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2024.03.20
水泳

[水泳]国際大会代表選手選考会 ・2日目3日目!竹原が決勝進出!「自分で勝ち取る」強気なレースを。

国際大会代表選考会

3月17日(日)〜3月24日(日)東京アクアティクスセンター

(2日目・予選)


男子 200m 自由形

7組

7着 坊岡 1'50''60



男子 400m 個人メドレー

3組

4着 牧野 4'17''54



女子 100 m 平泳ぎ

3組

池田 DNS



男子 100m 背泳ぎ

4組

2着 仮屋 55''89



6組

3着 竹原 54''49

→全体4位で準決勝進出✨



7組

5着 川端 55''51

→全体15位で準決勝進出✨



女子 200m 自由形

2組

8着 山本 2'01''87



(2日目・準決勝)


男子100m背泳ぎ

1組

3着 竹原 54”57

→全体6位で決勝進出✨



2組

7着 川端 55”18



(3日目・決勝)


男子100m背泳ぎ

4位 竹原 54''37



決勝レース後笑顔で柳川(明大)と握手をかわす竹原


 8月に開催されるパリオリンピックの代表選手を決める国際大会代表選手選考会も大会2日目と3日目を終え、前半戦を終了した。東洋大からは6名の選手が登場。なかでも100m背泳ぎでは川端(営4=添上)と竹原(スポ1=東福岡)が準決勝進出を果たした。この種目で学生最後のレースとなる川端は惜しくも準決勝敗退ではあったが、今後も「東洋大にしっかり恩返しできるように」と前向きな気持ちで会場をあとにした。また竹原は準決勝を全体6位で通過。翌日の決勝でベストを更新し、次の200m背泳ぎに自信をつけた。

 

 2日目は男子200m自由形から幕が上がった。坊岡(済2=市立太田)は大会初日に、この種目がメインレースだと語り、昨日から気持ちを切り替えてスタート台に立った。しかし前半から思うように泳げず、後半もその調子をあげられず「もったいないレース」だったと悔しさをにじませた。今大会最後のレースを終えた坊岡は9月に行われる日本学生選手権水泳競技大会(インカレ)での優勝を目指す。

 

男子200m自由形に挑んだ坊岡

 

  男子400m個人メドレーに牧野(営1=湘南工大付)が出場。最初のバタフライで勢いづくと、苦手とする背泳ぎへ。ここで一度上位の選手達と差が生まれてしまうが、伸びのある得意の平泳ぎで持ち直す。そして最後の自由形に入るも、タイムはなかなか上がらずフィニッシュ。「大ベストが出ると自信満々で臨みましたが、やっぱり何かが足りなくて思うようなタイムが出せなかった」と語り、6日目の200m個人メドレーに期待がかかる。

 

伸びのある平泳ぎが得意な牧野


  女子は山本(法3=花咲徳栄)が200m自由形に挑む。勢いよくスタートに飛び込むと100mを1位で折り返す。しかし後半の追い上げがレースプラン通りにならず、また練習を詰んできた分タイムが出ず悔しい結果になった。4日目の100m自由形では「必ず準決勝・決勝と勝ち進みたい」と強く意気込んだ。

 

女子200m自由形に出場する山本 

  

男子100m背泳ぎに仮屋(スポ1=関西)、竹原、川端がエントリー。


  前日、本命種目だと話していた仮屋はベストを更新するも、今の調子の良さから考えると期待していたタイムを出すことはできず「ちょっとショックというか、ベストだったので良いことですが。ちょっと悔しい」と肩を落とした。それでも6日目に控える200m背泳ぎは「大ベスト更新で行きます」と積極的な気持ちを見せてくれた。


レース前、準備をする仮屋


 今年度主将を務めた川端は学生最後のレースに臨む。予選を「100mの練習をしてこなかったのでめちゃめちゃきつかった」と振り返っていたが、思い切った泳ぎをみせ全体15位で準決勝に進出。迎えた準決勝では予選で出た反省点を修正し、タイムもあげてきた。目標とする54秒台に留まれなかったものの「頭で描いていた通りのレースだ」と自身の泳ぎに納得していた。しかし決勝にはあと一歩届かず準決勝敗退。卒業後は大学から企業へと活動の場は移るが、「レベルアップを目指し頑張っていきたい」と更なる高みを志している。また主将として1年を振り返り、「後輩も最近どんどん勢いつけてタイムを出しているので、次の新しい新チームでもっと東洋大学を盛り上げていって欲しい」と後輩に思いを託した。


学生としてラストレースに臨んだ川端


 そして昨年のアジア大会では200m背泳ぎで銅メダルを獲得した竹原も予選・準決勝と勝ち進んだ。翌日の決勝で自己ベストを更新、レース後にはガッツポーズを見せた。「気持ちはリラックスできて泳げましたし、ベストをまた更新できたので200にだいぶ気持ち的にもつなげられた」と目を輝かせた。

5日目の本命200m背泳ぎは派遣記録まであと100分の1秒。今日の決勝を自信につなげ「200(の代表)は絶対自分で勝ち取る」という強気な姿勢で挑戦していく。その1秒を削り出す泳ぎに目が離せない。


自己ベストを更新する泳ぎを見せる竹原


決勝レース後ガッツポーズをする竹原


◇コメント

坊岡 優眞(済2=市立太田)


