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2024.09.23
硬式野球

[硬式野球]4年の投手リレーと四回の集中打で専大とのカード初戦快勝!

東都大学野球 秋季2部リーグ戦 専大戦 第1回戦

9月23日(月)大田スタジアム


◯東洋大9ー2専大


専大
東洋大×


佐伯、柿本、岩崎、一條 ー 政所


二塁打:花田(四回)


・打者成績

打順守備名前
(中)山内(総1=東海大相模)
(一)吉田(営3=龍谷大平安)
(右)花田(総3=大阪桐蔭)
(三)池田(営3=三重)
(遊)髙中(総1=聖光学院)
(左)秋元(済3=木更津総合)
(二)馬場(総2=九州学院)

打→二前髙(営2=熊本工)
(指)冨安(営2=履正社)

西川(営3=九州学院)
(捕)政所(営3=天理)


28


・投手成績

勝敗名前球数被安四死球三振

佐伯(総4=高岡一)45
柿本(営4=東洋大姫路)28

岩崎(総4=履正社)40

一條(総4=常総学院)27



先発した4年の佐伯


同点の適時二塁打を放った花田


最終回のマウンドに上がった一條


馬場の好守がチームを救った


盛り上がる東洋ベンチ


 前のカードで勝ち点を獲得した東洋大は、春に2連敗を喫(きっ)した専大と対戦。試合は、失策が絡んで相手に先制を許すも、四回に連打で一挙4得点を奪うと、4年生の投手リレーで専大打線を抑え、カード初戦を9-2で快勝した。

 初回、先発した佐伯(総4=高岡一)は140km前後のストレートで打者に立ち向かうと、三者凡退の安定した立ち上がりを見せた。しかし、二回に味方の失策で無死二塁とすると、盗塁の間にまたしても失策が絡み、無安打のまま先制を許す。その後は、2死三塁と得点圏に走者を背負うも2球で追い込み、空振り三振に打ち取って追加点は与えなかった。

 打線は四回、表の守りで佐伯に代わったピッチャーの柿本(営4=東洋大姫路)がテンポよく三人で抑えると、先頭の吉田(営3=龍谷大平安)が四球で出塁。続く花田(総3=大阪桐蔭)が鋭いスイングから一塁線を破る適時二塁打を放ち、吉田は一気に本塁へ突っ込んで同点に。なおも無死二塁から連打で逆転すると、ニゴロと犠牲フライで得点を重ね、この回に4得点を挙げた。

 六回、七回とマウンドに上がった岩崎(総4=履正社)が走者を出しながらも、センター山内(総1=東海大相模)の好返球やキャッチャー政所の好送球でなんとか0に抑え、そして迎えた八回裏の攻撃。

 1死から4番の池田(営3=三重)が四球で出塁すると、続く髙中(総1=聖光学院)と秋元(済3=木更津総合)も四球で出塁し、暴投の間に追加点を挙げた。代打・前髙(営2=熊本工)のところで専大が投手交代に踏み切ったが、代わった投手もストライクがなかなか入らず押し出しの四球でこの回5点をもぎ取った。

 最後は、八回から登板した一條(総4=常総学院)が先頭打者に二塁打を打たれるも、後続を断ち切って9-2でカード初戦を白星で飾った。

 4年生の投手リレーで難敵・専大相手にカード初戦を快勝した東洋大。今秋こそ2部優勝、1部昇格へ。負けられない戦いは続いていく。


■コメント

・柿本(営4=東洋大姫路)

ーー今日の投球を振り返り

最初は良かったんですけど、5回のツーアウト取ってからの2連打が自分のつめが甘いところかなと思いました。制球もそうですし、決め球もそんなに良くなかったかなと思いました。

ーー球速のMAXは

151です。

ーー変化球の球種は

ストレート、スライダー、カットボール、カーブ、フォーク、ツーシームです。

ーー1番得意なのは

スライダーとカットです。スライダーの特徴は縦というよりは横の変化量が多いです。

ーー目標にしている投手は

高校、大学の先輩の甲斐野(H31年度営卒=西武ライオンズ) 投手です。

ーー意気込み

投げた試合は全て勝てるように頑張ります。


・一條(総4=常総学院)

ーー今日の投球を振り返って

まあまあです。決め球も制球力もそんなによくなかったです。

ーープロ志望届を出してからの登板、心境は

あまり意識はしないようにしていました。

ーー自分のどんなところを見せたい?

圧倒的に抑えたいです。

ーー大学に来て1番伸びたのは

メンタルです。緊迫した場面で気持ちを入れて投げれるかなと思います。

ーー持ち味、アピールポイントは

フォークのキレです。

ーーMAXは

153です。

ーー意気込み

1部昇格を目指して頑張ります。


・岩崎(総4=履正社)

ーー意気込み

全勝します。


TEXT=青柳そよか/PHOTO=青柳そよか、一ノ瀬志織