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2025.04.29
ラグビー

[ラグビー] 新体制企画『Rise to the top』1日目 上遠野昌太、平田魁生、酒井慶主務

 2年ぶりの大学選手権出場を果たすも、悔しい結果に終わった昨年度。屈辱を忘れず、鍛錬を重ねてきた"Navy Warriors"は今年度も「日本一」を目指し、頂へ挑む。

 新体制のもと、さらなる高みを見据える彼らの“今”に迫るべく、その胸の内にある覚悟や思いを、インタビューを通してお届けする。



 1日目はプレーヤーだけでなく、主務という立場に就きながらチームを支える上遠野昌太(スポ4=磐城)、平田魁生(済4=川越東)、酒井慶(済4=流経大柏)の3名のインタビューをお届けする。(取材日=3月6日、聞き手=北川未藍、福田和奏)

 


 1人目は2年時から裏方の仕事に回っていたという上遠野だ。仲間への気配りを大事にする上遠野が目指すのは「選手が思い切ってプレーできるような環境作り」。日本一を目指すチームに欠かせない裏の大黒柱が、大学ラストイヤーに向けて意気込みを語った。


◇上遠野昌太

ーー昨年度を振り返って

残っている成績としては、いい方だとは思うんですけど、最終的には皆が悔しい思いをしたと思います。


ーー主務に就任された際の率直なお気持ちは

2年生の頃から裏方の仕事を手伝っていたので、主務になったからより意識を強く持たないといけないなというのと、チームを支える立場になるので誇りをもって活動したいなと思います。


ーー主務を務めるにあたって、決意や意気込みを

チームのために活躍してくれる選手が安心してプレーをする事ができるように。外部とのやり取りができていないと難しいと思うので、選手が思い切ってプレーできるような環境作りを心がけます。


ーーどのようなチームにしていきたいか

年齢とか学年の差はあるとは思うんですけど、その壁を作らずに思ったことを指摘し合えるようなチームにしたいです。


ーー主務としての理想像は

スタッフと確認しながら仕事をしているんですけど、それを自分から提案して活動できるようにしたいです。


ーーまずは春季大会に向けてチームとしてやるべきことは

2回目のAグループでプレーできるので3年連続マナー賞を取っているところもあるんですけど、東洋が大事にしている礼儀を改めて自分たちで見直していければと思います。


ーー今年度のチームの目標は

リーグ戦初優勝と日本一です。


ーーラストイヤー、ご自身としての目標は

最後はいい思いをして終わりたいです。


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 2人目は昨年に関東ラグビー協会100周年記念試合の7人制交流戦に出場した平田。昨年は「自分が理想としている試合出場ができなかった」と悔やむ平田が最終学年で掲げるのは「戦う主務」。プレーヤーと主務の二刀流を全うし、ラストイヤーを駆け抜ける。




◇平田魁生

ーー昨年度を振り返って

チームとして大学選手権に出場することができたんですけど、チームとしてもなかなか思うような結果が出ず、個人としても思うような結果が出なかったので悔いの残るシーズンになりました。


ーー主務に指名された時の率直なお気持ち

主務という仕事はチームを運営する上で一番大事な仕事だと思っていたので、その仕事を任される上で責任感であったり最終学年としての行動をしていかないとなと思いました。


ーー主務を務めるにあたって、決意や意気込みを

主務は外部の方とのやり取りやチームの運営をするので、昨年の(平山)愛叶さんがすごい良い主務だったのでそれを超えられるような主務になりたいと思います。


ーーどのようなチームにしていきたいか

今年は学年関係なく全員の仲がいいところが特徴だと思うので、それを最大限に生かしてチームの目標に向かって全員で頑張っていきたいと思います。


ーー主務としての理想像は

僕が1年生だった時の4年生の主務だった神田悠作(令和5年度卒・現九州電力)さんは、プレーヤーとしても主務としても尊敬できる方だったので、悠作さんのような「戦う主務」を目指して頑張っていきたいと思います。


ーーまずは春季大会に向けてチームがやるべきことは

春季大会で当たる相手は、チームの目標である日本一になるためには絶対に倒さないといけない相手だと思うので日本一を意識しながら、自分たちが持っている力をぶつけられたらと思います。


ーー今年度のチームの目標

今年も日本一を目標にリーグ戦も優勝して、全勝したいと思います。


ーー大学生ラストイヤー、個人としての目標

個人としては昨年自分が理想としている試合出場ができなかったので、しっかりと試合に出て強みを生かしながらチームを支えられるようになりたいです。


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 3人目は昨年けがにより試合への出場機会が得られなかった酒井。主務に指名された際は「自分に務まるか不安だった」というが、「チームのためにできることを常に考え、みんなのサポートをしたい」と覚悟を決めて務めている。「リーグ戦優勝、日本一」へ。ラストイヤーへの意気込みを語った。


◇酒井慶


ーー昨年度を振り返って

けがでほとんど出れず悔しい思いをしました。


ーー主務に就任された際の率直なお気持ちは

自分に務まるか不安だと感じました。


ーー主務を務めるにあたって、決意や意気込みを

チームのためにできることを常に考え、みんなのサポートをしたいです。


ーーどのようなチームにしていきたいか

日本一になるために一人ひとりがするべきことを考えられるチームです。


ーー主務としての理想像は

関わる人から信頼されること。


ーーまずは春季大会に向けてチームとしてやるべきことは

痛いところに頭を入れ続けて泥くさくプレーしていくこと。また、チームのために動き続けることです。


ーー今年度のチームとしての目標を

リーグ戦優勝、日本一。


ーーラストイヤー、ご自身としての目標は

グラウンド内外で信頼される人物になることです。



PHOTO=北川未藍、福田和奏