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2024.10.25
サッカー

[男子サッカー]2位筑波大を相手に1ー1ドロー、リーグ3位に浮上!

第98回関東大学サッカーリーグ戦1部第18節 筑波大vs東洋大

10月19日(土) 筑波大学第一サッカー場


筑波大1-1東洋大


〈得点者〉(アシスト)

90+1分 中山(高橋輝)


〈出場メンバー〉

▽GK

前田宙杜(国4=京都橘)


▽DF

梅澤魁翔(国4=大宮U-18)

稲村隼翔(国4=前橋育英)

山之内佑成(国3=JFAアカデミー)

荒井涼(国3=日大藤沢)→83分 内藤天志(国3=東海大付相模)


▽MF

中山昂大(国4=大宮U-18)

新井悠太(国4=前橋育英)→73分 鍋島暖歩(国3=長崎U-18)

田制裕作(国3=柏U-18)

湯之前匡央(国3=柏U-18)→80分 渡井翔琉(国4=千葉U-18)


▽FW

Ponce尾森世知(国4=柏U-18)→66分 梅津凛太郎(国4=鹿島Y)

高橋輝(国2=大宮U-18)


同点弾を決めた主将のMF中山

2試合連続ゴールを狙うFW尾森

今節もチャンスの起点として活躍したDF稲村

同点弾をアシストしたFW高橋

 10月19日、筑波大学第一サッカー場にて第98回関東大学サッカーリーグ戦(以下、リーグ戦)1部第18節が行われた。東洋大は、現在リーグ2位の筑波大と対戦。前半相手に先制点を決められ苦しい状況が続いたが、後半アディショナルタイムにMF中山が同点弾を決め、1ー1で着実に勝ち点を積み重ねた。


 アウェーでの対戦となった今節。応援席は相手への声援であふれる中、前半は東洋大のペースで試合が進む。24分、MF新井がスライディングで相手ボールをとると、息のあった連係でDF稲村へつなぐ。そのままペナルティエリア付近から力強いミドルシュートを放つが、相手GKに反応され阻まれた。その後も果敢にゴールを目がけ、前半だけで計6本のシュートを放つがあとわずかにゴールへ届かない。チーム内でも課題として挙がっているという「最後の決定力」。もどかしい時間が続き、得点に動きがないまま0ー0で前半が終了。


 後半が始まると空模様が薄暗く変わった。それに対応するかのように戦況も変わり、試合は筑波大のペースに。両チームが先制点を狙い、拮抗(きっこう)した状況の中で53分、スコアがついに動く。パスで細かくつながれゴール前に相手の侵入を許すと、そのまま鋭いシュートを打たれ失点。相手にリードを許した。

 なんとか同点に追いつきたい東洋大は相手の隙を慎重にうかがうが、刻一刻と試合終了が迫る。アディショナルタイムに突入して間もなく90+1分、待望の瞬間が訪れた。ペナルティエリア内にいたFW高橋輝のアシストから、迷いなく駆けてきた中山が右足を振り切り、強烈なシュートでゴールネットを揺らした。苦しい時間も粘り、耐え、その瞬間まで集中を切らさなかった東洋大は、訪れたチャンスを逃さず冷静に勝ち点1へつなげる。「ずっとミドルシュートは狙っていた」と話す中山は、それまで何度もペナルティエリア外からゴールを狙う姿が見られた。試合終了間際にその感覚を合わせ、確実に枠をとらえた彼は主将として、プレーでチームメイトを鼓舞した。その後は互いに1点を守り切り1ー1で試合終了。


 この春0ー1で敗戦した筑波大を相手に引き分けに抑え、勝ち点1を獲得して東洋大はリーグ3位に浮上した。第11節からここまで8試合を無敗としている東洋大だが、次節に向けて「無敗というところは考えずに一つ一つ勝っていく、上を目指していくということだけを考えてチーム全体でやっていきたい」と意気込み、彼らは上だけを見る。残り4戦、さらなる高みを目指す彼らの活躍を見届けたい。


◇コメント

・中山昂大(国3=大宮U-18)

ーー試合全体を振り返って

 前半、うちの方が入りはよくてチャンスも多かったと思うし、そこで決めきれればもうちょっと楽な試合になったと思うんですけど。後半相手の方がいい入りしていて相手の方がチャンスあった中で、最後自分が決めれたっていうのはギリギリ勝ち点1を拾ったっていう感じですけど、勝ち点0よりは1つ積み上げてよかったと思っています。


ーーゴールシーンを振り返って

 練習でもミドルシュートのところはやっていましたし、試合全体を通してミドルシュートというのはずっと狙っていたので、そこでワンツーで綺麗な形で当たってよかったなと思います。


ーー次節に向けて意気込み

 次節、最下位のチームではあるんですけど、1番難しいゲームになると思うので、火曜日のトレーニングから引き締めて、無敗というところは考えずに一つ一つ勝っていく、上を目指していくということだけを考えてチーム全体でやっていきたいと思います。


・Ponce尾森世知(国4=柏U-18)

ーー試合全体を振り返って

 前半、練習からやっていた相手のディフェンスラインの背後を狙いで結構チャンスを作れていたんですけど、最後の決定力っていうところはチームで課題になっているんですけど、そこで取れていたらもうちょっと違った結果になっていたのかなと思います。


ーー前節に続きスタメン出場だが、今節はどんな思いで試合に臨んだか

 個人的にゴールは絶対とりたかったですけど。2試合連続で取りたいっていう強い思いで試合に出ました。


ーー次節に向けて意気込み

 今日ゴールを取れなかったので、次は絶対ゴール取るっていうのと、全員で絶対勝てるようにしたいと思います。



[次節試合予定]

第98回関東大学サッカーリーグ戦1部第19節 

10月26日(土) vs関東大 東洋大学朝霞キャンパス 14:00キックオフ

※関東大学サッカー連盟公式YouTubeチャンネルまたはジェイネットTVにてライブ配信も予定されています。


TEXT/PHOTO =望月桜