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2024.09.11
硬式野球

[硬式野球] 花田池田の2者連続本塁打で土壇場で追いつくも接戦を落とし惜敗

東都大学野球 秋季2部リーグ戦 拓大戦 第2回戦

9月11日(水)駒沢球場



10
拓大
東洋大

※9回を終了して同点のため、連盟規定により、タイブレーク

土肥、向髙、大坪、桝川、南、前田ー高山、鈴木、政所


本塁打:花田、池田(九回)

二塁打:花田(十回)


・打者成績

打順守備名前
(指)山内(総1=東海大相模)
(一)吉田(営3=龍谷大平安)

打→一中村(営2=拓大紅陵)

里(総4=浦和学院)
(右)花田(総3=大阪桐蔭)
(三)池田(営3=三重)
(遊)髙中(総1=聖光学院)
(左)山田(総2=木更津総合)
(中)秋元(済3=木更津総合)
(二)馬場(総2=九州学院)

冨安(営2=履正社)

嶋村(法4=栄北)
(捕)高山(総1=三重)

前髙(営2=熊本工)

鈴木(済3=長崎日大)

金丸(営2=上尾)

政所(営3=天理)


35


・投手成績

勝敗名前球数被安四死球三振

土肥(営1=高岡一)22

向髙(営3=報徳学園)31

大坪(総2=智辯学園) 24

桝川(営2=関東一)13

南(総1=大阪桐蔭)23
前田(営2=近大附)14


本塁打を放った池田


アベックホームランの池田(上)と花田(下)


先発の土肥


終盤の追い上げにベンチは盛り上がった


前日の拓大・第1回戦に勝利した東洋大は、昨日に引き続き継投策で1つ目の勝ち点を狙う一戦に挑んだ。

 先発の土肥(営1=高岡第一)は一回表をわずか6球で三者凡退に仕留め、幸先のいい立ち上がりを見せるも、二回表、先頭打者に内野安打で出塁を許すと、その後拓大・8番國井に適時打を打たれ先制点を許した。

 三回表からマウンドに上がった向髙(営3=報徳学園)は、2者連続空振り三振を奪い三者凡退に抑えるも、四回表には四死球により1死二、三塁とされると、セーフティースクイズを決められ追加点を許した。

 なんとか流れを引き寄せたい野手陣だが打線がつながらず、5回まで無失点に抑えられてしまう。

 しかし、六回裏に山内(総1=東海大相模)、吉田(営3=龍谷大平安)の連打でチャンスを作ると、池田(営3=三重)の打席時に相手の捕逸による振り逃げで1点を返した。なおも1死一三塁の好機で、追加点を狙うが後続は続かず厳しい試合展開が続く。

 その後もチャンスを作ることができず、八回表からは1年の南(総1=大阪桐蔭)が登板するも先頭打者にストレートの四球を与えてしまう。一犠と捕逸で迎えた1死三塁。4番加藤(拓大)に意表を突くセーフティースクイズを決められ3点目を許した。

 3ー1と2点ビハインドで迎えた九回裏。このままでは終われない東洋大は3番花田(総3=大阪桐蔭)を迎える。拓大・坂本投手の初球を力強く打ち、左越えの本塁打を放った。1点差に詰め寄り、打席には4番池田。カウント2-2から直球を右翼席へ放り込み、土壇場で同点に追いつく貴重な本塁打を放った。東洋大サイドはこの2人のアベック本塁打にこの日一番の盛り上がりを見せた。

 しかしその後、2死満塁の好機を作るが後一本が出ず、試合は延長タイブレークへもつれ込むこととなった。

 十回表、東洋大は前田(営2=近大附)をマウンドに送る。一方の拓大は三犠で1死二、三塁とすると、拓大・2番石田にスライダーをとらえられ、左適時打を放たれ2点を勝ち越されると、続く打者にも右適時二塁打を許し、さらに1点を追加された。

逆転を狙う東洋大は、3-6で迎えた十回裏の攻撃。3番花田(総3=大阪桐蔭)が右越え適時二塁打を放ち、1点を返すも後続が打ち取られ4ー6で惜敗した。

明日の第3戦は勝ち点をかけた負けられない一戦となる。チームの総力を結集させて明日の一戦に全力で挑んでほしい。


■コメント

・花田(総3=大阪桐蔭)

ーー(本塁打)打った球は

真ん中付近のストレートです。

ーー打席に入る時の心境は

序盤まだあまり打ててない中で、迷ったスイングだけは絶対やめようと思って、思い切ってスイングしました。

ーー打った時は確信?

打った瞬間いったかなと思いました。

ーー後の池田選手のホームラン見て

正直、2者連続って言うのは期待してなかったんですけど、池田ならなんとかしてくれるなって思ってたので、あんまり驚かないってのは嘘ですけど。やっぱ頼れる男だなと思いました。

ーー明日、勝ち点をかけた第3戦があるがそこに向けての意気込みは

今日もそうですけど、総力戦でやらないと勝てないと思うので、全員の力を合わせて、気負わずにやっていきたいと思います。


・池田(営3=三重)

ーー(本塁打を)打った球は

真っ直ぐです。

ーー花田選手のホームランの後だったが、どんな心境で打席に入ったか

花田がここからやぞって声をかけてくれたので、自分は後ろに繋げようと思って打席に立ちました。

ーー打った瞬間の感覚は

良かったです。

ーー明日の第3戦に向けて一言

ここまで自分がちょっと足を引っ張っちゃっているので、自分と花田と3年生で勝てるように頑張りたいです。


TEXT=山本華子 /PHOTO=山本華子 、一ノ瀬志織