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「選手としての理想像、目指す選手像はございますか」
私が選手にインタビューをするとき、よく投げかける質問だ。編集長という立場になった今、自分に問いかける質問でもある。
「編集長としての理想像」。いざ問いかけてみると、すぐには出てこない。そう考えると私が投げかけた質問に、明確な目標を持ってスラスラと回答してくれる選手たちは、本当にすごいのだと思わされる。
余談、執筆者は競歩が大好き
この春休みは2度競歩の取材をした
編集長としてはすぐに思いつかなかったが、編集"部"としては、確かな理想は見えている。
それは「どのメディアよりも東洋大学の運動部・選手に詳しく、情熱をもって取材をする団体」、「読者が求めているものを考え、それをお届けできる団体」だ。
ただ、私たち編集部は強豪の運動部とは違い、同じ志を持ち推薦を経て入部したわけではない。
「記事をたくさん書きたい」という部員もいれば、「記事はあまり書きたくない」という部員もいる。
新聞編集部という団体名だからこそ「新聞に力をいれたい」という部員もいれば、「新聞に力を入れたいわけではない」という部員も、もしかしたらいるだろう。
(いやいやそれ、取材活動が成り立たないじゃないか。って思いますよね笑。ちなみに私は文字起こし大っ嫌いです)
人数の多い大規模な部活だったら、それぞれ分かれていても成り立つ思う。けど、私たちは部員たったの11名。皆違う方向を向いていたら、とんでもないことになる。
そんな中で「こんな団体を目指しましょう」。そう言われても、全部員が同じ方向を向けることはないだろう。
頼もしい同期、長距離卒業企画をかなえてくれた
皆で同じ方向を向くため、私はどうすればいいのだろうか。誰かの意見を聞きたくなって、"すごい人"に聞いてみた。
ドラフト1位指名で巨人に入団し、現在はミキハウスに所属している投手・桜井俊貴さんだ。
団体競技でプレーしている桜井さん。聞いてなにか得られるものがあるはずだと思い、質問した。
ちょっと、緊張しすぎてはっきりと覚えていないのだが、「背中を見せること」が大事だと桜井さんは教えてくれた。
ただ、目指そうと言って終わりにするんじゃない。自分の言葉、行動を仲間に後ろ姿で示すことが必要だ。ということだった。
すごく心に刺さった。(涙腺弱すぎてなぜか)泣きそうになった(笑)。
その日から、私の理想像は「背中で示すことができる編集長」。部員がこんな学生記者になりたいと思ってくれればバンザイだ。
実はボツにしてしまった告知画像があったので投下
今日から始まるラストイヤー。
私は「編集長としての理想像」を目指して最後まで突っ走れるのだろうか。
今はわからないが、私も選手たちのように、日々成長し続ける人間でありたい。
ラグビー部、今年は優勝して1面を飾りたい
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追記:もしやってほしい企画、この選手のこんなエピソードが知りたい、などありましたら引用やリプライで教えてください。可能な限り実現します。スポトウ部員は呟きを見逃しません(笑)。