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2025.03.14
陸上競技

[陸上競技] 令和6年度卒業企画 陸上競技部編 短距離部門・“頂点”を目指し続けた4年間/重谷大樹、杉山裕祐、服部冴汰郎

令和6年度卒業企画22日目


 卒業企画陸上競技部編、3日目は短距離部門から重谷大樹(ラ4=九産大付九産)、杉山裕祐(ラ=韮山)、服部冴汰郎(ラ4=市立函館)のインタビューをお届けする。(取材日=12月16日、聞き手=近藤結希、鈴木真央)


 今年の短距離部門の4年生は10人。「けがも多い学年」と、順風満帆にはいかなかった。それでも、それぞれがつらい日々も乗り越えた先で迎えた最後の日本インカレ。東洋大は4×100mリレー(以下、4継)で従来の学生記録を更新し2位、4×400mリレー(以下、マイル)で優勝を果たし、掲げ続ける「4継、マイル学生記録更新でインカレ優勝」というチーム目標にあと一歩のところまで迫った。

 他大学を圧倒する強さを見せる東洋大。そんな“日本一”のチームを目指し続けたこの4年間を振り返ってもらった。





◇重谷大樹


ーー4年間を振り返って

 後悔というか、情けない気持ちばかりの4年間だったんですけど、本当に最後の最後でなんとかなったのでよかったかなと思います。


ーー色紙の言葉について

 高校の恩師に教わった「ちゃんとやる」って言葉をもっと早く思い出すべきだったし、思い出してからはやっぱりうまく行ったので、自分の中に一つ持っていなきゃいけなかったです。忘れていた時期もあったけど、自分の中で大切な言葉なのでこれを書きました。


『ちゃんとやる』


ーーつらかったことから得られたこと

 自分の律し方というのは分かっていたつもりだったけどやっぱり分かっていなかった部分もあって。それこそ自分の中での『ちゃんとやる』って意味の解釈も広がったと思うので、そこはうまくいかなかったことから学んだ部分かなって思います。


ーー1番印象に残っていること

 印象に残っているのはやっぱり最後のインカレかなと思います。最後の集大成というのもあって、今までの陸上人生の中で一番集中とリラックスの塩梅がうまくいっていて。緊張してるけどリラックスもできているみたいな。3日間、本当に集中しっぱなしで。200mと4継決勝の前の日の夜、実は熱があったんです。興奮してて、ずっと体が熱くて。そんなことも初めてだったので、その過程も、結果も、全部含めていい思い出かなって思います。


ーー最後は悔いなく終われましたか

 そうですね、2種目ともやっぱり優勝はしたかったので、悔いはあるにはあります。4継は学生記録を出して優勝、個人としては鵜澤に勝ちたかったので悔しい思いはあるんですけど、自分の最大限の力を出しての結果だったので、また一から頑張っていかないとなって思います。



ーー同期へメッセージ

 せっかくここで出会った仲なので、社会人になっても連絡が途絶えることなく、みんなで集まって楽しめたらなって思います。縁が途切れないようにしましょう。


ーー後輩にエール

 みんな確実に力があるので、自分を信じて頑張って欲しいです。






◇杉山裕祐


ーー4年間を振り返って

 ベストを残すことはできたんですけど、結果の面から見ると思うような4年間は過ごせなかったかなと思います。


ーー色紙の言葉について

 4年間を振り返って『忍』にしました。高校の校訓でもあって、この「忍」という字が自分に合ってるなと。なかなか思うような結果が出なくても我慢強くできる自分も表してくれてると思います。


『忍』


ーー特に辛かったことは

 調子が上がってからけがをすることが多くて、そのけがを治しきれずに練習に参加して、けがが慢性的になってしまうということを繰り返して。いい結果を残せずにシーズンが終わってしまうことが苦しかったかなと思います。


ーー苦しい経験から得られたことは

 それでも大学4年間続けてきたので、(陸上を)続けることができたのは仲間の支えや自分の心持ちは成長できたかなと思います。


ーー今後につなげることは

 来年から社会人ですが、大学4年間に限らずずっと陸上を続けてきたので、この経験を活かしながら社会人もちゃんと乗り越えられたらなと思います。



ーー同期へメッセージ

 自分がつらい思いをしている中、同期が色々引っ張ってくれて、自分も続けることができたのでとても感謝しています。同期で陸上を続ける方は応援しているので頑張って欲しいなと思います。


ーー後輩にエール

 後輩は強い子たちばっかりで、世界でも活躍できる人たちがいっぱいいるので、テレビからとても応援しています。






◇服部冴汰郎


ーー4年間を振り返って

 自分はケガが多くて、辛い時間の方が多かったんですけど、でも記録が出た時はあったので少しの楽しい期間もあったので良い経験だったなと思います。


ーー色紙の言葉について

 『苦楽』の意味はケガが多くて苦しい時間の方が多かったんですけど、仲間と練習する楽しさや記録が出た時の楽しさもあり、それがあって(陸上を)続けられたので(苦楽の)どっちもあって良かったなと思います。


『苦楽』


ーーつらかった時間から得られたこと

 諦めないこと、1回決めたことはやり通す力は身についたなと思います。



ーー同期にメッセージ

 陸上を続ける同期もいますが、自分はこれから応援する側になるので、それぞれの道で頑張っていけたらいいなと思います。


ーー後輩にエール

 後輩は強い人たちばっかりで、みんなオリンピックを目指せるレベルだと思う。全力で応援するので頑張ってくでさい。






PHOTO=北川未藍、鈴木真央

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