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2025日本学生陸上競技個人選手権大会
4月25日(金)〜27日(日)
レモンガススタジアム平塚
男子三段跳
3位 宮尾真仁 15m89(風+2.7)
6位 城崎滉青 15m58(風+2.7)
4月25日(金)〜4月27日(日)にかけてレモンガススタジアム平塚で日本学生陸上競技個人選手権大会が行われた。大会最終日に行われた男子三段跳には昨年度、数多くの大会で結果を残してきた城崎滉青(理4=小倉工)、宮尾真仁(法3=洛南)の2名が出場。宮尾は3位に入り2年連続の表彰台、城崎は7位入賞となった。
2位に入った宮尾
2組に分かれた最初の3本の跳躍、1組に城崎、2組に宮尾が出場。城崎は最初の2本で上位に付けずに緊迫の3本目を迎えるも、大きく記録を伸ばし15m58をマーク。組3番の全体6位へ浮上した。宮尾は1本目から好記録で上位につけると2本目には15m89を記録し、組トップの全体2位に立った。
ともにベスト8へ進み、昨年の全日本インカレと同じく暫定トップの安立雄斗(福岡大)を追いかける展開で後半3本の跳躍へ。宮尾は4本目に良い跳躍を見せるも記録を伸ばせず。残りの2本は跳躍の最後ジャンプの部分が上手くいかず、記録を伸ばせないままとなった。城崎は4回目をパスし残りの2本にかけるも、上手く助走を合わすことができずに2本とも赤旗で終えた。結果、ともに前半3本から記録を伸ばせず、宮尾が3位、城崎が7位となった。
悔しげな表情を浮かべる城崎
入賞と表彰台という素晴らしい結果だが、ともに昨年の同大会より順位を落とす結果に。「(自分の)弱い部分だけが出てしまった試合になりました」と悔しさを見せた城崎は、今後へ向けて「もう負けない」と強い気持ちを新たに次戦の関東インカレへと挑む。
また、2日後にも試合を控える宮尾は「ホップの末と、踏み切りの時にしっかり踏み切るというのが自分のポイントとなってくる」と、今大会で改めて得た課題をもとに、東京世界陸上という目標へ向けて再び実践を積んでいく。
表彰台に立つ宮尾(右)
◼︎宮尾真仁
ーー今日の跳躍を振り返って
今日は全体的にうまくいかなかったんですけど、2本目くらいに自分のしたい動きがホップだけできたので、そこだけは良かったと思います。
ーー目標としていたのは
優勝と16m60を目標にしていました。
ーー冬季に強化してきたこと
自分は去年ホップからステップまでの入りが良くなかったのでそこを強化したのと、あとは助走を強化しました。
ーーこれから改善していくところ
さっきの監督の話にもあったんですけど、ホップの末というところと、踏み切りの時にしっかり踏み切るというのが自分のポイントとなってくるので、あと2日後に織田記念があって、自分のしたい動きを試すことができるので、そこで試してみたいですね。
ーー今後の目標
東京世界陸上に出場して、そこで日の丸を背負って戦うことです。
◼︎城崎滉青
ーー今日のコンディション
だいぶコンディション的には良くて、体の調子は良かったので、記録が狙えるような体の調子ではあったと思います。
ーー今大会の位置付け
人生を賭けた試合だったので、かなり気合を入れた試合でした。
ーー今回の跳躍を振り返って
試合になってなかったなと。弱い部分だけが出ちゃった試合になりました。
ーー次の大会に向けての目標
もう負けないことです。
TEXT=佐々木朋弥