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2015年度 関東大学ラグビーリーグ戦2部
9月20日(日) 秋葉台公園
〇東洋大44{19-10、25-7}17国学大
東洋大 | スコア | 国学大 | ||
前半 | 後半 | 得点 | 前半 | 後半 |
3 | 4 | T | 2 | 1
|
2 | 1 | G | 0 | 1
|
0 | 1 | P | 0 | 0 |
0 | 0 | D | 0 | 0 |
19 | 25
| 計 | 10 | 7
|
44 | 合計 | 7 |
背番号/ポジション | 選手名 | 出身校 | 学年 |
1/PR | 村上 卓史 | 荒尾 | 4 |
2/HO | 岡部 景和 | 東福岡 | 3 |
3/PR | 古館 康大 | 盛岡工 | 3 |
4/LO | 檀上 利大 | 御所実 | 4 |
➄/LO | 野崎 伊織 | 国学院栃木 | 4 |
6/FL | 高野 雅義 | 報徳学園 | 1 |
7/FL | 荒岡 悟 | 法政二 | 4 |
8/NO.8 | 土肥 航 | 長崎海星 | 1 |
9/SH | 篭島 優輝 | 東京 | 4 |
10/SO | 村上 晴太 | 仙台育英 | 2 |
11/WTB | 田淵 恵太 | 昌平 | 1 |
12/CTB | 古川 拓実 | 目黒学院 | 2 |
13/CTB | 柳井 佑太 | 荒尾 | 3 |
14/WTB | 菊池 優介 | 国学院栃木 | 1 |
15/FB | 清原 祥 | 荒尾 | 4 |
Reserve Member | |||
16 | 桐山 大輝 | 御所実 | 3 |
17 | 木田 雅大 | 国学院栃木 | 3 |
18 | 小山内 健 | 昌平 | 1 |
19 | 杉山 直 | 常葉橘 | 4 |
20 | 石井 勇輝 | 日体荏原 | 2 |
21 | 内野 晃成 | 長崎海星 | 2 |
22 | 平原 賢 | 国学院栃木 | 2 |
23 | 高橋 亮太 | 東農大二 | 4 |
トライを決め雄たけびを上げる菊池
攻撃面でチームに貢献した古川
清原は司令塔としてゲームを組み立てた
リーグ戦が開幕した。今季1部昇格を目指す東洋大は昨季5位の国学大と対戦。前半は19対10と苦しい試合となったが、後半はスタメンに名を連ねた4人の1年生の活躍もあり終わってみれば44対17で圧勝。好スタートを切り次戦に向けて弾みをつけた。
今年は強い。そう思わせるには十分な試合内容だった。前半10分、1年生の菊池がいきなり先制トライを決める。その後点差を詰められるも菊池がハーフウェイラインから独走今日2本目のトライを決め前半を19対10で折り返す。
後半は1年間やってきたディフェンスやセットプレーなどが冴える。昨年までは後半に息切れをする試合が目立ったが、今日は違った。特に残り10分でラインアウトからモールで押し込み高野が連続トライを奪う。これで勝負あり44対17で開幕戦を勝利で飾った。
ディフェンスも目標である相手を3トライ以内に押さえ結果を出した。さらにスタメンの1年生3人で5トライと開幕前監督が「今年の1年生は今までで一番」と話した通りの活躍で層の厚さも見せた。
「やっとチャレンジできるところまできた」この言葉が嘘ではないことをこの一戦をもって証明した。1部昇格へ快進撃を予感させる秋が始まった。
■コメント
・高野監督
初戦なのでお互いにボールが動かなくてぐちゃぐちゃになるということは予想していた。その割には最後しっかり地力を出してくれたので、1年間やってきたことが出たから選手は自信になったと思う。(1年生の活躍が目立ちましたが)レギュラーに選ばれているという時点で、1年という枠は取っ払っているから客観的に見たら目立つかもしれないがレギュラーとしての仕事をしてくれた。(前半は風の影響があったように思いましたが)風もあったし、シーズンの最初で初戦ということで相手は去年5位で4位のうちに対して照準を合わせてきていたので、そういう意味で一番難しいゲームだった。(内容としては)後半に限ってはやってきたことが全部出せたし、サインプレーもはまってスタッフと選手の考えがぴったり一致した。(途中出場の選手も結果を出しました)リザーブはもちろんそれ以外の出たくても出られないやつもいっぱいいるので、その中で試合に出ている代表の23人がしっかりそういう思いを出してくれた。(次戦以降に向けて)キックが続いた時アップとバック。後は対戦相手によって変わる。
・野崎主将(済4・国学院栃木)
昨年、勝っている相手だったが初戦ということもあり全体的に最初は動きが固かった。試合が進むにつれ固さも取れて練習してきたことが出せた。相手を3トライ以内に抑えられたので良かった。(個人的には)トライも決められて4年生としても良かった。みんながしっかりボールを運んできてくれたので。(来週の国士大戦に向けて)昨年、負けている相手なので気を引き締めて、コンタクトの部分で負けないように意識してやっていきたい。
・菊池(総1・国学院栃木)
初戦で緊張していた部分もあったが、清原さんを中心にラインブレイクしてくれたりしたので、絶対にトライしようと思っていた。夏合宿くらいから調子が上がってきて、スタメンを勝ち取ることができた。次戦も相手を圧倒したい。スピードで相手の攻撃を抑えられるようにする。
・高野(文1・報徳学園)
前半の立ち上がりはみんな緊張していて良くない形だった。後半になるにつれみんな緊張がほぐれてきて自分たちの持ち味であるフォワードからバックスで展開するプレーができたので勝てた。自分は体が小さいのでその分運動量を豊富に増やしたいと思う。
TEXT=千野翔汰郎 PHOTO=小賀坂龍馬、菅野晋太郎