから「おぉ!」って思われることです。
(#45 橋本寛太選手(社4=駒大苫小牧))
ーー後輩の注目選手とセールスポイントを教えてください。
(中島)FWは#43の森田、DFは#6の佐々中かなと思います。森田に関してはスキルも高いし、得点する能力もあるので、最近は大きい結果を残せていないのでここで一皮剥けるような成長をして欲しいです。佐々中は今DFの中心選手ですし、シュート力やディフェンスも上手いので注目して欲しいです。
(木村)FWは山崎くんかな。あのスピードは相手の脅威になるのでそこを見てほしいです。DFは佐々中学人で、自分にない部分を持っている選手なので頼りになる選手です。
(橋本)FWは山口凌で、良いプレーをしているのでそれを見て欲しいです。
ーー最後の大会となりますが、どんな思いで挑まれますか。
(中島)最後なので楽しみたいという気持ちが大きくて、勝ちに囚われすぎて色々なことを考えて緊張するのも勿体無いのでみんなとできる5試合を純粋に楽しみたいです。
(木村)楽しむのが1番で、後少ししかこのチームでプレーできないので、楽しんで最後みんなで笑って終われるようにしたいです。
(橋本)最後だから特別想いがあるわけでもないので、ただいつも通りでやるだけで、その勝ちに優勝がついてくると思います。なのでただやる!という意気込みでプレーし、相手の足から削っていって相手が疲れた所でゴールを決めたいです。
ーーお2人から見たキャプテンの中島選手はチームにとってどんな存在ですか。
(木村)絶対的な存在だと思います。ホッケーのことになるとチームを引っ張ってくれて、ゴールは照人がなんとかしてくれるとDF陣は思っていると思うので、そこは頼りにしています。
(橋本)キャプテン…大変そうだなぁって思います。でもその分私生活もプレーも全て姿で示してくれてて、責任を持ってやってくれているのかなと思います。やっぱり僕たちにはできないことなので、キャプテンとしてチームを引っ張ってくれているので感謝しています。
(#9 木村俊太選手(社4=武修館))
ーー中島選手から見たお2人はどんな存在ですか。
(中島)僕は試合中に結構感情を出すタイプなので、その時に2人がチームをサポートしてくれることが多くて、特に俊太はDF陣に関してのリーダーシップを発揮してくれていて試合でも周りに声かけたりもしてくれるし、僕ができないことを補ってくれているので、試合に集中できているなと思います。寛太も今回の秋はゴール数はチームでもトップだし、ゴールを決めることやプレー1つに対しての情熱など、全てに置いて熱くやってくれていて、後輩達もそれを見ていて良い影響を与えてくれているので感謝しています。
ーー大学生活で自分が成長したなと思うことはなんですか。
(中島)感情の面かなと思います。下級生の頃は上手くいかなかったりすると態度に出して練習もあまりやる気のない時期もあったので、今考えると4年間で成長したかなと思います。
(木村)ホッケー面はプレーの波がなくなったかなと思います。私生活は飲み会の楽しみ方かな?それくらいです。。(笑)
(橋本)ホッケーの面では仲間意識、仲間を大切にするっていうことです。入ってきた時は自分が活躍できなかった時は面白くなかったけど、少しずつ試合に出て心に余裕を持てるようになった時に、もっと仲間を大切にしなきゃな、信じないと信じてもらえないなと思いました。チームは家族のようで、みんなが決めていたら嬉しいし、悔しがっていたら悔しいとか、俺の一部みたいなものなのでそういう仲間意識を学生ホッケーが教えてくれたと思っています。私生活ではちょっと調子に乗るっていうのを覚えたかなと(笑)あとは早寝早起きです!
中島選手、橋本選手、木村選手ありがとうございました!
TEXT/PHOTO=岡本后葉