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2025.01.01
陸上競技

[陸上競技] 「覚醒」へ 第101回箱根前スポトウ独占インタビュー⑦梅崎蓮、石田洸介

 前回大会で総合4位の成績をおさめ、「再建」を果たした彼らが今年度掲げるスローガンは「鉄紺の覚醒」。現在継続中では最長となる20年連続のシード権獲得、そしてさらに上位へ。きたる箱根駅伝に向けて、チームは結束力を高めている。12月9日、東洋大学白山キャンパスで行われた箱根駅伝壮行会にエントリー候補選手18名が登壇。彼らにこれまでの日々、そして箱根駅伝へ向けた思いをうかがった。


 5日目は昨日に続いて4年生の声をお届けする。4年生からは学年最多となる6人がエントリーとなった。決して順風満帆な4年間ではなかったが、どんな時も共に過ごした仲間と最後の箱根で輝くために。最後の箱根路へ強い思いを持って進んでいる。ここではエースとして4年間チームを支え続けた梅崎蓮(総4=宇和島東)、石田洸介(総4=東農大二)のインタビューをお送りする。(取材日=12月9日、聞き手=近藤結希)





◾︎梅崎蓮

ーー今年度チームとしての流れを振り返って

 前半シーズン、トラックシーズンはチームが良い方向に向かっていけたのではないかなと思います。しかし、夏以降はチームとしてもあまり結果が出ていないので、そこはまだ修正しなければいけない点かなと思います。


ーー今年のチームはどんなチームか

 今年のチームはみんなしっかりやれているというか、自分でしっかり考えてできているところがいいのかなと思います。


ーー今のチームの状況は

 全日本が終わって、悔しさを持ってみんなが練習をやって、まとまり感が出てきたのかなと思います。


ーー主将としての1年を振り返って

 主将という立場は初めてだったのでしんどいことや大変なことはいろいろあったんですけど、最後はしっかり箱根で結果を出せるように、チームとしても自分個人としても引っ張っていきたいなと思います。


ーーしんどいこと、大変だったことというのは

 まずキャプテンとしての経験がなかったので、どういうふうに引っ張ればいいんだろうということに迷うことが多かったです。やっぱりチームで結果が出ない時とかも引っ張る立場として自分の責任であると思うので、そこでしんどい面はありました。


ーーその中で意識してきたことは

 あまり自分自身で背負い込まないというか、自分自身だけで考えても無理なものは無理なので、そこは他の4年の役職の人たちと協力してやっていこうとしていました。


ーー最後の箱根駅伝を迎えるにあたっての心境

 最後の箱根は4年間の集大成となるので、しっかり自分がチームを勢いづけるような走りをしていきたいなと思います。


ーー希望区間は

 あまりここっていうのはないんですけど、できれば5区以外の往路を走りたいなと思っています。


ーー箱根駅伝への意気込み

 最低限20年連続のシードがかかっているのでそこはしっかり取って、少しでもいい順位でゴールできるようにみんなで頑張っていきたいと思います。





◾︎石田洸介


ーー今年度のレースを振り返って

 前半シーズンのトラックレースでは今まで故障で出られなかった分、4年目で関東インカレで入賞できたり、全日本大学駅伝予選会で組トップを取れたりとトラックレースで出場するべき大会に全部出られたというのは4年間の中で1番良かったかなと思います。ただ駅伝に関しては故障の影響もあってなかなかうまくいかないところもあるので、そこに関してはまだまだかなと思っています。


ーー最上級生として意識してきたこと

 1番は背中で、結果で引っ張っていくところを意識しています。あとはやはり最上級生なので、下級生とのコミュニケーションを深めながらチームのまとまりというのを意識して、いち4年生としてまとめていけるように意識しました。


ーー同期の存在について

 自分にとって同期は苦楽を共にしてきた仲間です。苦しい時も楽しい時もたくさんあったんですけど、やはり自分に最終的に火をつけてくれた前回の箱根駅伝の走りのおかげで自分もここにいると思っています。自分にとって本当に大切な仲間であって、同期と笑って終わりたいなと思います。


ーー昨年の箱根駅伝4位という結果は、ご自身にとっても価値のあるものだったか

 自分は選手じゃない立場ではあったんですけど、箱根前はシード権すら怪しいという状態の中で4位まで持っていけたというところは素直にすごいなと思いました。でも本当の目標は3位で、21秒差で負けてしまったのは悔しいところではあったので、それを今年はもっと越えようと思っています。


ーー同期と迎える最後の箱根駅伝に向けて、今の心境は

 箱根駅伝に向けて一つひとつ積み重ねていくしかないと思っているので、あまりプレッシャーとかは感じずにいい状態でスタートラインに立てるように準備していきたいなと思います。


ーー自身のコンディションは

 徐々にコンディションは上がってきている状態です。


ーー箱根駅伝への思い

 走る前は憧れの舞台ではあったんですけど、実際に走ってみると重い大会ではあったなと思います。ギャップはすごくあるんですけど、最終的には走って良かったなと思えるようにしたいので、それこそ同期と笑って終えられる箱根駅伝にしたいと思っています。


ーー箱根に向けた意気込み

 箱根駅伝に向けて、鉄紺の覚醒というスローガンであったり、その1秒をけずりだせというスピリッツがあるので、その言葉に恥じない走りで上位を目指して頑張ります。


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