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DENSO CUP SOCCER第24回大学日韓(韓日)定期戦
3月20日(木) Uvanceとどろきスタジアム by Fujitsu
◯全日本大学選抜1-0全韓国大学選抜
→89分髙橋輝 IN
DENSO CUP SOCCER第24回大学日韓(韓日)定期戦が20日に行われ、全日本大学選抜(以下、全日本)が全韓国大学選抜(以下、全韓国)を1-0で下した。4連勝した全日本の成績は、通算12勝2分8敗となった。
「去年はずっとベンチで悔しかったので、出場できてほっとした」。そう語る髙橋が登場したのは試合終盤だった。試合前半はボールを維持し続けるも、全韓国の固い守備を崩せなかった全日本。しかし、後半34分に常藤奏(中央大2=興國高)が左から強気のシュートでゴールを決め、見事勝利の1点をあげた。
全日本側があと一点を狙っていた89分、髙橋がIN。交代直後、全日本にチャンスが訪れた。肥田野(桐蔭横浜大3年=関東一高)がフリーの高橋に右から大きくパスを出す。ボールを受けた髙橋は、持ち味である素早いドリブルからゴールまで一気に持ち込み、左足で渾身のシュートを放つ。惜しくも、ボールは待ち構えたキーパーの正面に吸い込まれゴールならず。そのまま得点は動くことなく、試合が終了。1ー0で全日本が勝利し、日韓戦の幕を閉じた。
髙橋はシュートシーンについて、「ファーストタッチも思い通りにできたので決めきりたかったです」とコメント。大会は短い出場となり、自分の良さを出しきれなかったとし悔しい表情を見せる。しかし、「短いというのを言い訳にせずに自分にベクトルを向けて一から頑張りたいと思います」と前向きに、自身のプレーを顧みた。
今大会で髙橋の選抜活動は全て終了。春に開幕するリーグ戦に向け、「チームを勝たせる選手になりたい」と意気込む姿は東洋大のエースとしての自負と覚悟を感じた。リーグ戦での髙橋がどんなプレーを見せてくれるのか、楽しみである。
◇コメント
ーー試合を振り返って
チームとして準備期間短かったが、共通認識を持っていたので少しは出せた思ういます。しかし、監督も言ってた通り消化不良で、「もう少しできた」と思う大会だったというのがチームの総括です。
個人的には、去年の日韓戦はずっとベンチで出られず、今年は出たいと思っていました。ギリギリ最後出られたので、とりあえず出場はできてほっとしている気持ち。また来年もあるのでその時までは、もっと成長して出場してもっと出場時間を伸ばしていきたいです。
ーー出場した時の気持ち
結構急に来たので、やっと来たかという印象。守備ちゃんとやって、自分のいいところだそうと言われたんですけど、時間が短くてあまり満足いくような感じではなかったです。勝てたことは良かったが、個人的には悔しい出場です。
ーー交代直後のシュートシーンを振り返って
肥田野蓮治(桐蔭横浜大3=)くんと目があって、要求通りにボールが来て、ファーストタッチも思い通りに出来たので、決め切りたかったです。
ーー課題を上げるとしたら
短い時間でも結果を残せば、人生変わると思うので、短いというのを言い訳にせずに自分にベクトルを向けて一から頑張りたいと思います。
ーー今回のチームの印象
知ってる選手が多くいたので、関西勢とかいろんな選手もいる中で結構一つにまとまることができました。自由時間もみんなでゲームしたりそういういい時間を過ごせました。ほんとにみんなで勝てて良かったです。
ーーリーグ戦への意気込み
選抜活動が終わったので、ここから頭切り替えて東洋のために、自分自身しっかり成長して、チームを勝たせられる選手になりたいと思います。
TEXT/PHOTO=森花菜