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2015.10.11
陸上競技

[陸上競技]出雲駅伝開幕!ベストメンバーで優勝に挑む

第27回出雲全日本大学選抜駅伝競走 開会式

10月11日(日)出雲市民会館


区間エントリー

1区 高橋尚弥(工4=黒沢尻北)

2区 服部勇馬(済4=仙台育英)

3区 服部弾馬(済3=豊川)

4区 口町亮(法3=市立川口)

5区 野村峻哉(済2=鹿児島城西)

6区 櫻岡駿(済3=那須拓陽)


補員

堀龍彦(済2=大牟田)

小笹椋(済1=埼玉栄)

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出雲路で21チームの最速レースが繰り広げられる


Image title「誰を入れるかよりも、誰を削るか悩んだ」と自信を持って選手を送り出した酒井監督

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エントリーメンバーが開会式に臨んだ


 出雲駅伝の開会式が行われた。注目の区間エントリーは口町や野村など、今年課題としてきたチームの中間層を担う選手の台頭が期待されるものとなった。


 距離が短く、スピード勝負となる出雲駅伝で重要な1区を高橋が務める。酒井監督も「高橋は1区でどれだけ踏ん張れるか」を重要視している。また2、3区をつなぐのはエースの服部兄弟だ。特に、3区は8.5kmと最終区に次ぐ距離でポイントになる区間。服部弾は全日本インカレ5000mで優勝するなど今季好調を保っており、頼もしい存在である。酒井監督も「3区までが勝負」と話しており、高橋の勢いと服部兄弟のエースとしての走りで前半をトップで駆け抜けたいところだ。
 後半には3大駅伝初出場の4区・口町と5区・野村が初エントリーを果たした。口町は5000mの自己ベストが13分台に突入。確実に地力を上げてきている。野村は関東インカレ1万mに初出場し、トラックシーズンからレースを重ねている。両選手ともコンディションは良く、監督も「やってきたことを信じて臨んでほしい」と期待を込めている。また、両選手のエントリーで実戦での中間層の育成を目指している。この経験が今後の駅伝につながっていくはずだ。さらに最長区間である6区は櫻岡が抜てきされた。最終区まで見逃せないレースとなるだろう。

 3区までにトップに立つことがカギとなる。エースと中間層の選手が一丸となって優勝争いに挑んでいく。

■コメント

・酒井監督
(オーダーの意図は)堀や竹下、小笹といった下級生を外したのは口町や野村などがいい状態で持ってこれたから。高橋はずっと継続して練習を続けられた選手で結構強いと思う。勇馬は9月頃、練習で順調さを欠いたので2区で使っているが、だいぶ戻ってきている。またアンカーの櫻岡はトラックでは影を潜めていたが夏頃から調子を上げて、9月からは絶好調で選考に絡んでいた。(三大駅伝初出場の口町、野村は)先頭集団で走らせたい。調子的には悪くはないので、ひるまなければいけると思っている。びびらずやってきたことを信じて臨んでほしい。(選手に求めることは)区間順位だとすべて3番以内で、服部兄弟は区間賞を取らなければならない。特に高橋は1区でどれだけ踏ん張れるか。区間順位が悪くても秒差で持ってきてほしい。例年よりは速くならないと思うが、中盤から小椋(青学大)や中谷(駒大)が出ると思うので粘って付いていってほしい。(戦略は) 序盤3区が終わって差があると逆転優勝は難しいと思うので3区までにトップに立ちたい。さらに4区からは向かい風になるので序盤の順位がカギになるかなと。そこがつなげられれば残りの3名も力を出せると思う。(意気込みを)今年は中間層の育成が課題だったのでそういう選手たちが実践でも自信になる、手応えのあるレースをして優勝争いを演じたいなと。そうすれば全日本、箱根にもつながると思う。


TEXT=畑中祥江 PHOTO=畑中祥江、野原成華、福山知晃

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出雲駅伝は10月12日(月)、13時05分スタートです!
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