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2024.11.07
水泳

[水泳]日本選手権最終日 牧野が2個メでベスト更新!2種目でメダル獲得!

第66回日本選手権(25m)水泳競技大会

10月19日(土)~10月20日(日)東京アクアティクスセンター


(2日目・予選)


女子100m背泳ぎ

3組

3着 佐々木 1’00”21


男子100m背泳ぎ 

1組

2着 仮屋 53”40


男子200m個人メドレー

1組

1着 牧野 1’56”21

→全体6位で決勝進出!


3組

1着 松下 1’53”88

→全体1位で決勝進出!

5着 今村 1’58”84


男子400m自由形

4組

5着 坊岡 3’49”11


男子200m平泳ぎ

1組

5着 川人 2’07”57

6着 荒井 2’08”00

7着 井口 2’08”81


2組

3着 釜田 2’07”59


3組

2着 牧野 2’05”62

→全体2位で決勝進出!


(2日目・決勝)


男子200m個人メドレー

2位 牧野  1'52"12 

6位 松下   1'55"86


男子200m平泳ぎ

3位 牧野 2'03"88 


 

 2日間にわたって行われた第66回日本選手権水泳競技大会が最終日を迎えた。東洋大からは11名の選手がレースに挑んだ。この日は、男子200m個人メドレーで牧野(営2=湘南工大付)が自己ベストを更新し2位入賞 と松下(国1=宇都宮南)が5位入賞。牧野は男子200m平泳ぎにおいても3位に入賞し、2つのメダルを獲得した。



 まず、女子100m背泳ぎに佐々木美莉(スポ1=春日部共栄)が登場。スタートから50m地点では4位につけた佐々木だが、後半でひとつ順位を上げて3位でフィニッシュ。惜しくも予選敗退となったが、佐々木はまだ1年生。今後の彼女の成長から目が離せない。


  女子100m背泳ぎに挑む佐々木

 

 男子100m背泳ぎに出場した仮屋陽貴(スポ1=関西)は、50mを1位で折り返すが、あと一歩及ばず2着でゴールした。B決勝進出とはいかなかったものの、粘り強い泳ぎを見せた。


男子100m背泳ぎに出場した仮屋


 男子200m個人メドレーには牧野 、松下、今村陽向(スポ1=日大豊川)。牧野、松下らは安定した泳ぎでそれぞれ組内1着、今村は5着でフィニッシュ。松下は全体1位、牧野は6位で決勝へと駒を進めた。


男子200m個人メドレーに登場した今村


 男子400m自由形に出場した坊岡優眞(済3=市立太田)は、150m地点からトップとの差が広げるが、後半から大きな追い上げを見せ、5着でレースを終えた。


 レース前に気合を入れる坊岡      

 

 男子200m平泳ぎには川人玲温(営2=豊川)、荒井悠太(院1=八王子)、井口大希(営2=札幌大谷)、釜田駿(国3=沼津学園飛龍)、牧野の5名が出場。井口は全体17位、釜田は10位。川人は9位で惜しくも0.02秒差で決勝進出を逃した。男子200m個人メドレーで決勝進出を決めている牧野は、疲れを感じさせないような伸びのある泳ぎを見せ全体2位で決勝へ。


惜しくも決勝進出が叶わなかった川人

力泳を見せた荒井

ジャパンオープンへ期待がかかる井口

釜田、健闘の10位


 男子200m個人メドレー決勝には、パリ五輪銀メダリストである松下と9月に行われたインカレで初優勝を飾った牧野が登場。松下は、上位との差をなかなか縮められず、厳しいレース展開に。決勝レース後のインタビューで「スタート失敗してしまって遅れてしまったので不甲斐ない結果になってしまったんですけどやれることはやったと思います」と語った。牧野は前日の疲労がありながらも自己ベストを更新し、2位入賞。試合後には「予選で悪かったバックだったりブレを決勝前のアップで修正してベストを更新することができました」と冷静に勝因を分析していた。


