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平成27年度全日本学生柔道体重別選手権大会
10月3日(土)、4日(日) 日本武道館
[出場選手結果]
60㌔級
平原祐 (営2=京都共栄) 1回戦敗退
66㌔級
高田 (営4=泰野総合) ベスト16
81㌔級
佐藤 (営4=・新田) 1回戦敗退
90㌔級
木下 (文2=京都学園) ベスト16
果敢に攻めるも悔しさの残る木下
全日本学生柔道体重別選手権大会が開催された。予選を勝ち抜いた強者が日本武道館へ集結し、日本一をかけて戦った。柔道部からは4人が出場したが、高田と木下のベスト16にとどまった。
4年連続出場している66㌔級の高田は、3回戦で一瞬の隙を突かれ有効を取られた。その後なんとか自分のペースに持ち込もうとするも、相手の流れは止まらない。抑え込みで一本負けし、ベスト16止まりとなった。
体重別日本一を決める講道館杯の出場にはベスト8が条件。90㌔級の木下は昨年ジュニアで3位入賞し、講道館杯出場の経験がある実力者。この経験を生かしたいところだったが、3回戦は終始相手のペースに押された。結果、技ありを決められベスト8入りを逃し、2年連続の講道館杯出場には至らなかった。
奇しくも相手は同じ強化指定Cの選手。実力も互角だっただけに、試合後は畳に悔しさをにじませた。
高校時代全国2位に輝いた木下。柔道部一番の軸として期待されている。西山監督が「木下が負けてしまったので収穫はなかった」と語るほど、期待もひとしおだ。ケガで稽古不足な分、のびしろはたくさんある。今月末の団体戦に向け、猛者たちの鋭い目はもう前を見ている。
■コメント
・西山監督
全員が思うような力が発揮できなかった。高田は2回勝ったが、一番期待していた木下が負けてしまったので収穫はなかった。(木下選手は最近調子が出ていませんが)ケガとかもあって稽古不足な所があった。今日の内容的には自分のペースで試合ができていなかった。組手などの課題がある。まだ2年生だから今後につなげていってほしい。(講道館杯出場ゼロですが)その点は残念。今月末に団体戦が控えているので、目標のベスト8に向けて木下の上原中心にやっていきたい。
TEXT=美馬薪葉 PHOTO=菊池美玖