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2024.07.11
コラム

第846回 理由 執筆者・北川未藍

お久しぶりです!2年生になりました、北川未藍です。⬇️それでは⬇️(コラム掲載日がだいぶ遅れてしまい、日にちフル無視での掲載申し訳ございません泣)


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 2年目に入ってから、1人で取材に行くことが増えた。試合当日までに速報のテンプレと記事のメンバー表を下書きに入れておき、試合中はカメラとペンを1人でこなさなくてはならない。試合が終わったら速報を上げ、選手にインタビュー。翌日までにInstagramに試合写真を投稿してインタビューの文字起こし。そこからやっと記事に取りかかる。この一連の流れを繰り返していたからか、自分がなぜ毎試合担当部の試合会場に足を運び、熱心に取材活動をしているのかがわからなくなっていた。



 頑張る理由を見失っていくうちに、いつしか「数字」にばかりとらわれていた。どれだけ熱を込めても、ひとつひとつの言葉にこだわって綴っても、担当部の記事の閲覧数・いいね数は理想の数字に届かない。書いた記事が絶賛される部員。五輪代表選手を取材する部員。周りを見ているうちに、自分の書いた記事に価値を見いだせなくなってくる。モチベーションは下がり、記事のことは後回し。掲載は遅くなっていく一方だった。



記事を溜めたまま迎えてしまった大舞台



 頑張る理由を見失ったまま7月に突入したが、突然1件の電話がかかってきた。「うちのスタッフをインタビューして、記事にしてくれないか」という内容だった。メッセージではなく電話だったのが不思議に思ったが、「スタッフも頑張れる」そう言われて頑張っていた理由をふと思い出した。



 担当部のアップでの盛り上がりのすごさ、練習取材のときにはテントまで用意してくれるほどの心の余裕、気遣い。私たちの取材を快く受けてくれる選手、監督。たくさんの魅力に惹かれて担当部を取材するようになったじゃないか。



 思い返せばまだまだある。雷が鳴り、練習試合が中止になった筑波大戦。雨が降り始めたときに、テントに入れてくれたこと。大雨で会場から離れた家まで帰るのに、担当部がバスに乗せてくれたこと。あげていけばキリがない。数え切れないほどの魅力と優しさが担当部にはある。




担当部の魅力を、選手たちの努力を皆様に届けたい。


これが、私が頑張る理由だ。



 私が書く文章は拙いかもしれない、読んでくれている人は少ないかもしれない。それでも、担当部の記事を楽しみに待ってくれている人。私が書いた記事からなにか思ってくれる人がいるのなら、私はペンを握り、綴り続ける。



でも、1人取材は寂しいよ



(少し重たい文章になってしまいましたが、最後まで読んでくださりありがとうございました!!次のコラムで、またお会いしましょう)