Article

記事


2025.05.13
サッカー

[男子サッカー] 新体制インタビュー2日目 相澤亮太・湯之前匡央

今季関東リーグ1部として第99回関東大学サッカーリーグ戦に4年目の出場を果たした東洋大男子サッカー部。昨年度インカレ優勝を果たし、大学サッカー界で最注目の的となる東洋大が新体制を発表。主将山之内を筆頭に5名で構成された新幹部には、今年も個性豊かで屈強なメンツが揃う。「チャレンジャーとして」をモットーに関東リーグ優勝をはじめ、「全ての大会で優勝」を目標に掲げるリーダーたちの大学サッカーへの思い、チームメイトへの思いを取材しました。


2日目は副将の2人。相澤亮太(国4=大宮U18)と湯之前匡央(国4=柏U-18)のインタビューをお届けします。ぜひご覧ください!


(取材日=4月4日、聞き手=森花菜、鈴木真央)


今年度、副主将の相澤(左)と湯之前


◇相澤亮太(国4=大宮U18)

   今大会第2節でリーグ戦デビューを飾った。持ち前の明るさでチームを元気づける。「チームのために」を意識して、頼れる副キャプテン。


ーー昨年度を振り返って

 僕自身、AチームではなくBチームだったので離れてところからAチームを見ていましたが、レベルが高いなと思いました。日本一という結果でレベルの高さを証明できたと思うのでその中で自分たちの代がとても関わることができて今年は外側から見た感じ期待しています。


ーー卒業生から学んだこと

   日本一を取った雰囲気は日本一を取った人にしか分からないことですし、結果としてもプロに多くの人が成って、チームの雰囲気であったり、やらなきゃいけないところは先輩方からすごく受けたなと思います。


ーー今年のチームの雰囲気

   自分たちは仲良くて、後輩もタメ口で話に来てくれたりと仲良いい雰囲気でできていると思います。


ーー副主将を務めるにあたって頑張りたいこと

   キャプテンがちょっと頼りないので副キャプテンとしての役割をもらったからには「チームのために」を意識したいです。最上級生ですが、後輩と同じようにチームの仕事やチームのために動くところは意識してやっていきたいと思います。


ーー副主将は3人いますが、それぞれの役割は

   湯之前匡央(国4=柏U─18)は厳しく言えるところは言えますし、西村龍留(国3=柏U─18)も後輩ですが自分たちに強く言えるタイプで、自分は強く言えるタイプではないので下と上を仲介する役割や和やかにする雰囲気は自分に求められた役割かなと思います。


ーーどんなチームにしたいか

   去年日本一を取ったことでプレッシャーもかかりますし期待もされていると思いますが、その期待に恥じないような結果を残したいなと思います。自分たちから多くの選手がプロになって欲しいと思っているので一人ひとりが切磋琢磨して頑張れるようなチームにしたいなと思います。


ーーリーグ戦開幕にあたって、チームとして、個人としてそれぞれ伸ばしたいところ

    チームとして、東洋大は勝負弱いところが少しあったと思いますが、去年そのイメージが払拭されたと思います。勝負強いチームだったり、タイトルをどんどん取れるチームになりたいなと思います。

個人としてはそんなに評価は高くないと思うので、自分の評価を少しずつ上げてプレーでもチームに貢献できるようにしたいと思います。


ーー強みのプレーは

   スピードと攻撃ですね。


ーー東洋大の強みは

     一人ひとりの技術が高くて、組織力があるところだと思います。


ーーライバル視している大学は

    明大ですね。強いですし、歴史的にも勝ててないので、日本一といったら明治になるのでそこには勝ちたいと思います。


ーー同学年のキーマンは

   湯之前匡央ですね。10番も背負ってますし、めちゃめちゃ上手いですね。去年も活躍していますし、チームを勝たせてくれる選手だと思います。


ーー期待する後輩は

    髙橋輝(国3=大宮U18)ですね。日本代表も背負ってますし、小中高大と一緒の直属の後輩なのでそれも含めて期待しています。


ーー髙橋とのエピソードは

     結構抜けているので、プレーを見てるとクールな感じに見えますが、めちゃめちゃアホだということを伝えたいですね。


ーー関東大学リーグ戦の目標は

     チームとして一人ひとりが切磋琢磨(せっさたくま)して最終的な結果にリーグ優勝の目標を掲げているので達成できるよう頑張りたいと思います。


ーーチームメイトにメッセージ

     昨年の結果を越えられるように頑張ろう!


