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関東大学ラグビージュニア選手権カテゴリー3
会場:東洋大学川越ラグビーグラウンド
○東洋大 32{12-19、20-5}24 大東大
番号 | Pos. | 名前 |
1 | PR | 小川雄大(済4=脇町) |
2 | HO | 後藤大樹(総4=関商工) |
3 | PR | 高嶋大夢(総3=関商工) |
4 | LO | 植田宗優(済3=筑紫) |
5 | マタリキ・チャニングス(総4=TeAute College) | |
6 | FL | 日髙創太(総2=筑紫) |
7 | ルナ仁鼓(総1=熊谷) | |
8 | NO8 | アイザック・サイロ(総3=Scots Callege) |
9 | SH | 生田旭(総1=国学院栃木) |
10 | SO | 林星安(総3=目黒学院) |
11 | WTB | ハビリ・テビタ(総1=東海大甲府) |
12 | CTB | 小澤壱颯(3=関商工) |
13 | 五十嵐舜悟(総1=川越東) | |
14 | WTB | 神真広(スポ2=青森山田) |
15 | FB | 池渕紅志郎(総1=城東) |
16 | Re. | 島田晃誠(総3=松山) |
17 | 山下源也(スポ1=熊本工) | |
18 | 植松進之輔(総2=昌平) | |
19 | 山本圭悟(スポ2=東海大相模) | |
20 | ナモア・ファタフェヒ(総2=桐生第一) | |
21 | 松嶋礼(総2=北越) | |
22 | 土田修也(総4=岐阜聖徳) | |
23 | 藤春大悟(総1=青森山田) |
第46回関東大学ジュニア選手権大会が開幕した。東洋大は、今季カテゴリー3で中大、大東大、関学大、山学大との総当たり戦となり、初戦は大東大との戦いが9月22日に東洋大学川越ラグビーグラウンドで行われた。前半大東大に連続トライを許し、7点差を追いかける展開になるも、後半3連続トライを挙げ、32ー24で東洋大が逆転勝利を果たした。
トライに喜ぶ選手たち
先制点を決めたのはマタリキだ。相手のミスを見逃さず、こぼれ球を抱えてトライを挙げる。続く前半9分に大東大が、22分に東洋大の神がトライを挙げ両チーム一歩も引かずに、序盤から試合は激しく左右する。しかしその後、大東大に主導権を握られ、27分、34分に連続トライを許し、さらにはキック成功と、大東大の強さを見せられた。
前半終了まで残り数分、東洋大は必死にボールに食らいつき、パスを回していくが、大東の粘り強いディフェンスを前になかなかトライにつなげることができず、前半終わりのホイッスルがなり響いた。惜しくも攻め切ることができず、12ー19の大東大が7点リードで前半が終了。試合は後半戦へ。
今試合2トライを挙げた神
「いつも通り東洋のラグビーをしよう」。気合いを入れなおして、後半戦が東洋大のキックで始まった。先制点を取って追い抜きたい東洋大に、大東大の粘り強い、強烈なタックルは簡単に前に進むことを許してはくれない。そんな苦しさの中、後半6分つないできたパスを受け取ったルナがトライを決めると、神も今試合2回目のトライを挙げ、逆転した。
「正念場、落ち込む暇がない、しっかり行こう」と声を掛け合う大東大に対し、「絶対に次も取るぞ!」の一言で一丸となる東洋大。連続得点を決め、勢いに乗った東洋大は29分、松嶋がインゴールに押し込むようにトライを挙げ、10点リードを広げた。取り返したい大東大は、素早い強い攻撃で勢いに乗っていた東洋大を振り切ってトライを挙げたが、負けじと土田がPGを成功させ、最後まで大東大の激しい反撃を守り切り、見事勝利を果たした。
力強くインゴールへ押し込んだ松嶋のトライ
逆転勝利を期して白星発進となった東洋大。次節は昨年度逆転勝利を許し、優勝を逃した中大との対戦となる。昨年の屈辱を晴らすことはできるか。チーム一丸となって突き進む。
ゲームキャプテンを務めた後藤
キッカーを務めた林
◾︎選手コメント
◇後藤大樹選手(ゲームキャプテン)
(試合の振り返りを)
開始すぐにけがをしてしまい退くことになりたいへん悔しい思いです。
(勝因は)
ミスを全員でカバーして勢いに乗ったままの試合展開にできたことだと思います。
(今試合での収穫は)
ラインアウトは個人的に良かったかなと思います。
(課題となったところは)
得点にもっと絡むこと、少し消極的になっていたところがあるので修正したいです。
◇林星安選手
(試合の振り返りを)
前半はトライを取り急いでミスが目立ったのですが、ハーフタイムでいつも通り東洋のラグビーをしようとして後半はミスが減り、東洋らしいラグビーができたと思っています。
(コンバージョンの成功率は)
試合までに蹴り込んだと思っていたのですが、試合当日の成功率が低すぎたのでもっと練習します。
(勝因は)
FWの安定した力強いセットプレー。個々のコリジョンが大東大に勝っていたので、勝てたと思っています。
(課題となったところは)
ボールセキュリティとハイタックルが目立ったので修正します。
TEXT=鎌形美希 PHOTO=北川未藍