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東都大学野球 春季2部リーグ戦・拓殖大 第2回戦
4月21日(日)駒澤公園 硬式野球場
●東洋大0ー1拓殖大
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | |
拓殖大 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 |
東洋大 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
二塁打:政所(七回)
岩崎、佐伯ー政所
・打者成績
打順 | 守備 | 名前 | 打 | 安 | 点 |
1 | (左) | 里(総4=浦和学院) | 3 | 2 | 0 |
2 | (中) | 大城戸(総1=九州学院) | 3 | 0 | 0 |
3 | (遊) | 宮下(総3=北海) | 3 | 0 | 0 |
4 | (三) | 池田(営3=三重) | 3 | 1 | 0 |
5 | (一) | 高中(総1=聖光学院) | 4 | 1 | 0 |
6 | (指) | 早川(営2=東邦) | 2 | 0 | 0 |
打 | 嶋村(法4=栄北) | 2 | 0 | 0 | |
7 | (捕) | 政所(営3=天理) | 4 | 1 | 0 |
8 | (右) | 山内(総1=東海大相模) | 4 | 1 | 0 |
9 | (二) | 馬場(総2=九州学院) | 2 | 0 | 0 |
計 | 30 | 6 | 0 |
・投手成績
勝敗 | 名前 | 回 | 球数 | 安 | 四死球 | 三振 | 責 |
負 | 岩崎(総4=履正社) | 7 | 113 | 4 | 2 | 2 | 1 |
佐伯(総4=高岡一) | 2 | 25 | 0 | 1 | 2 | 0 |
113球を投げ拓大打線を散発4安打を抑えた岩崎
二塁打を放った政所
終盤二回で無安打ピッチングを見せた佐伯
前日の拓大戦・第1回戦に勝利し、このまま連勝で勝ち点を獲得したい東洋大は4年の岩崎(総4=履正社)が先発。三回に1失点するも、140km中盤のストレートとキレのある変化球で7回を被安打4に抑える投球を見せた。しかし、打線がチャンスの場面であと一本を出せず、チームは0-1の完封負けを喫(きっ)した。
初回、岩崎は148kmのストレートで入ると、時折声を出しながら腕を振った。2死から一、二塁間の打球に二塁手・馬場が追いつくも、送球が間に合わずセーフの判定になる。ここは続く4番宮浦(拓大)に四球を与えるも、次の打者を三ゴロに打ち取り、立ち上がりを0で抑えた。
その裏、先頭の里(総4=浦和学院)が左前打で出塁するも次の大城戸(総1=九州学院)がバントで送れず、盗塁を刺され三人で攻撃が終わる。二回は互いに走者を出すも得点できず。
試合が動いたのは三回。拓大の先頭がセーフティーバントを一塁線へ転がすと、岩崎が追いついて拾いそのままグラブトス。しかし、一塁手の高中(総1=聖光学院)も飛び出しており、空いた一塁へ相手の出塁を許してしまう。
続く打者にライトへ打球を運ばれると、ワンバウンドしてフェンスを越える二塁打に。無死一、二塁のピンチを背負った岩崎は、犠牲フライで1点を奪われ先制を許す。
しかし、その裏東洋大にも得点のチャンスが。先頭の山内(総1=東海大相模)が左中間への安打で塁に出ると、バントで送ったのち四球、二ゴロで2死二、三塁となる。
続く宮下(総3=北海)が四球を選び、満塁のチャンスで前日に本塁打を放った4番の池田(営4=三重)へと打席が回る。初球を空振りし、フルカウントで迎えた6球目。際どいボールを見送ったがここはストライクの判定で、見逃し三振。絶好のチャンスを生かしきれず。
四回裏の攻撃、先頭の高中が二遊間を抜ける当たりで出塁するも、早川(営2=東邦)がカウント1-2と追い込まれ、エンドランを仕掛けるも空振り三振。走っていた高中も二塁で刺され、得点圏へと進めることができない。
その後は五回、六回と岩崎がストレートと変化球をコントロールよく投げて抑えるも打線が続かず。七回、1死から捕手の政所(営3=天理)が左中間へ打球を運び、二塁打でチャンスメイク。ゴロで送り2死三塁とすると、打席には2年の馬場(総2=九州学院)。しかし、ここはフルカウントまで粘るも遊ゴロに倒れた。
八回のマウンドには岩崎に代わって佐伯(総4=高岡一)が上がった。拓大応援席から大合唱が響き渡る中、先頭打者を見逃し三振に抑えると力強いストレートで押して、テンポ良く三人で攻撃を終わらせる。
迎えたその裏、先頭の里がバットを折りながら右前打で出塁。犠打、ゴロ、死球を挟んで、2死一、三塁のチャンスに、打撃好調の高中へ打席が回る。高中は2球目をうまく捉えたように見えたが、打球はショート正面へ飛び、またしても得点できず。
最終九回、佐伯が1死から四球で走者を出すも0で抑える。東洋大サイドの客席からはサヨナラを信じる声援が届けられる。
先頭は途中から指名打者に入った主将の嶋村(法4=栄北)。甘いボールを振りに行くも高く打ち上げ、二飛で1死。続く政所も左飛で2死となると、山内が8球まで粘る大きな当たりも右飛に打ち取られ、完封負けに終わった。
拓大戦2連勝とはいかなかったものの、投手を中心に流れを渡さない堅実な守備を見せている東洋大。来月1、2日の東農大戦では打線のつながりを期待したい。
TEXT=青柳そよか/PHOTO=鈴木真央 ・一ノ瀬志織