――今日を振り返って

 昨日から結構切り替えてやっていたつもりでしたが、タイムが遅いので微妙です。


――レースプランはどのように考えていましたか

 レースプランは結構前半から行って後半耐えるだけだと思っていましたが、前半あまり行けず、後半もそのままって感じになってしまったのでもったいないレースでした。


――今年はどんな一年にしたいですか

 去年のインカレが結構遅かったのでインカレで優勝できるようにしたいです。

 


牧野 航介(営1=湘南工大付)


――今日を振り返って

 自分的には大ベストが出ると自信満々で臨みましたが、やっぱり何かが足りなくて思うようなタイムが出せなかったって感じです。


――今日までにどのようなトレーニングをしてきましたか

 自分は背泳ぎが苦手なので、背泳ぎをメインに練習してきましたが、やっぱりまだ体力的に担えるところがなくて、まだ全然戦えないので次の大会ではしっかりついていけるように頑張りたいです。


――6日目に控える200m個人メドレーの意気込みを教えてください。

 200は自分が得意な種目なので前半からまわりに置いていかれないで、後半自分の追い上げを見せられるように頑張りたいです。

 


仮屋 陽貴(スポ1=関西)


――今日を振り返って

 ベストでしたが、今の調子で言ったらもっと出るかなと思っていたのでちょっとショックというか、ベストだったので良いことですが。ちょっと悔しい。もっと出ると思っていたので。


――5日目の200m背泳ぎの意気込みを教えてください。

 200mは大ベスト更新で行きます。

 


山本 葉月(法3=花咲徳栄)


――今日を振り返って

 今までずっと練習を詰めてきてもっとタイムが出ると思っていたので、すごく悔しいです。


――レースプランはどのように考えていましたか

 最初の100mで57秒、遅くても58秒でまわりたいと考えていましたが、(今日は)100mの時点で遅くて、後半のサードラップを落としすぎず最後の50mでもう一度上げるというレースをしたかったですが、足がきつくてプラン通りにはできなかったです。


――4日目の100m自由形への意気込みをおねがいします

 ここでは必ず準決勝・決勝と勝ち進みたいと思います。

 


川端 陸椰(営4=添上)


――予選を振り返って

 あまり100mの練習をしてこなかったのでめちゃめちゃきつかったですが、昨日の50mの調子が結構良かったので思い切っていけた気がします。


――昨日と違う点を挙げるとしたら何かありましたか。

 ペース配分を(今日は)間違えてしまって、後半ラスト25mがめちゃめちゃ浮いてしまったので、そこをしっかり改善して準決勝は泳いでいきたいなと思います。


――準決勝を振り返って

 予選ではかなり前半突っ込んでしまって、後半浮いてしまったので、上手く修正して前半抑え気味で落として、後半上げていくというレースを頭でイメージしました。それをしっかりできたので、タイムもあげられましたが、54秒台にとどまらなかったことがちょっと悔しいですが、頭で描いていた通りのレースだと思います。


――東洋大生として最後のレースになったと思いますが、今後はどのような年にしたいですか

 学生として出られるのは最後なので、東洋大学にこれからもしっかり恩返しできるように結果ももちろん求めていきたいですし、社会人としても新しい企業に対してしっかり貢献していきたいと思っているので、練習量は大学生より減っていくと思いますが、レベルアップ目指して頑張っていきたいと思います。


――東洋大学に入学して良かったなと思うことはありますか

 トップレベルの選手がOB・OGにたくさんいて、後輩にも竹原などオリンピックを狙う選手も入ってきていて、とてもいい刺激をもらえる大学だったなと思います。そしてキャプテンに選んでいただいてたくさん学べる点も多かったですし、自分のスキルアップにもつながったと思います。


――主将を務めたこの一年間を振り返ってみて

 4年間で主将の4年が一番きつかったですが、メンタル的にも。でもタイムにもしっかり結果は出ていたのでとても濃い一年になった気がします。


――後輩に一言お願いします。

 (同種目に出場している)竹原君が僕より全然早いタイムで泳いでいるので、とりあえずオリンピックを狙ってこれから先も頑張っていってほしいことと、他の後輩も最近どんどん勢いつけてタイムを出しているので、次の新しい新チームでもっと東洋大学を盛り上げていって欲しいなと思います。 



竹原秀一(スポ1=東福岡)

――今日を振り返って

 予選、準決勝もベストでいけたので代表は程遠かったので、気持ちはリラックスできて泳げましたし、ベストをまた更新できたので200にだいぶ気持ち的にもつなげられたかなと思います。


――予選・準決勝と決勝でそれぞれ意識したことや変更したところなどはありますか

 泳ぎの面は呼吸と足の細かいキックというところをずっと意識してきて、今日はスパートかけるのがちょっと早かったかなと思いますが、後半が思った以上にもってくれたので良かったかなと思います。


――5日目の200m背泳ぎの意気込みをお願いします

 200は本当に派遣記録まで100分の1秒ですし、100も大幅ベスト更新できたのですごい自信につながったので200は絶対自分で勝ち取るという気持ちで挑戦していきたいなと思います。

 



TEXT=鈴木真央 PHOTO=望月桜、青柳そよか、鈴木真央

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