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2025.03.25
水泳

[水泳]世界大会出場をかける第100回日本選手権が開幕!パリ五輪出場の竹原が自己ベストを更新、代表内定に向け弾みをつける!

第100回 日本選手権水泳競技大会

3月20日(木)〜3月23日(日)東京アクアティクスセンター


(1日目・予選)


男子100m平泳ぎ

2組

5着 佐枝宥河 1'02"95



3組

7着 釜田駿 1'01"52

9着 井口大希 1'02"30



4組

3着 荒井悠太 1'01"09

→予選11位でB決勝進出



女子100m背泳ぎ

1組

3着 佐々木美莉 1'01"77

→予選10位でB決勝進出



男子100m背泳ぎ

5組

1着 竹原秀一 54"21

→予選1位で決勝進出


10着 仮屋陽貴 56"21



(1日目・決勝)


男子100m平泳ぎ B決勝

2位 荒井悠太 1'00"86



女子100m背泳ぎ B決勝

1位 佐々木美莉 1'01"68



男子100m背泳ぎ

2位 竹原秀一 54"00



 世界選手権2025シンガポール(以下、世界水泳)やFISUユニバーシティーゲームズの代表選手の選考を兼ねる第100回日本選手権が20日から4日間にわたり開幕した。大会初日はパリ五輪出場の竹原秀一(スポ2=東福岡)が男子100m背泳ぎに登場。代表内定の選考基準は世界水泳連盟が設定している派遣標準記録を切った上位2名が選ばれる。竹原は派遣標準記録の突破はできなかったものの、自己ベストを更新し2位入賞、3日目に控える男子200m背泳ぎへ弾みをつけた。


 表彰台に登る竹原(左)


 男子100m平泳ぎ予選に左枝宥河(国2=湘南台工大附)、釜田駿(国3=沼津学園)、井口大希(営2=札幌大谷)、荒井悠太(院1=八王子学園)が臨んだ。なかでも粘り強さを見せた荒井がB決勝に駒を進める。前半からハイスピードなレースを展開し、タッチ差の2位でゴール。平泳ぎに定評がある東洋大水泳部。各々の目標に向かい、残りのレースでもその強さを発揮した。


レースに臨む荒井 


    女子100m背泳ぎに代表入りを目指す佐々木美莉(スポ1=春日部共栄)がエントリー。上位8人が決勝に進める中、「緊張で力みすぎた」と惜しくも予選10位でB決勝へ。B決勝では横一線のレースを抜け出し、意地の1位フィニッシュを決めたが、世界水泳を目標に努力を重ねてきた佐々木は悔しさを隠しきれない。翌日の50m背泳ぎでは「やるしかない」と声を詰まらながらも前を向いた。


 横一線のレースを泳ぐ佐々木


 そして初日の最終種目である男子100m背泳ぎに、200m背泳ぎでパリ五輪に出場した竹原秀一が登場。昨年の日本学生選手権で優勝したこの種目に今大会も代表内定を視野に入れて取り組んできた。予選から安定した泳ぎを披露し1位で決勝へ。迎えた決勝、スタートこそ遅れを取ったが、ほぼ横並びで50mを折り返す。強みの後半で追い上げを見せ、2位でフィニッシュ。自己ベストを更新したが、派遣標準記録まではあと0.06秒足りなかった。この結果にまず悔しさをにじませたが、自己ベストを更新できたことを良かったと振り返り、200m背泳ぎに向け自信に変える。「200mはどれだけペースの練習をしてもいい調子でタイムを割れているので100mよりは安心して臨める」と確かな手応えを持って挑む。


レース後、タイムを確認する竹原

 

 世紀を飾る第100回日本選手権。厳しい選考基準と白熱したレースを繰り広げ、日の丸を背負う選手の誕生に期待が高まる。代表入りを目指していない選手も各々の目標を突き詰めベストを尽くしている。思うような結果がついてこなくても新たな1年の始まりにふさわしい大会になること間違いない。 



佐々木美莉(スポ1=春日部共栄)

ーーレースを振り返って

 ギリギリというか、もう少し前半を狙っていたので思ったより(結果はついてこなかったです)。調子は悪くないはずなので緊張で力み過ぎたかなという感じです。


ーー今大会の目標

 やっぱり優勝をして世界水泳内定を目標にやってきました。ベストを出せば代表になったり、インターを切るなど色々ついてくると思うのでベスト更新を目標に頑張りたいと思っています。



ーー明日の50m背泳ぎへの意気込み

 50mはもうやるしかないので。派遣まで少しなので頑張りたいと思います。



佐枝宥河(国2=湘南工大附)

ーーレースを振り返って

 結構狙っていた試合でしたが、体調崩してしまって。思うような結果を残せなかったので、インカレに向けてもう一回建て直したいと思います。


ーー目標設定は

 今回はタイムは狙えないと思っていたので、楽しく泳いで収穫のあるレースにしたいなと思っていました。


ーー今後の目標

 夏のインカレで決勝に残って、東洋大学に貢献したいと思います。



竹原秀一(スポ2=東福岡)

ーー予選も含めレースを振り返って

 予選はスタートを少し失敗してしまったところがありましたが、決勝ではうまく先生たちと話あって細かくちゃんとできたかなと思います。でも団子の浮き上がりにちょっと詰まってしまったのは反省です。


ーー決勝の前に平井監督と話たことは

 予選の泳ぎは良かったですが、スタートが遅れて失敗してしまったところがありました。そこを直せれば3秒6は出るぞと言われていましたが、、、「ごめんなさい」と言いたいです。


ーースペインの高地合宿を振り返って強化できたと思うところ

 持久系は全体的に上がってきたと思うし、スピード系も松下知之(国1=宇都宮南)選手や牧野航介(営2=湘南大工大附)選手も一緒に練習していて刺激をもらいながら、持久とスピードともにいい練習が積めていたのかなと思います。


ーー200m背泳ぎへの意気込み

 100m背泳ぎで代表を決めて、いい調子でつなげたかったですが、ベストだったので良しと捉えて200mではしっかり大ベストを更新できるよう50秒狙って頑張りたいと思います。


ーー200m背泳ぎの自信は

 100mは代表を決められなかったですが、ベストだったので200mは悪くてもベストは出るんじゃないかなと思います。200mはどれだけペースの練習をしてもいい調子でタイムを割れているので100mよりは安心して臨めるのかなと思います。


TEXT=鈴木真央/PHOTO=山本華子、髙梨美遼

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