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2024.10.26
硬式野球

[硬式野球] 「後ろを任せられる即戦力として評価」一條力真に千葉ロッテが指名挨拶

10月26日(土)

東洋大学川越キャンパス野球部寮


グラウンドを背景に行ったフォトセッション


吉井監督のサインボールとドラフト会場のパスを手にし、笑顔を見せる一條


榎康弘アマスカウトディレクターと福沢洋一担当スカウトとのフォトセッション



10月24日に行われたプロ野球ドラフト会議2024(以下、ドラフト会議)にて千葉ロッテマリーンズ(以下、ロッテ)より第3巡目で指名された一條力真(総4=常総学院)が、指名挨拶を受けた。


ドラフト会議から2日が経った今日、東洋大学川越キャンパスにて指名挨拶を受けた一條は、「まだ全然実感が湧かないです。」と言うも、100件以上の祝福のメッセージをもらい、徐々にうれしさが込み上げてきた様子。

190㎝の長身から投げ下ろす最速153キロの直球と落差のあるフォークを武器とする一條の1年目の目標はズバリ「一軍で投げること」。

榎康弘アマスカウトディレクターは一條について「角度のある強いストレートとフォークは落差もあり、カウントも取れますのでこちらとしては後ろを任せられる即戦力として評価させていただきました。」と期待を寄せた。

指名挨拶を終え、一條は「(ロッテの)即戦力と言っていただいてうれしい。」と笑顔で答えた。

一條のプロ野球人生の出発地点となるロッテは、最速160キロの直球を投げる佐々木朗希選手や東洋大OBである佐藤都志也(R元年度法卒)選手が所属していることで知られている。佐々木選手について「どうしてそんなに球が速いのか。それを聞きたいです。」と話した。一條を迎えるZOZOマリンスタジアムはフォークがよく落ちる特徴を持つ。そんな一條に適した球場で奪三振に期待ができそうだ。また、親会社のロッテは有名なお菓子メーカー。好きなお菓子について聞かれると「コアラのマーチです。あ、いや、パイの実です。」とお気に入りのお菓子はたくさんあるようだ。


一條は、今後仮契約を経て入団となる。4年間を共に戦った鉄紺のユニフォームを脱ぐ日は近づいている。来春からは左胸に「M」の文字を刻み、勝利と頂点を目指すロッテの一員として一條の新たな挑戦が始まる。


■一條囲みコメント


ーーアピールポイントは

長身っていうのもアピールポイントですし、あとは落差のあるフォークボールも生かして三振を取っていきたいですし、アピールしていきたいと思います。


ーーちなみに1年目の目標はズバリ

目標は一軍で投げること。


ーーリリーフとしての登板をご自身の中でも考えているか

考えています。


ーー(同じ常総学院高校出身の)鈴木昭汰選手とは右と左で違うが、手本として学びたいことは

プロの世界で4年目になると思うので、プロのことを聞けたらなと思います。


ーーファンの間ではビジュアルがかっこいいみたいなのがすでに話題となっているがそこに関しては

いや、うれしいですけど、やることは野球なんで。でも、うれしいです。


ーー身長はどうしてこんなに大きくなったのか、秘訣は

遺伝っていうのはあります。母が170cm近くあるので。


ーーお母さんは何かスポーツをやっていた?

中学校までバレーボールをやっていました。


ーーお父さんの身長は

お父さんはそんなに(大きくないです)。(身長は)176、7です。


ーー野球を始めたきっかけは?

きっかけは兄が2人いて、(野球を)やっていてそのまま一緒にっていう感じです。


TEXT/PHOTO=山本華子