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2015.09.28
サッカー

[サッカー]仙頭のFK弾を守り切り勝利!!

第89回関東大学サッカーリーグ戦 2部リーグ(後期)

第4節(第15節)  9月27日(日) 東洋大学朝霞グラウンド

東洋大1-0東学大

<得点者>

53分 仙頭

 

<出場メンバー>

▽GK

沖野泰斗(国4=幕張総合)

▽DF

石坂元気(国4=広島Y)

郡司昌弥(国4=柏U-18)

浦上仁騎(国1=大宮Y)

長谷川優希(国4=帝京)

▽MF

徳市寛人(法3=東福岡)

小山北斗(国4=帝京)

仙頭啓矢(国3=京都橘)89分→FW佐藤仁紀(国3=武南)

田中舟汰郎(国3=横浜FC・Y)

小山大貴(国4=大宮Y)81分→MF小島正之介(ラ4=常総アイデンティU-18)

▽FW

遊馬将也(国4=武南)


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仙頭のFKが決勝点となった

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久々の先発出場でも安定したプレーを披露した浦上


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沖野は好セーブで幾度となくピンチを救った



 後半開始早々に仙頭が自ら得たFKを直接沈め先制点を奪う。その後は、GK沖野を中心とした守備で無失点に抑え勝利を手にした。


 均衡したゲームを破ったのはこの男の右足からだった。52分、左サイドでボールを受けた仙頭がファールを受けるとキッカーはもちろん仙頭。右足を振りぬくと「狙っていた」という言葉通りボールはゴール右隅に吸い込まれる。前半から攻撃の起点となり幾度もチャンスを演出してきたが、しっかりとセットプレーのチャンスを自身の足でものにした。その後も仙頭は前線から球際へ激しく行き、相手の攻撃の芽を摘み89分に退くまで攻守に貢献。後期リーグに入り、なかなか波に乗れないチームを勝利へと導いた。

 

 その仙頭の1点を守り切った守備陣のプレーも光った。GKの沖野は前半から1対1になる局面やフリーでシュートを打たれる場面でも体を張り、最後までゴールを割らせなかった。さらに、アミノバイタル杯・専修大戦以来の先発出場となった浦上も落ち着いたプレーを披露。日頃のトレーニングなどからいつでも出場できるよう、準備を怠らずに備えてきた成果をしっかりと示した。

 

 後期リーグが開幕し4節が経過した。ここまでの成績は2勝2敗。昇格ラインの2位とは勝ち点差8と昇格を目標とするチームにとって後が無い状況は変わりがない。これからも勝ち点を取りこぼすことができない厳しい戦いが予想される。それでもその困難を乗り越えるチーム力があることはこの夏に証明した。昇格に向け再びエンジンがかかり始めた。

 

■コメント 

・古川監督

今日の試合の意味は後期始まって1勝2敗と負け越している中で、今日の試合に負けてしまうとチーム全体としての士気が保てなくなってしまうような重要な一戦。何とかものにできて五分の成績にできたことが全て。目の前のプレーに集中し大事にすることを再確認した。後ろは0で終わらせることに集中して、前線の選手の得点を信じて90分を戦う。本当にそういった戦いをしてくれた。一つずつ勝っていくしかない。次の産能大戦に集中して勝ち点3を取ることがその次の関学大との直接対決になんとかこぎつけられる。これ以上離された状況での直接対決は意味合いが薄れかねないので少なからずこの差を維持するか運が良ければ近付いた状態で直接対決に入れるような状態にしたい。


・沖野泰斗(国4=幕張総合)

前節に後期初めてリーグ戦で3失点したので、まず気持ちで負けないと思ったのと、自分が0に抑えればチームも安定してくるのかなというところ。チームの雰囲気は遊馬や(小山)北斗や郡司に任せて、自分はまず自分のことに集中して0に抑えると意気込んでいて、結果につながったのはうれしかった。(DFとのコミュニケーションも増えていたが)センターバックが瀧澤(ラ4=東洋大牛久)から(浦上)仁騎に代わってタイプも変わったが、やることは変わらないと思っていた。練習でも仁騎とコミュニケーションを取ってやってたところが良かった。(浦上の印象は)1年生でやって来て半年ぐらいしか経ってないのにリーグ戦であのパフォーマンスを出せるというのはすごくレベルが高い。プレーだけでなくメンタルであったりコーチング、ピッチ外の活動の仕方であったりが1年生なのに素晴らしい。これを4年間継続してやって欲しい。


・仙頭啓矢(国3=京都橘)
開幕戦と前節負けていて上位と追いつく中で勝ち点を取れていなかったので、3取れたのは大きかった。(今日はトップ下の起用だったが)ここが本来のポジションなので、やりやすかった。上に行った時にどこのポジションでもできないと通用しないので特に問題はなかった。(FKは狙っていたか)狙っていた。ああいうボールを蹴るとキーパーも中で合わせるのか、直接かはわからないと思うし、ファーサイドに速いボールを蹴ると何か生まれるかと思った。(次戦にむけて)連勝が大事だと思う。上位に食らいつくためには勝ち点3取らないといけないと思う。次も勝ち点3取れるように終始頑張りたい。


・浦上仁騎(国1=大宮Y)

前節後半から出場して、チャンスがあるのかなと1週間準備をしてきた。久しぶりのスタメンだったが緊張はしていなかった。周りの郡司くんやハセ(長谷川)くんがすごく声をかけてくれた。しっかりと0で抑えて勝てて嬉しかった。しっかりチャンスをものにできるように練習からしっかりやってきたと自分では思っているので、次も出れたら勝利に貢献できるように頑張りたい。モチベーションを保つのは厳しい時期もあったが準備を怠ったらチャンスが来た時にミスをしてしまうので、1年生でベンチに入れることをポジティブに捉えてやってきたが今の結果につながっていると思う。自分がスタメンで出れるかどうかわからないが、出た時に良いパフォーマンスができるようにまた1週間良い準備をして勝利という形で終われるようにしたい。


TEXT=村田真奈美 PHOTO=藤井圭、當麻彰紘
[次節試合予定]
第89回関東大学サッカーリーグ戦 2部リーグ(後期)
第5節(第16節) 10月4日(日) 対産能大 朝鮮大学校グラウンドにて 11:30キックオフ