記事
東都大学野球 春季2部リーグ戦・国士大 第1回戦
5月8日(水)等々力球場
〇東洋大4ー0国士大
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | |
東洋大 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 4 | 0 | 4 |
国士大 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
二塁打:高中(八回)
岩崎ー政所
・打者成績
打順 | 守備 | 名前 | 打 | 安 | 点 |
1 | (左) | 里(総4=浦和学院) | 3 | 1 | 0 |
打→左 | 秋元(済3=木更津総合) | 1 | 0 | 0 | |
2 | (右) | 花田(総3=大阪桐蔭) | 4 | 1 | 0 |
3 | (遊) | 宮下(総3=北海) | 4 | 0 | 0 |
4 | (指) | 坂本(営3=聖光学院) | 2 | 0 | 0 |
打 | 山内(総1=東海大相模 ) | 2 | 0 | 0 | |
5 | (一) | 高中(総1=聖光学院) | 4 | 2 | 2 |
6 | (二) | 吉田(営3=龍谷大平安) | 4 | 1 | 1 |
7 | (三) | 馬場(総2=九州学院 ) | 3 | 1 | 0 |
8 | (捕) | 政所(営3=天理) | 4 | 1 | 0 |
9 | (中) | 大城戸(総1=九州学院) | 3 | 0 | 0 |
打 | 早川(営2=東邦) | 1 | 0 | 0 | |
計 | 35 | 7 | 3 |
・投手成績
勝敗 | 名前 | 回 | 球数 | 安 | 四死球 | 三振 | 責 |
勝 | 岩崎(総4=履正社) | 9 | 125 | 6 | 3 | 8 | 0 |
岩崎は9回125球を投げ8奪三振
高中は今日も攻守でチームに貢献した
得点に盛り上がるベンチ
大量得点をあげ勝利した東農大戦からカードを変え、国士大戦が行われた。試合途中グラウンドには、大粒の雨が降る場面もあった。
この試合は、東洋大のエースが粘り強い投球を見せ、完封勝利を飾った。
先攻の東洋打線は、前半から走者を出し先制のチャンスを作るも得点にはつながらない。
一方、先発登板の岩崎(総4=履正社)は、初回から安打を許すも、落ち着いた投球で相手に本塁を踏ませない。一塁手・高中(総1=聖光学院)の好守も光り、要所で併殺に打ち取り、スコアボードに0を並べた。
両チーム譲らない攻防戦が続き、試合は0対0のまま後半へ突入。ようやく好機をものにしたのは東洋大八回表だった。
秋元(済3=木更津総合)の死球と花田(総3=大阪桐蔭)の内野安打で2死二、三塁のチャンスで、途中出場山内(総1=東海大相模)の打球を相手遊撃手が失策し、先制点を取る。流れを掴んだ攻撃が続き、高中、吉田(営3=龍谷大平安)が連続で適時打を放ち、さらに3点を追加する。待望の得点に、東洋大ベンチは喜びと安堵の表情を見せた。
4点のリードをもらった岩崎は、九回裏1死で走者を三塁に置きピンチを背負うも、最後まで力強い球を投げ抜き、試合終了。念願の、今季初勝ち星をあげた。
試合後に「今まで散々迷惑かけてきた」とこれまでの春を振り返り、「まだぜんぜん足りないくらい。チームを優先したら自分の結果もついてくる。」と今後への思いを語った岩崎。頼もしいエースの活躍は目標である一部昇格の重要な鍵となる。
まずは明日の第二戦も勝利し、一つ目の勝ち点獲得を目指す。
◼︎コメント
・井上監督
ーーやっと岩崎投手に勝ちがついた
当然相手バッターも岩崎を研究してきていると思うので、しっかり見極めてるってところもあると思うんですけど。彼ならもっとできると。岩崎に対しては、かすらせるな打たせるなって思っていますもん。バッティングさせるなくらいの気持ちで、投げろって言っていますので。岩崎への理想は高いです。
ーー明日勝てば勝ち点1
そうですね、まあそこが目標では無いのでなんとも言えないんですけども。
ーー高中をはじめ1年生の活躍が目立つが
1年生は頑張ってくれているので。体力的にもしんどいと思うんですけど、よくやっていますよ。
・岩崎投手(総4=履正社)
初勝利です。1勝目です。
ーー投げきった思いは
今まで散々迷惑かけてきたので、まだぜんぜん足りないくらいです。
ーーこの登板に向けて修正や取り組みは
今日も調子的にはよかったわけではないので、いつも通り準備してあとは微調整って感じです。どこを変えたとかは分からないですけど、試合で修正していった感じです。
ーーランナーを出しながらだったが粘れた要因は
別に変わったことしてないと思うので、たまたま良い所に飛んでくれたりで。ライナーゲッツーとかもあったので。助かりました。
ーーピンチではギアをあげていた?
先発ピッチャーだったら普通のことだと思うので。そこで抑えて試合つくるのが仕事なので。そこはできたかなと思います。
ーー球の走りは
球いってる感じはそこまでしなかったんですけど、九回に150キロくらい出せたのが、この冬取り組んできた成果が出たかなと思います。
ーーリーグ戦序盤の調子は
相手が良かったのか自分が良くなかったのか分からないですけど、まだ分からなくて模索中です。微調整で試合をつくっていかないといけない立場なので試行錯誤している感じです。
ーープロへの思いは
プロ行きたいんですけど、これまでのピッチングみたいだったら行けないと思うので、これを機に全部勝って。チームがリーグ優勝したら、自ずと結果もついてくると思うので、そこを優先チームを優先したら自分の結果もついてくると思います。
TEXT/PHOTO=一ノ瀬志織