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2024.06.20

[ラグビー]「自分たちで勢いをつけることができた」日大に逆転勝利し昨年の屈辱晴らす!!

第13回関東大学春季交流大会 日大戦

会場:東洋大学川越ラグビーグラウンド


○東洋大 31{12-17、19-7}24 日大

番号

Pos.

名前

1

PR

小川雄大

2

HO

小泉柊人

3

PR

石川槙人

4

LO

山岡快翔

5


植田宗優

6

FL

ルナ仁鼓

7


森山海宇オスティン

8

NO8

ステファン・ヴァハフォラウ

9

SH

飯島乾太

10

SO

天羽進亮

11

WTB

モリース・マークス

12

CTB

佐藤航大

13


アダム・タマティ

14

WTB

ボンド洋平

15

FB

坂本琥珀

16

Re.

山下源也

17


後藤大樹

18


高嶋大夢

19


ジュアン・ウーストハイゼン

20


マタリキ・チャニングス

21


金井悠隼

22


中山二千翔

23


佐々木健人

24


土田修也

25


栗原大地

26


岡本有生




力強いランでインゴールを目指す坂本


今試合2トライを決めた天羽


後半途中からゲームキャプテンを務めた石川




 交流戦も終盤に差しかかり、1勝2敗で迎えた日大戦。昨年度リーグ戦では8点差で惜敗した相手との対戦に、東洋大は闘志をたぎらせて臨んだ。



 真夏のような暑さの中キックオフ。前半は向かい風という状況もあり、日大に勢いがつく展開に。開始6分で日大に先制トライを取られると、10分にもトライを許し、スコアは0-10。いきなり2トライを取られたが、「相手が追い風だったので押し込まれるということは想定していた」とボンド洋平副主将(済4=東海大相模)。焦ることなく冷静に試合を進める東洋大は12分に天羽進亮(済3=城東)がトライを決め、相手の流れの中でも舞い込んだチャンスを逃さない。32分に日大に3トライ目を許したが、自陣でのラインアウトから一気に敵陣へ攻め込み、41分に再び天羽がインゴール。点差を5に縮めてて前半が修了した。



 5点ビハインドで迎えた後半は11分、日大に7点を取られて点差は12まで開かれてしまう。しかし、東洋大も強みのFWプレーで14分にモールから小泉がトライ。コンバージョンも成功し、再び5点差まで縮めた。ここから流れをつかみ、敵陣へ攻め続ける東洋大だが、日大も隙を見せないディフェンスでトライを許さず膠着状態に。


 「自分たちに波があったので、全員勝つ気でいた」。ひるまず敵陣で攻め続けた東洋大は38分、インゴール間近でパスを受けた佐藤航大(済4=北越)が楕円球をインゴールにたたきつけ、24ー24。同点に並んだ。さらに勢いがついた東洋大は再び敵陣へ。試合終了間際のロスタイム4分、右サイドからパスを素早く回していき、坂本琥珀(総2=仙台育英)に渡ると、隙を見逃さずに一気にインゴール。土田のコンバージョンも成功し、31-24。勝ち越しに成功した。



 昨年度リーグ戦では8点差で黒星を喫した相手に屈辱を晴らす逆転勝利を果たした。前半は相手の流れにのまれつつも、「そこで我慢することができた」という東洋大。後半は一時12点差まで離されたが、「自分たちで勢いを付けることができて逆転できた」とボンド副主将は振り返る。


 


 次節は最終戦。対抗戦チームの立大と激突する。「春にやってきたことを全て出して勝利できるように頑張りたい」(天羽)。「やってきたことをしっかり出して、勝ち切ります」(石川)。目の前の一戦に全てをかけ、チーム一丸となり勝利をつかみ取る。




□選手コメント


◇ボンド洋平選手

(本日の試合の振り返りを)

前半は風も吹いていて相手が追い風だったので押し込まれるということは想定していた中でディフェンスのとこで少しでも粘ることが大切だったので相手の流れの時もそこで我慢することができたので、後半は自分たちで勢いをつけることができて逆転できたのかなと思います。

(日大戦に向けて特に取り組んだことは)

アタックとかディフェンスでプレータイムが長くなったときに我慢できるか。バックスはキックとかエリア、状況判断をすることは取り組んできました。

(交代してからのゲームキャプテンは)

3番の石川(槙人)です。

(次節で対戦する立教大の特徴的なプレーは)

ハイパントを取ってくる上手い選手がいて、バックス勝負になると思うので、そこのところをしっかり対策していきたいです。

(次節に向けて)

バックスの連動とエリアマネージメントのところをもっと精度を高くしたいと思います。



◇天羽進亮選手

(本日の試合の振り返りを)

暑かったんですけど、みんなでアタックもディフェンスも相手より走れました。

(逆転勝利をしたときの率直な気持ちは)

やったー!と思いました。うれしかったです。

(日大戦に向けて特に取り組んだことは)

去年はセットプレーがあんまりだったので最後負けてしまったので、セットプレーの練習を特に取り組みました。

(ハーフタイムで話し合ったことは)

相手よりも走ろう、肩も当てよう話をしました。

(2トライを決めましたが、今日の感覚は)

(感覚)はありましたね。2トライできて気持ちよかったです。

(次節の意気込みを)

次が最終戦なので春にやってきたことを全て出して勝利できるように頑張りたいです。



◇石川槙人選手

(試合の振り返りを)

セットプレーでもう少し優位に立てていたら楽に勝てたかなと思いました。

(逆転勝利をした時の率直な気持ちは)

シンプルにうれしかったです。

(日大戦に向けて特に取り組んできたことは)

去年はモールで9本やっても1トライも取れなかったので、セットプレー、スクラム、モールで圧倒するという気持ちで練習していました。

(互いにFWを強みといているが、FWプレーでの感覚は)

まだ圧倒するとか、優位に立つということはできていなかったかなと思います。

(同点に並んだときについて)

後半は自分たちのほうに波があったので、全員勝つ気でいました。

(FWで円になっているときはどのような声掛けをされていますか)

試合中の修正とかスクラムでもっと圧倒しようとか、できていないところの修正をするために話し合っています。

(立教大との対戦経験は)

何度か対戦したことはあるんですけど、勝てる相手だと思うのでチームの持ち味を生かして頑張りたいです。

(最終戦の意気込みを)

やってきたことをしっかり出して、勝ち切ります。



TEXT=北川未藍 PHOTO=北川未藍、北村友樹、鎌形美希