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2025.03.27
陸上競技

[陸上競技] 令和6年度卒業企画 陸上競技部編 長距離部門 ・小林亮太 インタビュー全文

令和6年度卒業企画27日目


 この春、東洋大を卒業する陸上競技部長距離部門の4年生。鉄紺の強さを取り戻すために奮起してきた彼らが、大学競技を終えた今、何を思うのか。今年の箱根駅伝にエントリーされた4年生6名へのインタビューをお届けする。

 卒業企画陸上競技部編、長距離部門の2日目は小林亮太(総4=豊川)。4年間でエース格へと急成長。「(やり残したことは)ないです」。そう言い切る彼の4年間を振り返る。(取材日=1月15日、聞き手=北川未藍)




ーー陸上を始めた時期は

 中学校1年生の頃から始めました。



ーー始めたきっかけは

 長距離が好きだったわけではないのですが、仲の良かった友達がみんな陸上部に行ったので、流れで始めました。



ーー東洋大学に入学した決め手は

 自分は走ることしか分からなかったので、走ること以外でも食事など色々なことを学べるかなと思い、東洋大学に決めました。



ーー入学前の東洋大学の印象は

 かっこいいというのはありました。走り方もそうですし、憧れがありました。



ーー酒井監督の入学前の印象は

 少し怖いなと(笑い)。最初はそう思っていました。



ーー監督の印象は変わったか

 話していくと自分に足りないものなどをアドバイスしてくださって、そういったことを汲み取って自分は成長できたと思っています。会話をしていくうちに、必要なことを学べる知的な人だなと思いました。



ーー入学するにあたって目標としていたことは

 1年生の頃から、三大駅伝や関東インカレなどの主要な大会で結果を出すことを目標にしていました。



ーー4年間で一番思い出に残っているレースは

 2年生の早稲田競技会で、5000mのレースです。1年生の頃からあまり結果が出ていない中、自分の殻を破れたというか。タイムは周りと比べればあまりよくはないですが、自分の中の殻を破ったということで印象に残っています。



ーーそこが陸上人生のターニングポイントだったか

 そうですね。いつも中途半端な結果しか出せていなくて、そこで初めて自分の力を最大限まで出し切れたかなと思いました。



ーー東洋大学陸上部の好きなところは

 みんなに話しかけやすいというか、仲がいいところです。



ーー大学1年生の頃、同期が駅伝に出走しているのを見てどう感じたか

 最初に思い描いていたこととは違い、自分が出走できず、石田洸介と梅崎蓮が出走できたことに誇らしく思う部分もありましたが、同じ舞台に立てなかった悔しさはありました。



ーーその走りを見て刺激を受けたか

 区間賞を洸介が1年生の時から取っていて、梅崎も流れを良くする走りをしてくれました。そこで自分も火がついて、彼らと同じ舞台に立ちたいなと思いました。



ーーそこから練習量が増えたりはしたか

 練習量も増えて、フィジカル面を重点的にやるようになりました。(練習量では)体作りなどのフィジカルが1番増えたかなと思います。



ーーチーム内で台頭するようになったきっかけ

 体作りを継続してきたことで、だんだんと上の選手たちと互角に走れるようになってきたと思います。



ーー副主将になった経緯は伝えられたか

 伝えられてはいませんが、役職についている人が6人と、かなり多かったので、役割を分担して負担を減らす意味合いがありました。



ーー副主将になってから変わったこと

 「自分だけ練習できればいい」ではなくて、他の選手も練習ができて欲しかった。そこがチームの底上げにもつながってくるので、きつそうになった選手や倒れそうになっている選手を鼓舞して、練習の雰囲気を盛り上げることを常に意識してやっていました。



ーー4年生になってからケガはあったか

 夏合宿の頃から膝の方を痛めてしまって、そこからなかなか練習が積めなくて苦しい思いをしました。



ーーそのけがは箱根駅伝の際に痛めていたけがとは別か

 そうですね。痛めた箇所はどちらも膝ですが、その中で転々と変わっていったという感じです。



ーー最後の箱根駅伝では石田選手・梅崎選手が不在の中、小林選手がチーム内で鼓舞や声かけをしたところはあるか

 自分自身もすごく緊張をしていたのでチーム全体に声かけはできなかったのですが、個人には声をかけました。特に1年生は初めての箱根駅伝ですし、緊張をしていたところもあったので個別に声かけをしました。



ーーどういった声かけを

 タスキをもらった時は心を落ち着かせて余裕を持ってスタートして欲しいということと、1年だからといって躊躇(ちゅうちょ)せずに、行けるとこはしっかり行こうということを伝えました。



ーー4年間、東洋大で成長できたことや得られたことは

 普段の礼儀や挨拶、気遣いなどは今後社会に入っても大事なところだと思います。そういった人間として必要な、基礎的なところを学べて、成長できたと思います。



ーー色紙の言葉について

 4年間を通じてチームでの結束が大事だと強く思ったから。



ーー酒井監督との関係性は

 自分ができなかったことに対してたくさん教えてくださったり、足りない部分を指摘していただきました。人間性も競技面も教えてくださった恩師という存在にすごく近いと思います。



ーー同期にメッセージ

 辛い時や楽しい時にいつも同期がそばにいてくれて、そのおかげで諦めずに4年間やってこれたので、同期には感謝しています。ありがとうございました。



ーー後輩にエール

 今年度の駅伝シーズンは苦しいことが多かったと思いますが、その中で乗り越えたことは大きな財産になると思います。その経験を生かして、今後は三大駅伝で出雲駅伝から上位争いに加われるように頑張って欲しいなと思います。



ーー4年間で思い残すことは

 ないです。やりきったかなと思います。



ーー東洋大学に入学して良かったと思えるか

 そうですね。だめな時もありましたが、その中で成長したところもありました。入って良かったなと思います。


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