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2024.12.30
コラム

第863回 2024年を振り返って 執筆者・北村友樹

 皆さんこんにちは。1年の北村です。2024年最後のコラムということで、自分は2024年をどう過ごしてきたのか振り返りたいと思います!

 思い返せば、部活ばかりやってきた一年でした。実はスポトウだけでなく、日本拳法という部活にも所属しています。




 日本拳法という武道はご存知でしょうか。日本拳法とはグローブを着用して打撃技、投技、寝技を駆使して勝敗を競い合う新興武道のことです。(wikiより引用)

 もっと分かりやすい例でいうと、柔道と空手を合わせた武道で総合格闘技に近いスポーツです。


 なぜ、その珍しいスポーツをやることになったのかというと、元々から格闘技が好きで実際に殴り合いをしてみたいと思っていたからです。さらに、高校の先輩(以下:T先輩)で立教大の日本拳法部に所属している人から勧められたのもきっかけの一つです。




(ここからは少し重い話になってしまいます……。)




 日本拳法はマイナースポーツであるがゆえに、T先輩が参戦する以前にはろう者(耳が聞こえない人のこと)の競技者がいませんでした。そのため、ろう者が試合を出ることに対して連盟側は慎重でした。このような経緯があったため、T先輩は1年のとき、1回も試合に出場できませんでした。しかも、部員や顧問とのコミュニケーションが上手くいかず、T先輩本人は何度も辞めたい思いがあったと以前に言いました。

 それでもT先輩は黙々と練習に取り組み続けました。その努力が実ったのか、2年になると連盟側からOKを出し、念願の試合出場を叶いました。それだけでなく、T先輩のおかげで私自身も1年からデビュー戦を果たしました。


 ここ1年、日本拳法の稽古を通じて一番印象に残ったことは夏合宿です。東洋大や立教大、他大学との合同稽古だったので、普段より厳しい稽古になり、強い先輩方やコーチにたくさんボコボコにされました。それでも間違いなく大きな収穫を得られました。

 さらに夕飯時間などのとき、T先輩と手話で「あいつは強い」「こうすれば上手に打てる」のように稽古の感想を語り合いました。それを見た他部員たちは手話に興味を持って覚えてくれるようになり、嬉しい思いもありました。




 T先輩が口癖のように言います。


「人前に恥ずかしらずに自分のやっていることを話しなければならない。そうすれば自然と自分のことに関心を持ってくれるんだよ」


 その言葉のとおり、T先輩はいつも手話や日本拳法について嬉しそうに話しているため、皆からよく好かれています。

 この1年間で一番学んだことはそれです。私自身は元々からシャイな性格であまり話しませんが、T先輩を見習って来年はより多くの方々と話せるように努めたいと思います!




 日本拳法にはボクシング、柔道など様々なバックボーンを持つ競技者がいます。そのため、ファイトスタイルの幅は無限で頭もよく使うので、非常に楽しめます。こういうところが日本拳法の魅力だと個人的に思います。

 自身の今後の目標は黒帯を締めている猛者の方、特に自衛隊の方を倒すことです!達成するためには走り込みをしたり、打撃を上手くしたりしなければなりません。過酷ですが、猛者を倒せたときのドーパミンを味わうことを楽しみにして励みたいと思います!


~大好きな部員たちと(4年引退試合前撮影)~


 一方、スポトウでの活動は学業や部活など多忙でなかなか参加できず、歯がゆい思いもありました。来年こそ学業はもちろん、スポトウも部活もたくさん参加できるように頑張ることが目標です!

 特に陸上班は遠出の機会が多いので、バイトも頑張ります!(ちょうど4日前にスタバ受かりました!)




 読者の皆様、ここまで読んでくださってありがとうございます!

 良いお年をお迎えください!来年もよろしくお願いします!