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東都大学野球 秋季2部リーグ戦 拓大戦 第1回戦
9月10日(火)駒沢球場
〇東洋大7ー1拓大
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | |
東洋大 | 0 | 0 | 1 | 3 | 0 | 1 | 0 | 2 | 0 | 7 |
拓大 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 1 |
岩崎、佐伯、柿本、加藤、桝川、一條 ー 政所、鈴木
本塁打:山内(八回)
三塁打:山田(九回)
二塁打:前髙(八回)
・打者成績
打順 | 守備 | 名前 | 打 | 安 | 点 |
1 | (指) | 山内(総1=東海大相模) | 5 | 2 | 3 |
2 | (一) | 吉田(営3=龍谷大平安) | 4 | 3 | 1 |
3 | (右) | 花田(総3=大阪桐蔭) | 4 | 1 | 1 |
4 | (三) | 池田(営3=三重) | 5 | 0 | 0 |
5 | (遊) | 髙中(総1=聖光学院) | 4 | 2 | 0 |
6 | (左) | 金丸(営2=上尾) | 2 | 0 | 0 |
左 | 山田(総2=木更津総合) | 2 | 2 | 0 | |
7 | (中) | 秋元(済3=木更津総合) | 2 | 0 | 0 |
打→中 | 早川(営2=東邦) | 1 | 0 | 0 | |
8 | (二) | 馬場(総2=九州学院) | 1 | 0 | 0 |
打→二 | 前髙(営2=熊本工) | 1 | 1 | 0 | |
9 | (捕) | 政所(営3=天理) | 2 | 1 | 2 |
打 | 冨安(営2=履正社) | 1 | 0 | 0 | |
捕 | 鈴木(済3=長崎日大) | 0 | 0 | 0 | |
計 | 34 | 12 | 7 |
・投手成績
勝敗 | 名前 | 回 | 球数 | 被安 | 四死球 | 三振 | 責 |
岩崎(総4=履正社) | 3 | 42 | 1 | 1 | 1 | 0 | |
勝 | 佐伯(総4=高岡一) | 2 | 25 | 0 | 1 | 2 | 0 |
柿本(営4=東洋大姫路) | 1 1/3 | 20 | 2 | 0 | 1 | 1 | |
加藤(営4=龍谷大平安) | 5 | 1 | 0 | 0 | 0 | ||
桝川(営2=関東一) | 2/3 | 10 | 0 | 0 | 1 | 0 | |
一條(総4=常総学院) | 2 | 27 | 1 | 0 | 2 | 0 |
先発のマウンドに上がった岩崎
猛打賞の吉田バットでチームを引っ張った
桝川のピッチングがチームのピンチを救った
8回、完璧な本塁打を放った山内
拓大打線を抑えきった一條
応援団の入れない駒沢球場ではベンチの選手の声がよく聞こえる
開幕白星と好スタートを決めた東洋大。対戦相手が変わり、拓大戦1回戦が厳しい暑さの中、駒沢球場で行われ、東洋打線が強さを見せつけた。
この試合、先制点を挙げたのは先攻の東洋大。初回二回と走者を出しながらも得点にはつなげられず、迎えた三回表。相手・遊撃手の失策で山内(総1=東海大相模)が出塁しそのまま二塁に到達すると、続く吉田(営3=龍谷大平安)の犠打で1死三塁の好機を作る。ここで打席に入った花田(総3=大阪桐蔭)の左犠飛で山内が生還し、1得点を挙げた。
ここから打線は勢い付く。4回の攻撃、髙中(総1=聖光学院)の中安打に続き、四・死球で1死満塁の追加得点のチャンスを得る。続く政所(営3=天理)の右犠飛と山内、吉田の連打でこの回3点を追加した。
一方投手陣は、この日も継投策。先発したのは岩崎(総4=履正社)、4回から佐伯(総4=高岡一)、6回から柿本(営4=東洋大姫路)が登板し、4年生投手陣が落ち着いた投球で拓大打線を抑え、無失点リレーをつないだ。
6回の攻撃でも1点を奪い5-0とリードを広げ迎えた7回の守り。相手打者に連打を浴び1点を失いなおも1死一、三塁の場面で、代わってマウンドに上がった桝川(営2=関東一)が空振り三振遊ゴロと2者連続で相手打者を抑え、最少失点で切り抜けた。
8回には山内が1死三塁で低めのスライダーを振り抜き、ダメ押しの右越えの2点本塁打を放ち大きく引き離した。打った瞬間球場の誰もが確信するような完璧な当たりを見せ、ゆっくりダイヤモンドを一周し、「打った瞬間行ったなと思いました。ヒットを狙った結果、上手く打球が上がってくれたので良かったです」と大学公式戦初本塁打を振り返った。
8回からは一條(総4=常総学院)が登板し、無失点に封じ試合終了。開幕から2連勝を飾った。
小さなミスが命取りになる戦国東都。指揮官、選手が共に口にしたように、目の前の一戦一戦に全員野球で全力で挑み、まずは明日1つ目の勝ち点獲得を目指す。
◼︎コメント
・井上監督
ーー今日は4年生の投手陣中心の継投だったが
はじめから決めていました。前回と同じ、出し惜しみしない、完投はさせないです。全員使うと。オープン戦方式で、初めから全員投げるよと。後ろ倒しはなくとも前倒しはありますけど。今はピッチャーが豊富なので、使わない手はないなって。
ーーその中で岩崎(総4=履正社)投手の今日の投球は
私としては物足りないないです。一條(総4=常総学院)も含め、もっといけると思います。
ーー山内(総1=東海大相模)の打撃については
実践形式のバッティング練で見ていてもずっと感じは良かったので、当然の結果と言えば当然の結果ですし、そんなに驚きはしないです。
ーー今日は打線もつながった
先週の立正大戦も点は取れてないですけど、凡打の内容とかが春に比べれば数段良いので、その辺は今は心配していないです。ただどこかでまた落ちてくる時があるとは思うので、その時も気持ちさえ落ちなければいけるんです。技術ではなく、気持ちの問題なので。
ーーここまで開幕2連勝
2部は一回でも負けたら終わりなので、負けて良い試合は無いので。一個の落としが命取りになるので。要は勝ち点5を取ればいいので、10勝5敗でも良いって言う人もいるんですけど、そんな甘い気持ちでやっていたら簡単に落としますから。なんだったら入替戦含めて、12連勝で目標立てなきゃ勝てないくらいです。
ーー春に比べて今のチーム状況は
良いと思います。この感じで行けば、、、言わないでおきます。いいところまでいけるんじゃないですかね。
・山内(総1=東海大相模)
ーー(本塁打)打った球は
スライダー系のボールです。
ーー打った瞬間確信したようだったが、感覚は
打った瞬間行ったなと思いました。ヒットを狙った結果、上手く打球が上がってくれたのでよかったです。
ーーこの秋、開幕戦は決勝打。今日は5打数2安打3打点。打撃面は好調?自信の方は?
春のリーグ戦が終わって、少しバッティングを変えてからいい感じに打ててると思います。チャンスでの自信がつきました。
ーーここまで開幕2連勝、今後への意気込みを
まだ始まったばかりですが、このいい雰囲気のまま先を見ずに一戦必勝で戦っていきます。
TEXT=一ノ瀬志織/PHOTO=一ノ瀬志織、山本華子