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2025.03.12
陸上競技

[陸上競技] 令和6年度卒業企画 陸上競技部編 女子長距離部門・同期3人、支え合った4年間/萩原結、江口春姫、田中璃子

令和6年度卒業企画20日目


 卒業企画陸上競技部編、初日は女子長距離部門。今年の4年生はわずか3人という少ない人数の中、支え合ってここまで歩んできた。

 1年間、女子長距離部門の主将を務めたのは萩原結(食4=城西大城西 )。「あまりまとめたりすることも得意ではなかった」という彼女を支えたのが同期の江口春姫(食4=愛知)と田中璃子(食4=常盤木学園)だった。決して思い通りにいくことばかりではなかった日々の中で、「2人がいなかったら今の自分はいない」と口をそろえる彼女たちに、この4年間を振り返ってもらった。(取材日=1月26日、聞き手=近藤結希)


この春、卒業する陸上競技部女子長距離部門の4年生





◇萩原結


ーー色紙の言葉について

 4年間を通して、自己ベストが出せたり、たくさんレースに出させてもらったり、けがをしてしまったり。良かった時も悪かった時もありましたが、いつもそばでいろんな人が支えてくれていることを感じました。たくさんの人のおかげで自分は走ることができたと思うので、『感謝』したいなと思ってこの言葉にしました。


『感謝』



ーー4年間の中で1番思い出に残っていることは

 2年生の時に関カレで初めて表彰台に上れたことです。


ーーその理由は

 その時は自分の走りが初めてできたレースでもあったので、すごく気持ちよく走れたというのと、初めての表彰台だったので、すごく印象に残っています。


ーー逆に1番辛かった時期は

 そのあと初めて疲労骨折をして、その時期はすごく辛かったんですが、そんな時もみんなが支えてくれたので、ここまで来ることができました。辛かったけど支えてくれている人に1番感謝しなきゃなって思った時期でもありました。


ーー主将として過ごした1年を振り返って

 私自身、主将という立場になることが初めてで、どちらかといえばあまりまとめたりすることも得意ではなかったのですが、今回主将を任せていただいて、今までよりももっとチームのことを考えられるようになったり、チームの良さに気づくことができたので、すごく良い経験になったなと思います。


ーー主将という立場を通して得られたことは

 みんなの優しさにたくさん助けられて、そのことはすごく感じました。


ーー4年間を振り返って

 たくさんの人に支えてもらったのはもちろんなんですが、そのおかげで4年間走ることができていて、今までよりももっと走ることに打ち込めた4年間だったし、もっと走ることが大好きになりました。


ーー同期へメッセージ

 楽しい時も辛い時も、いつもいちばんそばで支えてくれて、感謝の気持ちでいっぱいです。2人がいなかったら今の自分もないと思うので、本当に感謝しています。


ーー後輩へエール

 下級生はみんなすごく勢いがあると思うので、自信を持って突っ走ってほしいです。






◇江口春姫


ーー色紙の言葉について

 4年間で嬉しかったこと、楽しかったこと、苦しかったこと、辛かったこと、色々あって、いろんな思いを経験したなというので、『思』という漢字にしました。


『思』


ーー4年間でいちばん印象に残っていることは

 やっぱりみんなとタスキをつないだ駅伝は、どの大会も印象深いですが、私が最後の年に唯一走れなかった駅伝は、見ててすごく思い出に残っています。


ーー辛かったことは

 辛かったことはいっぱいあったんですけど、あまり覚えていないくらい楽しかった思い出が多いです。


ーー楽しかったことは

 毎日がすごく楽しかったです。充実していたし、今競技を終えて「楽しかった、やっててよかった」って、全部を通して思います。


ーー4年間を振り返って

 本当にかけがえのない時間でした。


ーー同期へメッセージ

 2人がいなかったらここまでやってくることはできなかったので、出会えて良かったです。


ーー後輩へエール

 困った時も、そうじゃない時も連絡待ってます!頑張ってね、大好きだよ〜!






◇田中璃子


ーー色紙の言葉について

 継続の『継』という意味と、『継』なぐという意味でこの漢字を選びました。4年間を振り返ると、私は大きなけがもなく、継続して練習できたというのが財産だと思ったのでそういう意味と、4年生の時に2回駅伝でタスキをつなぐことができたという意味で、続けるという意味とつなぐという意味のあるこの字を選びました。


『継』


ーー4年間で1番思い出に残っていることは

 やっぱり最後の富士山女子駅伝を走れたことが1番です。最後の集大成というところで走れて、そこで見れた景色は一生忘れないと思います。


ーー最後の富士山女子駅伝にはどんな思いで臨んだか

 陸上競技を引退するので、その集大成という意味と、今までいろんな人に関わってもらって、支えてもらって。その方々全員に少しでも元気になってもらったり、恩返しができたらなという思いで走りました。


ーー逆に辛かった時期は

 自分がやりたくて大学でも陸上競技を続けていたので、辛いとはあまり思わなかったです。でも、決していつでも調子良く走れていたというわけではないので、周りのみんなのおかげで乗り越えられたことはたくさんありました。


ーー4年間を振り返って

 多分、普通の大学生より…なかなか比べられないけど、誰よりも充実した4年間を送れたと思います。これから社会人になるので、その経験をいろんなところで生かしていけたらと思います。


ーー同期へメッセージ

 3人という少ない人数の学年で、でも人数が少ないからこそつながりはすごく深くて。2人がいなかったらこのような形で終われることもなかったと思うので、2人には本当に感謝しかないです。


ーー後輩へエール

 まだまだ伸び代というか、強くなる要素が個々でもチームでもある、可能性のあるチームだと思うので、たくさん希望を持ってほしいです。陸上は辛いことの方が目立ちますが、陸上長距離ならではの楽しい様子をそれぞれが見つけて、切磋琢磨して頑張ってほしいなと思います。いつまでも応援しています。










彼女たちにとって鉄紺を纏う最後の大会となった富士山女子駅伝、レース後


取材中も笑顔が絶えず、「楽しかった」と語る姿からは3人の絆が垣間見えた






PHOTO=岡本后葉

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