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2024.04.10
硬式野球

[硬式野球] 初戦を落とすも戦いはこれから

東都大学野球 春季2部リーグ戦・立正大第1回戦

4月10日(水)等々力球場


●東洋大2ー6立正大


東洋大
立正大×


岩崎、加藤、佐伯、大坪、南ー鈴木、政所


・打者成績

打順守備名前
(一)高中(総1=聖光学院)
(左)秋元(済3=木更津総合)

打→左斎藤(営4=九州国際大付)
(指)山内(総1=東海大相模)

嶋村(法4=栄北)

西川(営3=九州学院)
(三)池田(営3=三重) 
(右)花田(総3=大阪桐蔭)
(二)吉田(営3=龍谷大平安) 

宮下(総3=北海)

馬場(総2=九州学院)
(遊)佐久間(済4=千葉黎明)
(二)鈴木(済3=長崎日大)

政所(営3=天理)

楠(法4=佐久長聖)
(中)大城戸(総1=九州学院)

打→中山地(営4=天理)


32


・投手成績

勝敗名前球数四死球三振
岩崎(総4=履正社)4 1/372

加藤(営4=龍谷大平安) 2/3

佐伯(総4=高岡一)15

大坪(営2=智辯学園)14

南(総1=大阪桐蔭)16



先発のマウンドに上がった岩崎


佐久間の安打が打線をつないだ


ホームに生還した吉田


適時打を放った鈴木


最終回に登板した南は安定した投球を見せた


ついに始まった春季リーグ戦、まず初めに目指すのは2部での優勝。1部の舞台へ聖地神宮への東洋大の春の戦いが幕を開けた。開幕戦は厳しい試合となった。


 東洋大は先攻。先取点をとりたい東洋大だが、立正大の先発・梅田投手の球をとらえることが出来ず、四回まで毎回三者凡退で抑えられ、攻撃の糸口をなかなか見出せない。


 開幕戦先発のマウンドに上がったのは岩崎(総4=履正社)。初回から出塁を許すも落ち着いた投球を見せ、二回まで無失点。

試合の流れが変わったのは三回。2死三塁のピンチで中越え三塁打を放たれ、先制を許す。その後の暴投でさらに1点失い、この回を終える。

 

 なんとか流れを引き寄せたい打線は五回、2死から吉田(営3=龍谷大平安)が相手内野手の失策で出塁すると、続く佐久間(済4=千葉黎明)鈴木(済3=長崎日大)の連続安打で待望の初得点。なおも2死一二塁の好機で、追加点を狙うが後続は続かず厳しい試合展開が続く。


 これ以上の失点は防ぎたい守りだったが、五回と七回にも得点を許し、1-6とリードを広げられてしまう。


八回には政所(営3=天理)が四球、代打・山地(営4=天理)が安打で出塁し、斎藤(営4=九州国際大付)の犠飛で1点を返し意地を見せるも後続が倒れ反撃ならず。

最後まで立正大の投手陣に封じられ試合終了。2-6と悔しい春季リーグ初戦となった。


 先発した選手を含めこの試合でベンチ入りしたメンバーには、新たな顔ぶれも多く見られた。まだ、初戦。リーグ戦はこれからだ。チームの勝利には新戦力そして、実践経験の豊富なベテラン選手の活躍、どちらもが欠かせない。チーム一丸となって、一戦一戦勝利を掴みとる姿を期待する。



■コメント

・井上監督

オープン戦でもそうでピッチャー陣には言ったんですけど、慎重になりすぎるなと。

多分今日の原因は、ぜんぜん振れてないスイングが鈍い。それがなぜなのかって所ですよ、緊張から来るものなのか、力みすぎているのか、本当にキレがないだけなのか、それは人それぞれじゃないですか。芯に当たったのは無いんじゃないですかね。凡打の内容が悪すぎるんです、うちは。向こうのピッチャーはストライクを投げてくるんですよ、それをなんでそんな簡単に見逃すのって。データなんていらない、来た球ストライクを打てよって話です。あとは、1年生はちょっと緊張していたと思います、らしさが出ていなかったので。南(総1=大阪桐蔭)は上々でした、このまま順調に行ってくれればいいんですけど。前向きに捉えて今日はほぼ全員使ったので。経験無い人に積ませようと。


・岩崎投手(総4=履正社)

自分が一番上なので、自分が勝たなければいけない立場でその部分でちょっと気負いしていたかなってのもあって。試合を作ることができなかったので今日は僕のせいかなと思います。球の力は自分では出てないと思いながら投げていたので、そこでも上手く試合を作るのは僕の仕事だったんですけど、それができなかったなって。2本の三塁打も、あそこに打たれる僕が悪いのでああ言う場面を作ること自体良くないので、その前に防げる所があったかなと思います。修正というよりはまだレベルが足りないので、調整より日々追い込んでもう一回レベルアップしないとなって感じです。投げる準備はできてますし、こんだけ打たれたので3戦目、リベンジしたいと思います。


TEXT=一ノ瀬志織/PHOTO=北川未藍、一ノ瀬志織