 男子200m個人メドレー決勝に出場した松下

 

 牧野は続けて、男子200m平泳ぎ決勝にも登場。序盤は横一線の戦いとなったが、後半の上位争いに食い込み3位に輝いた。2種目でメダル獲得となった牧野は、「昨日メダルを狙っていたんですけど取ることができなかったのでその悔しい気持ちもあって今日は絶対(メダルを)2個取ると決めていたので非常に嬉しいです」と話す。今後の目標について聞かれると「1番の目標は3月の選考会で日本代表に入ることなので、そこまで今日の結果に満足せずに自分の課題をどんどん見つけてそれを克服して代表権取れるように頑張りたいです」と答え、現状に満足しない貪欲な姿が垣間見えた。


  ガッツポーズを見せる牧野


男子200m平泳ぎで3位に輝いた牧野(右)

 

 11月29日には水泳ジャパンオープンが幕を開ける。より一層磨きのかかったチーム一人一人が熱いレースを見せてくれるに違いない。高みを目指して日々頑張る彼らの泳ぎから目が離せない。



♢コメント 

松下知之(国1=宇都宮南) 

ーーレースを振り返って

スタート失敗してしまって遅れてしまったので不甲斐ない結果になってしまったんですけどやれることはやったかなと思います。


ーー力試しの期間だと思うが、大会2日間通しての総括や得たものは

やっぱり生で瀬戸大也選手と世界のトップとの距離を測れたのでいい試合になったのかなという感じです。


ーー先ほどのレースは牧野選手も泳いでいたが、瀬戸選手・牧野選手から何か参考にしている部分はあるか

勝ちたい気持ちはあったのですごい悔しいんですけど、スピードもつけてめげずについていきたいなと思います。


ーーこれから冬場の泳ぎこみに入ると思うが、強化したい部分は

また一から地道に頑張っていきたいなと思います。


ーー決勝で泳げなかった部分は

スタート決まらなかったことでスピードゼロから始まってしまったので、そこの部分の力みがあったのかなと思います。


ーー気持ちも持たなかったか

そうですね。あそこまで離されてしまうとどうしても、勝てないと思ってしまって。頑張ったんですけど、まだまだでした。


ーーこういうレースは楽していきたいなというのはあるか

やっぱりスタートで離されてしまったら、良くないのでそこの部分はこれから頑張っていきたいと思います。


牧野航介(営2=湘南工大付) 

ーー個人メドレー、平泳ぎ予選含めての振り返り

予選は54秒台を狙っていたんですけど、思ったより昨日の疲労もあってか大きく予想とずれてしまったところがあって決勝でベストが出せるか不安だったんですけど、予選で悪かったバックだったりブレを決勝前のアップで修正してベストを更新することができました。200mブレでもまだ個人メドレーの選手の中でも得意種目の力がまだ不十分であったので1回日本選手権でどれくらい力があるのかを試そうと思って3位を取ることができました。


ーー2種目でのメダル獲得、率直な感想

昨日メダルを狙っていたんですけど取ることができなかったのでその悔しい気持ちもあって今日は絶対2個取ると決めていたので非常に嬉しいです。


ーー短水路でのレースプランは

とにかく自分の強みであるスピード出しながらの持久力というところでスタートから全力で行くということを心がけました。


ーー2日間のレースの振り返って

去年に比べていつもは予選決勝2レースだったんですけど、今年からの1日4レースを最後まで潰れずに頑張り切るというのを先生ともよく話し合っていたのでその力が段々ついてきていて今後に繋がっていきそうだなと思いました。


ーー今後に向けた目標

1番の目標は3月の選考会で日本代表に入ることなので、そこまで今日の結果に満足せずに自分の課題をどんどん見つけてそれを克服して代表権取れるように頑張りたいです。



TEXT=福田和奏 PHOTO=鈴木真央、福田和奏、望月桜

ジャパンオープン2016
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