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平成27年東都大学準硬式野球秋季2部リーグ戦・国学大1回戦
9月30日(水) 朝霞中央公園野球場
東洋大14×―4国学大(七回コールド)
四回から救援し相手の反撃を1点に食い止めた松下
今泉は4打点の大活躍を見せた
初回に4番・今泉(ラ3=磐城)の適時打を筆頭とする打者一巡の猛攻で5点を奪う。その後も相手に流れを渡さず、14対4でコールド勝ちを収めた。
※掲載が遅くなり申し訳ありません。
「やっと打てた」。春季リーグ中盤から4番を張ってきた男は、そう言って胸を撫で下ろした。春は誰もが驚くほどの好調を維持し続けていた今泉だったが、今季はなかなか調子が上がらない。そんな中で迎えた国学大戦。「この秋は絶対(1部に)上がりたい」と、降格してきた相手との一戦に思いをぶつける。先制を許したあとの一回裏。無死満塁のチャンスで右適時打を放つと、これに敵失が絡み3点をもぎ取る。七回に回ってきた2度目の満塁の場面でもしっかりとチャンスをものにし、5打数3安打4打点。4番の風格を見せつけた。投げては四回からリリーフしたエース・松下(ラ3=西湘)が好投。1点を献上するも、相手打線から凡打の山を築く。「野球をするのも最後になると思うので、ちょっとは無理してでも頑張りたい」。肘痛に悩まされ続けた大学生活もいよいよラストシーズン。悲願の2部優勝へ、この秋にかける思いは強い。
開幕から思うような結果を残せないでいた4番とエース。しかし、リーグ戦もいよいよ中盤。いつまでもうかうかはしていられない。次戦は16日の青学大2回戦。開幕7連勝と勢いに乗る青学大に黒星を付けるべく、投打の主格が目を覚ます。
■コメント
・今泉(ラ3=磐城)
1部から下がってきた国学院戦だったので、気持ち的な面でいつもより気合が入っていた。(バッティングは)やっと打てたって感じです。先制点を取られたあとのチャンスだったので、最低でも同点と思っていた。それが結果につながって良かった。後輩たちには1部で戦ってほしいという思いがあるので、この秋は絶対に上がりたい。(次の試合に向けて)どこのチームと当たっても、その試合に勝つだけです。
・松下(ラ3=西湘)
肘の調子があまり良くない中で、今日はストレートも走っていたし変化球もいいところに決まっていたので、次につながるようなピッチングができた。割石には、自分たち3年生も2年生も期待して任せている。自分が先に投げても後に投げても結果を出せるように。野球をするのも最後になると思うので、ちょっとは無理してでも頑張りたい。まだ勝ち点を落としているわけではないので、ここから全部勝っていけたら。
TEXT=中田有香 PHOTO=小賀坂龍馬