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2025.05.03
ラグビー

[ラグビー] 新体制企画『Rise to the top』最終日 ステファン・ヴァハフォラウ主将

2年ぶりの大学選手権出場を果たすも、悔しい結果に終わった昨年度。屈辱を忘れず、鍛錬を重ねてきた"Navy Warriors"は今年度も「日本一」を目指し、頂へ挑む。

 新体制のもと、さらなる高みを見据える彼らの“今”に迫るべく、その胸の内にある覚悟や思いを、インタビューを通してお届けする。(取材日=3月6日、聞き手=北川未藍)



 最終日は総合力の高いプレーで主将としてチームをけん引するステファン・ヴァハフォラウ(総4=札幌山の手)。「あまり言葉でリードするタイプではない」というヴァハフォラウだが、主将に任されたからには「このチャンスを受け取って1年間頑張りたい」と腹を括り、東洋ラグビーを率いている。"統率のエース"は大学ラストイヤーを、主将としてどう挑んでいくのか。覚悟とともに思いを語った。



◇ステファン・ヴァハフォラウ

ーー昨年度を振り返って

昨年は、残念な結果になりましたが、東洋大としていい経験にはなったと思います。



ーー主将に就任された際の率直なお気持ちは

「なんで自分?」という気持ちにはなりました。自分はあまり言葉でリードするタイプではなくて、本当に自分でいいのかと昇三さん(福永監督)と話をしていました。でも、個人としてこういう経験をした方がもっといい選手になれると思うので、このチャンスを受け取って1年間頑張りたいと思います。



ーー主将を務めるにあたって、決意や意気込みを

キャプテンの前に人間なので、チーム一丸になることが必要なことなので、皆の気持ちとどういう方向に進んでいくかを理解した上で自分がチームを引っ張って行けるような選手になりたいです。



ーーどのようなチームにしていきたいか

昨年よりも強いチームを作りたいと思っていて、ラストイヤーとしていい結果を残したいので春からいい結果を残せるように皆で体づくりを頑張っていきたいと思います。



ーー主将としての理想像は

人と人とのつながりを大事にしている人、そう思われたいです。



ーーまずは春季大会に向けてチームとしてやるべきことは

春季に向けて、フィジカルの部分は十分頑張っているので、もう少し頭を使ったスマートなプレーで東洋らしく、楽しいラグビーを見せたいと思います。(順位としては)前回Aグループで出場した時よりもいい結果を残してリーグ戦につなげていきたいです。



ーー今年度のチームとしての目標を

日本一が目標だと思います。




ーーラストイヤー、個人としての目標は

昨年の自分よりもいい選手、いい人間になりたいです。チーム一丸となって日本一へと引っ張れるように頑張ります。



PHOTO=北川未藍