・趣味/筋トレ

・試合前のルーティン/逆にルーティンを作らず、普段と同じように行動することを、心がけている。


ドリブルを披露する相澤(本人提供)

ゴール前の相澤


◇湯之前匡央(国4=柏U─18)

どんな試合も持ち前の左足で強烈なシュート連発。賢明なプレーでチャンスメイクを狙う主力のストライカー。



ーー昨年度を降り返って

先輩たちの力、背中を見させてもらったというか。先輩たちの力があったからこそ去年の結果だと思うので、今年とはまた話が違うのかなと思います。


ーー卒業生から学んだこと

先輩たちから学んだことは、先輩たちは個性があって、仲間同士で指摘し合えるところ、サッカーに対する向き合い方、試合に対する望み方、チームをどう作っていくかまとめていくかなどを先輩たちから学べました。


ーー副将が決まった経緯

自分もそんな副将とか先頭に立ってやるタイプではないんですけど、チームの同期からの推薦があって、やらさせてもらおうということになりました。


ーー決まった時の気持ちは「よし、やるぞ」という気合の入った気持ちか

「よし、やるぞ」というよりは、責任が伴うというか、1つの自分の成長ができる機会なのかなと思ったんで、「よし、やろう」というよりは「頑張ろう」っていう感じでした。


ーー今頑張りたい事

副将っていうこともあって、チームの皆が自分をみてると思うので、自分が何をするか、何を発言するかが皆の目に耳に響くと思うので、自分がしっかりするっていうところは意識してます。


ーーどんなチームにしたいか

自分たち4年生は特に仲がいいんで、サッカーになった時に、普段ピッチ外は仲がいいことはいいことなんですけど、普段ピッチ内で要求できる人が少ないので、サッカーをする上では、お互い認識がないといけないし、合わせないといけないことがあるんで、それに対してしっかり要求できる集団にしていきたいなと思います。


ーー個人、今ご自身の個人で伸ばしていきたいところ、副将として/プレーの面で

チームを引っ張るっていう立場の上では、もっと自分が喋るっていうところは足りてないので、そこだったり。プレーではいいプレーをするっていうよりかは姿勢を見せれたらなっていうのと、やっぱり得点、アシストっていう目に見える結果を求めることが今シーズンの重要な役割かなと思います。


ーー東洋大の強みは

皆言うと思うんですけど、学年関係なく仲がいいっていうところと、うまい選手が多い。

合わせやすい選手が多いっていうか、合わせられる選手も多いんで、自分たちの大事にしてるボールを保持しながらっていうところと、それぞれの個性を生かす戦術が東洋の強みかなと思います。


ーー歴代の先輩からずっと仲はいいのか

自分入ったのまだ3年前ですけど、その時から先輩とは仲良くさせて頂いてます。


ーー同年代のキーマンは

フォワードの宮永怜心ですかね。彼にしかない集中力だったり、パンチっていうのは、触れば何かが起こるなって思ってるんで、怜心かなと思います。


ーー期待する後輩は

後輩は西村ですね。3年生ながら副将を引き受けてくれたっていうのもありますし、彼の人間性だったり、パーソナリティの部分は皆見てると思うんで、彼に引っ張られてやれる選手がいっぱい出て来るはずなんで、彼に期待したいなと思います。


ーーチームの目標

今年度は、昨年度はインカレ優勝と、関東リーグ最高成績の3位っていう結果を超える関東リーグ優勝と、総理大臣杯も優勝、インカレ2連覇っていう、強欲ですけど(笑)


ーーチームメイトへのメッセージ

いい時だけじゃないはずなんで、苦しい時も、仲間としてどう向き合っていくか、責任を果たしていくかっていうところを乗り越えられたらきっと強さだったりが出てくると思うので、本当に頑張ろうっていうよりかは、やってやろうっていう感じですね。


趣味/読書・ゆっくり寝る・温泉巡り

試合前のルーティン/深呼吸

CK前の湯之前(本人提供)

誰もが警戒する左足でのキック


TEXT=森花菜/PHOTO=鈴木真央