記事
第73回全日本大学サッカー選手権大会 決勝ラウンド ノックアウトステージ 決勝
12月28日(土) 栃木県グリーンスタジアム
◯東洋大1-0新医大
応援スタンドの仲間と喜び合う選手たち
・大橋斗唯(国2=柏U-18)
ーー決勝の総括は
4年生だったり、監督を日本一にしてあげたいという思いで(試合に)挑んで。今日の試合に関しては、自分の強みを出しながら、しっかりチーム全体で戦えたことが、日本一、優勝につながったのかなと思います。
ーー準決勝、決勝ともにクリーンシート。ご自身の守備の好調の要因は
自分は元々力強さがプレーの特長なんですけど、それを違った方向に使うのではなくて、冷静に対応できるようになったことが、一つ成長として無失点という形で表れているのかなと思います。
ーー冷静さの重要性に気づいたきっかけは
リーグ戦の最初は、試合に出ることができていたのですが、けがなどで出れなかったりした苦しい時期があって。その時にベンチから客観的にプレーを見て先輩のプレーを学んだり、監督からアドバイスをもらったりして、少しずつ(プレーを)変えていこうという意識の下で、変われていったのかなと思います。
ーーアグレッシブに行き過ぎていたような形?
(相手と)入れ替わってしまうようなシーンがあったんですけど、ゴールを守るための守備に。大人の対応ができるようになったのかなと思います。
ーー本日の試合では縦パスの精度も目立ちました
そこは正直まだまだ伸びしろだなと思っていて、守備の強みと技術的なプレーの幅を増やしていければ、もっと上のステージに行けるのかなと思います。
ーー縦パスの精度でいえば稲村選手が隣にいますが、勉強になる?
はい。めちゃめちゃ勉強になるし、隼翔君(稲村)はいつも練習中でも、自分のプレーが終わった後にすぐアドバイスだったり、声をかけてくれます。めちゃくちゃいい先輩なので、すごく勉強になるし、尊敬しています。
ーー稲村選手の今季の活躍はどう見ていましたか
プレーはもちろんなんですけど、選手としてや人としての立ち振る舞いとかが、すごくて。そういうところをしっかりと見て、学ばせてもらって、自分も少しずつ隼翔君みたいに成長できているのかなと思います。
ーーインカレ連覇の意気込みは
今年優勝した分、来年は難しい戦いが増えると思うんですけどもう一度、一から自分たちのサッカーをつくりあげて、また来年もこの舞台に戻ってきて優勝できるように頑張ります。
・山之内佑成(国3=JFAアカデミー)
ーーインカレ初優勝して、今の率直な気持ちは
とてもうれしいです。
ーー決勝戦を振り返って
自分たちがやってきたことを全て出せば、必ず優勝できると信じていたので、チームを信じて挑みました。自分自身、この4年生とやるのは最後なので、いい形で終われたらなという思いでした。
ーー来年に向けて
今年4年生が残してくれたこの大きな舞台にまた帰って来れるように、来年もまたさらに強くなってここに戻ってきたいなと思います。
・荒井涼(国3=日大藤沢)
ーー決勝戦を振り返って
(相手は)結構前に蹴ってきて、それを跳ね返すっていう展開になるのは試合前から分かっていたので、ディフェンスラインがどうやって弾き返して、セカンドボールを拾ってくれるかが鍵になると思っていたので、そのように試合が運べて1点決められたので、試合展開良く進められたなと思います。
ーー優勝の率直なお気持ちは
まさか自分たちが日本一になるとは思っていなかったので、非常にうれしいです。
ーー1年を振り返って
関東リーグもほぼ全試合に出させてもらって、3年ながらにすごく経験させていただいたと思うので、このインカレも全部フル出場できたので、この経験を自分が来年に生かさないと意味がないと思っています。
ーー4年生に向けて
4年生は一人一人クオリティのある選手ばかりで、下級生が4年生についていけば、ここまで来れるっていうのは分かっていたので、ついてきただけです!
ーー来シーズンに向けて
インカレで優勝して、打倒東洋とかインカレ王者という目で見られると思うので、それをどう跳ね返していくのか。プレッシャーはあると思いますけど、2連覇できるように頑張っていきたいと思います。
・湯之前匡央(国3=柏U-18)写真中央
ーー決勝戦を振り返って
チームにとっても自分にとっても1番大きい舞台ということで、緊張感はありましたが、入りからチームとしてのリズムでプレーできたのが、(前半の)PKだったり、決定機を迎えることができたのかなと思います。
ーーハーフタイムには「守りに入ったらやられる」という話もあった。後半はどんなプレーを心がけたか
ハーフタイムで守りに行かずに、もう1点行こうという話になっていたので、だからこそ果敢に前に行きたいとは思っていました。
ーー湯之前選手のキックの精度は今大会冴えわたっていました。練習で変えたことなどは
変えたことというよりかは、感覚を大事にするところと、自分が出るようになってからは(セットプレーを)蹴ることが多くなったので、蹴り続けたということが精度につながっていると思います。
ーーインカレ連覇への意気込みは
さっき卓さん(井上監督)にも言われたんですけど、「来年はもっと難しくなるよ」と。注目もされますし、連覇というところに対して、チャレンジしていかなければいけないというところもなんですけど。今年4年生たちからたくさん吸収できることがあったので、それをまた来年に生かしながら、プラスアルファを加えながらトレーニングを積み重ねていければ良いと思います。
・高橋輝(国2=大宮U18)写真左
ーー決勝戦を振り返って
すごい独特な雰囲気の中、あんなに観客がいる中でプレーをすることができて楽しかったです。この1年間チームで積み上げたものが、この決勝でしっかり出せて、クリーンシートで勝てたので本当にうれしいです。
ーー優勝した瞬間のお気持ちは
いや、もう最高ですね。それしかないです、本当に。めちゃくちゃうれしかったです。
ーー1年を振り返って
(リーグ戦)前期はなかなか思うようにいかなくて、後期になってからチーム全体がレベルアップして。チームが負けない気がしたので、結果3位という成績で。でも3位は少し悔しかったので、インカレは絶対優勝しようということで、目標を達成できてうれしいです。
ーー4年生に向けて
今の4年生がいなかったら、本当にこの結果はないと思うので、全員素晴らしい選手でしたし、本当に感謝しかないです。
ーー来シーズンに向けて
来シーズンはこの優勝によって、見られ方も変わると思うんですけど、しっかり自分たちのベクトルに向けて、練習からしっかり取り組んでいきたいなと思います。
・村上力己(国3=尚志)写真中央
ーー決勝戦を振り返って
立ち上がりから緊張していましたけど、いつも通り自分の力を出すことができました。前半に先制できたのが良かったかなと思います。
ーー優勝の率直なお気持ちは
最初は素直にうれしい気持ちと、実感がないなっていう感じがありました。
ーー1年を振り返って
今年1年はけがで悩まされて、メンタルもやられていたんですけど、ここまでみんなが連れてきてくれたので、最後に優勝して日本一で終われてうれしいです。
ーー4年生に向けて
今年の4年生はJリーグで活躍している選手も多くて、引っ張ってくれる人たちばかりで、本当についていくだけだったので、感謝しています。
ーー来シーズンに向けて
来シーズンは4年生が抜けて、自分たちが1番上に立つ存在になるので、自分たちが引っ張っていって、また(日本一の舞台に)戻って来れるように頑張りたいです。
PHOTO=望月桜、森花菜