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第6回大東文化大学ナイター競技会
9月20日(日) 大東文化大学陸上競技場
女子3000m
3組
2着 川瀬 9'49"47
4着 室伏 9'57"56
9着 黒澤 10'10"45
12着 渡部 10'24"50
19着 曽我 10'31"72
21着 佐藤真 10'36"46
25着 柴田 11'00"71
26着 二瓶 11'22"00
DNS 天羽
スタートから前に出る川瀬
中盤で粘りを見せた室伏
夏の練習の成果を発揮すべく女子長距離部門から8名の選手が出走。自己ベストを更新する選手はいなかったが、現状の課題と調子を確認できた記録会となった。
ナイター競技会ではあるものの、女子3000mは厳しい残暑の中でのレースとなった。一周目は川瀬(生4・白鵬女子)が先頭でレースを動かし始めると二周目以降は後ろに下がり、ぴたりと先頭集団に付いた。徐々に集団は絞られていきラスト一周の時点で先頭は二名に。しかし「最後は苦しかった」と川瀬。相手選手のスパートと思わぬ暑さに体が対応できなかったこともあり、組2着でのフィニッシュとなった。後方では室伏(食1・白鴎大足利)が前半こそ積極性に欠けたものの、中盤以降から少しずつ順位を上げ、その後も崩れることなく組4着でゴール。タイムも9分台でまとめ上げた。他には、黒澤(食2・花輪)が約1年半ぶりの3000mにも、安定したレース運びで手応えを感じる走りを見せた。先月のあかぎ大沼・白樺マラソンでは学内トップで走っている選手だけに、上手く調整さえすれば今後注目の一人になるだろう。
来週にはいよいよ関東女子駅伝が行われる。結果次第では10月の杜の都駅伝への出場が決定する。今記録会に出場した選手は惜しくも関東女子駅伝のメンバーから外れた選手が中心であったが、選手たちは既に次のステージでのメンバー入りを狙っている。こういった諦めない心はチームの士気を高めているに違いない。3年連続杜の都出場へ。関東駅伝6位以内に期待がかかる。
■コメント
・上岡コーチ
(出場選手のチーム内の位置づけは)来週の駅伝予選のメンバーに入れなかった選手を今回出場させた。黒澤は3000mが1年半ぶりのレースになったと思うが、この先に向けた手応えみたいなものはあったと思う。他の選手よりも調整ができていない中でもまずまず走れている。故障が多かった選手なのでそれを克服できれば記録は伸びてくると思う。(他の選手について)1年生の曽我については1500mの練習しかしていなかったので、3000mに対する自信がまだ無かったと思う。室伏は合宿途中で故障をしてしまった時があり、あまり練習は積めていなかったが、前半もう少し積極的にいってほしかった。(今日の選手たちの今後に期待することは)来週の結果によっては杜の都や富士山といった駅伝もあるので、そこのメンバーに絡めるように故障なく練習をこなして、メンバー以外の選手も同じところに向かって生活していってほしい。
・川瀬(生4・白鵬女子)
組でトップを狙っていたが、少し脱水気味になってしまい最後は苦しかった。来週の駅伝に向けてチームに勢いを付けたかったが力み過ぎてしまったところもあると思う。タイムに関しては、先週の全カレで競歩に出場したが疲労も取れていたのでもう少しいいタイムで走りたかった。今後は競歩では日本選手権でも頑張りたい。走りの方ではシード獲得に向けて4年生らしく自分の走りでチームを引っ張っていきたい。
・室伏(食1・白鴎大足利)
思ったより足が動いた。いつも中間が苦手だが、今日はそこで粘れたので良かった。ただ、ラストの1000mがきつかったので後半がこれからの課題になってくる。(今後は)関東駅伝でメンバーから落ちてしまったので、次の駅伝でしっかりメンバーに入れるように頑張りたい。
TEXT/PHOTO=伊藤空夢