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2024.10.03
サッカー

[女子サッカー]小林のハットトリックも勝利に届かず、東国大に3-4で惜敗

第38回関東大学女子サッカーリーグ戦1部後期第6節 東洋大vs東国大

9月28日(土) 東京国際大学坂戸キャンパス第3グラウンド


●東洋大3-4東国大


〈得点者〉(アシスト)

5分 小林(宮本)

29分 小林

68分 小林


〈出場メンバー〉

▽GK

久保花穂(食3=1FC川越水上公園メニーナ)


▽DF

大箸桜子(食2=常葉大付橘)→78分 宮下紗和(食2=常盤木学園)

長尾ののか(食2=大商学園)→HT 石塚木乃葉(食4=エルフェン埼玉マリ)

松浦加奈(食1=大商学園)

楠さやみ(食1=セレッソ大阪ヤンマーレディース)


▽MF

今西那歩(食4=INAC神戸レオンチーナ)→78分 清水優風(食1=浦和レッズレディースユース)

宮本妃菜里(食4=大商学園)

北岡梨愛里(食3=大商学園)→HT 田中結衣(食3=健大高崎)

柳原さくら(食1=大商学園)


▽FW

小林莉々子(食4=常葉大付橘)

平原花珠(食2=京都精華学園)→61分 高岡澪(食1=藤枝順心)


ハットトリックを達成した小林


 第38回関東大学女子サッカーリーグ戦1部後期第6節は、東国大と対戦。東洋大は前半から攻めた動きを見せると、FW小林が2連続ゴールを決めリードする展開に。しかし、後半に東国大が追い上げを見せ、両チームの攻撃が激しくぶつかり合ったが、最後は東国大に得点を許し、惜しくも3-4で敗れた。


 試合開始のホイッスルとともに先制のゴールを狙った東洋大は、パスでつなぎながら攻撃を続けること5分。MF宮本のロングパスが左サイドから中央まで伸び、FW小林に届く。小林はマークされていた相手を抜き、力を込めたシュートを放つと、ゴールネットを揺らした。グラウンドには東洋大の応援が響き、試合開始から会場のボルテージは盛り上がりを見せる。


 続く29分、東国大に攻め込まれるも緊張が崩れた瞬間、たたみかけるようにボールを動かした。東洋大は右サイドからのパスでボールを前方へと運び、一気に勢いをつける。東洋大のパスを相手DFが弾き、ボールが宙に浮いたところに小林が素早く反応。強烈な右足のシュートで、この試合2発目となるゴールを決めた。


 だが、順調な流れだと思われた前半も残り5分となった時、東国大が動きを見せる。東洋大のゴール付近でパスを回していたところ相手FWにボールを奪われ、そのまま痛恨の失点。その直後にもゴールエリア内で相手のフェイントにつられ反応が遅れると、パスを受けた相手のシュートを防ぎ切れず同点を許した。そのまま2-2で前半は終了。


大箸は久々のリーグ戦出場を果たした


(写真提供=東洋大学体育会サッカー部女子部)


 両チームギアを入れ直し始まった後半。前半同様に攻めの姿勢を崩さず、激しい攻防戦が繰り広げられる中、53分。前半に2ゴールを決めた小林が仕掛ける。右サイドでロングパスを受け取ると、相手DFをうまくかわし勢いのまま左足のシュート。しかし、ここは相手GKの体中央へボールが吸い込まれ、惜しくもゴールとはならず。小林は悔しそうに天を仰いだ。


 58分、相手のFKから3点目を許す。それでも続く68分、左サイドからゴールエリアにボールが届くとスピードを上げて入ってきた小林が押し込み、再び同点に。ハットトリックを決めた小林には会場から拍手とエールが響き、3-3の緊張した空気が流れる中、試合は激しさを増した。


 90+6分、試合に王手をかけたのは東国大だった。東国大のロングシュートをGK久保が一度ははじくも、左サイドにいた相手にシュートを決められると、その後すぐにホイッスルが鳴り響き、3-4で惜しくも今季2度目の黒星となった。


 攻めの姿勢を崩さず、何度も粘った東洋大。次節は前期に1-0で勝利した神大との対戦となる。攻めの姿勢と粘り強いプレーを崩さず、前期に続く白星獲得で、チームの活気につなげていきたい。



[次節試合予定]

第38回関東大学女子サッカーリーグ戦1部後期第7節

10月5日(土) vs神大 東洋大学朝霞キャンパス・サッカー場 18:00キックオフ

※全日本大学女子サッカー連盟公式Youtubeチャンネルにてライブ配信も予定されています。


TEXT=森花菜