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2025.04.18
サッカー

[男子サッカー]FW村上が2得点!今節負けなしで初ホーム戦を守り抜く

第99回関東大学リーグ戦1部 第3節 東洋大vs流経大

4月16日(水)東洋大学朝霞キャンパス•サッカー場


△東洋大2-2流経大


〈出場メンバー〉


▽GK


上村 倫士(国4=日本大藤沢)




▽DF


荒井 凉(国4=日本大藤沢)

中村 琉聖(国3=横浜FC)

大橋 斗唯(国3=柏U-18)

西村 龍留(国3=柏U-18)




▽MF


田制 裕作(国4=柏U-18)

鍋島 暖歩(国4=長崎U-18)

仲野 隼斗(国4=三菱養和SC)→78分 田村 心太郎(国2=柏U-18)



▽FW


湯之前 匡央(国4=柏U-18)→90分 DF髙橋 愛翔(国4=大宮U18)

村上 力己(国4=尚志)→82分 MF吉田 綾星(国2=FC東京U-18)

髙橋 輝(国3=大宮U18)



関東大学サッカーリーグ(以下、リーグ戦)第3節は今季初となるホームの地で流経大と激突。先制点と2得点を奪われ、リーグ戦初の失点となるもFW村上の活躍で2点を取り返し、2試合連続ドローで抑えた。負けなしで今節までを乗り切り、リーグ戦優勝への足がかりになるか。


 昨年度、勝ちきれず悔しさを残す流経大との一戦。闘志を燃やす東洋大は、試合開始23分先制点を奪われてしまう。その後も流経大の勢いに押される場面が何度か展開されたが、30分PKのチャンスが訪れる。FW村上が冷静に決めきり同点に。村上はやや安心した表情で仲間と握手を交わした。

よくやったと言わんばかりの握手

湯之前(左)村上(右)

 

 しかし、安心も束の間。38分に相手のCKからゴールが決まり2失点目。ピッチ内に緊張感が走る。相手にプレッシャーをかけながらゴールの機会をうかがう東洋大イレブン。前半も残りわずかというところで、45+3分DF西村からFW髙橋(輝)へボールが渡ると丁寧にゴール前までパスを上げ、FW村上の前にボールが降りた。村上は浮いたボールを左足で押し込み2点目のゴールを決める。前半終了間際に見せた村上の得点により緊張感で張り詰めていた空気は一気に弾け、応援席から歓声があふれた。

髙橋が動くとチームの期待が高まる

 シュートを決めた直後の村上(中央)を支える仲間

 

 一進一退の前半を終え、迎えた後半はヘディングでぶつかり合うなど激しい試合が繰り広げられる。両者一歩も譲らない意地を見せ、2ー2で試合終了。今回2得点をあげた村上は「前回ベンチだった分、その思いをぶつけてやれた」と振り返った。


 リーグ戦未だ負けなしの東洋大は、次節国士大と対戦する。第2節から第4節までは短いスパンで試合が続き、選手らの負担も大きい。しかし今節キャプテンとして出場したFW湯之前は「全く負けてないというところが自分たちの自信につながっているので、次節勝ちたい思います」と次なる戦いに向け意気込みを語った。リーグ戦初優勝へ、勝ち点3を積み上げる。

相手と対峙する湯之前

交代時には田制(右)とハイタッチを交わす


◼️コメント

・村上 力己(国4=尚志)


ーー試合振り返ってみていかがでしたか。

相手が裏に放り込んできて、相手のやりたいことをやられてしまい、最初に失点されて、結構まあよくない立ち上がりでした。でも、前半のうちに追いついて。後半臨めて、チャンス多かったんですけど、それ決めず勝ちきれなかったっていうのは悔しいです。


ーー流経大はどのようなチームのように見られますか

運動量多く。結構ハードワークしてくるチームで、それが最後の1分まで、最後の1秒まで、カウンターとかも結構みんな上がってくるんで、そういったところが強いと思います。


ーー前節から短いスパンでの試合でしたが、個人のコンディションはいかがでしたか

前回は途中からだったんで、自分はそんな疲れてなかったし、今回スタメン出てまあ前回ベンチだった分、その思いをぶつけてやれてるし、今度の国士戦も万全な体調でやりたいなと思います。


ーー前回で積もったやる気が今回の結構得点シーンにつながったと思うんですけども得点シーン2得点振り返ってみていかがですか。

最初はPKだったんで、決めだけだったんですけど、2点目はボール(が目の前まで)来ていて。気持ち相手もブロックしに来てたんですけど、気持ちで押し込んだって感じです。


ーーPKの時はやはりプレッシャーなどは特に感じずに。

相手の応援めちゃめちゃ野次多かったですけど。それに目せずやれたなって感じですね。




・湯之前 匡央(国4=柏U-18)


ーー試合振り返っていかがでしたか

初めて失点したっていうか、無失点が続いてた中で、まあ先制点取られたっていうところで、まあただ自分たちがまあその失点に対して崩れることなく試合を進められたっていうところは一つのポジティブな要素かなと思います。


ーー流経大はどういった大学でしたか。

前に勢いよくまあ出てくるっていうとこはスカウティングの中でわかっていたので、それをどれだけ自分たちがいなせるか、ひっくり返せるかっていうところを意識しながらやれたかなと思います。


ーーチームのコンディション、ここまでいかがですか

第1節は5ー0っていう対象で勝ってて、ここ3連戦っていう形で、まあ引き上げが続いてますけど、チームの雰囲気は全く負けてないっていうところが自分たちの自信につながってるんで、次節勝ちたいと思います。


ーー自身の気持ちの面はいかがですか

前節スタートではなくて、今節はスタートっていう形になったんですけど、本当にチームのためにどれだけ戦えるか。副将という立場もありますし、どれだけしゃべれるか。そこに、自分にも集中してますけど、チームのことを見るっていうところは意識してやっていけれやっていけてるかなと思います。


ーー改めて次節への意気込みお願いします。

中2日っていう厳しい日程ですけど、ひるむことなく自分たちのサッカーを体現したいなと思います。



TEXT=森花菜 PHOTO=鈴木真央