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数々の名だたる選手を育て上げた平井伯昌監督率いる東洋大水泳部。
昨年度の日本学生選手権(以下、インカレ)では少ない人数ながらも男女ともにシード権を守り抜き、女子が総合6位、男子は総合5位に入賞を果たした。今年のインカレでも女子はシード権死守、男子は歴代最高順位である3位を掲げる。
本日は今春から東洋大に入学した注目の新入生2人のインタビューをお届けする。4年間の目標や憧れの先輩を教えてもらった。(取材日=4月24日、聞き手=鈴木真央、髙梨美遼)
西川(左)と先川原
◇西川我咲(営1=豊川)
高校時代にはインターハイで表彰台を飾り、昨夏のジュニアパシフィック選手権はジュニアの日本代表として男子400m個人メドレーで金メダルを獲得。高校生ながら出場した日本選手権では見事男子400m個人メドレーで2位入賞、派遣標準記録を突破し初のシニアで日本代表を勝ち取った。
ーー高校では輝かしい成績を収められてきましたが、高校3年間を振り返ってみて
3年間だと入学してすぐ環境に慣れなくて最初の夏まで全然ベストが出なかったので高1は結構泳ぎ込んで、高校の方針として大学で伸びるためやってきたので、そういう土台のところを結構やってきて、高3でいい感じに伸びれたのは高1の頃の地道な努力があったからだと思います。
ーー東洋大に入学した決め手は
個人メドレーの選手が多くて、平井先生や萩野公介さん(H27年度文卒)、大橋悠依さん(H28年度国卒)など成績を出している選手が多かったので、先生と選手のところですね。あとインカレ見に行って雰囲気がすごく良かったので決めました。
ーー入学前から東洋大の水泳部員との関わりはあったか
松下知之さん(国2=宇都宮南)とは合宿などで一緒で、ご飯とかも行っていたりしました。
ーー入学式で登壇してみて緊張はあったか
喋るとかだったら緊張していたんですけど、台のるだけだったのでそこまで緊張しなかったです。座っているところの前にカメラがずっとあって、そっちの方が緊張しました。何すればいいのか分からなかったので(笑)
ーーレースは緊張するか
どんなに小さい試合でも結構緊張するタイプです。
ーー憧れの先輩は
松下さんです。高2で初めて合宿で一緒になって、でも小さい頃からずっと速かったので、僕が日本で戦えるようになってきて本格的に水泳で頑張り始めた時に1つ大きな背中でもありました。
ーー松下の憧れるところは
スプリント力があって、スピードがすごく早いので僕はまだそこがないので憧れています。
ーーインカレで出たい種目と目標は
400m個人メドレーは出場が決まっていて、目標は2位では嫌なので、松下さんに勝って優勝することです。もう1つ出れるなら、出たい種目は400m自由形ですね。
ーー4年間での目標は
3年後にロス五輪があるので東洋大学在学中にしっかりオリンピックに出ていい結果を残すことで、メダルを狙ってロスで金を取ります。
・身長/体重 171㌢/65㌔
・趣味/水泳鑑賞、よく見る選手は水沼尚輝さん(新潟医療福祉大)。
◇先川原幸奈(こな・国1=湘南工大附)
第46回全国JOCジュニアオリンピックカップ夏季水泳競技大会、100mバタフライで優勝。第47回全国JOCジュニアオリンピックカップ春季水泳競技大会では同種目4位入賞を果たした。女子チームの主力として1年目からの活躍が期待される。
ーーこの学科を選んだ訳は
元々、国際とか旅行関係に興味があって、国際観光学部は東洋にしか無い学部だったので、1番は楽しそうだなと思って選びました。
ーー学業面でも頑張りたいこと
言語とかは興味があるので、いろんな言語を学んでみたいなと思います。
ーー入学前から東洋大の水泳部員との関わりはあったか
高校の先輩の方も何人かいたり、年末に何回か泳いだりしたので、何度かあります。
ーー生活面で大変なことはあるか
寮食は出ますが、お昼と日曜日は出なかったり、洗濯とかも親がやってくれていたので、そういう面は自分でやらないといけないのが少し大変だなと思います。
ーー入学式で登壇してみて緊張はあったか
緊張しました。
ーー憧れの先輩は
水野響さん(営3=湘南工大附)です。
ーーその先輩のどこが好きか
気さくに話しかけてくれて、すごい優しく接してくれます。
ーー4年間での目標は
具体的な目標はまだありませんが、地道にコツコツ。速い選手もたくさんいるので、いろんなことを学んで、自己ベストを常に出していければなと思っています。
・身長/159.6㌢
・趣味/写真を撮ること、絵を描くこと
・試合前のルーティーン/レース直前はジャンプをよくします。
TEXT/PHOTO=鈴木真央、髙橋美遼