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2025日本学生陸上競技個人選手権大会
4月25日(金)〜27日(日)
レモンガススタジアム平塚
男子400mH予選
2組
2着 下田隼人 51"34 Q
4組
2着 栁田聖人 51"36 Q
5組
橋本悠 DNS
6組
1着 小川大輝 51"51 Q
男子400mH準決勝
1組
2着 栁田聖人 50"69 Q
3着 下田隼人 50"71 q
3組
3着 小川大輝 50"89 q
男子400mH決勝
4位 小川大輝 49"75
6位 栁田聖人 50"84
8位 下田隼人 53"89
4月25日(金)〜4月27日(日)にかけてレモンガススタジアム平塚で日本学生陸上競技個人選手権大会が行われた。2日目に予選と準決勝、3日目に決勝と2日間にわたり行われた400mHには、下田隼人(スポ2=豊川)、栁田聖人(法3=農大二)、小川大輝(ラ4=豊橋南)の3名が登場。全員が入賞を果たした。
4位入賞の小川
3名とも予選を危なげなく通過し、迎えた準決勝。1組には栁田、下田が登場した。各組2着+タイム上位2名が決勝へ進むこのレース。髙橋遼将(法大)がトップを走り、2着争いは栁田と下田に絞られた。「先輩の意地でなんとか先着できた」いう栁田が2着に入った。
3組には小川が出場。スタート前から足を気にする場面もありながらも、スタートラインに立った。序盤は圧倒的な速さを見せるも、後半にペースダウン。「足の痙攣があった」といい、着順で決勝へつなげたものの、不安の残るまま翌日の決勝を迎えることになった。
非常に強い風が吹くなかでのレースとなった決勝。パリ五輪も経験した小川は、前日の影響で万全の状態ではなかったという。しかし、序盤から攻めた走りを見せ、最後のハードルを3番手で迎えると、得意のラストで先頭に食らいつく。ゴール手前で競り負け、惜しくも表彰台とはならなかったが、その実力で4位に入った。次なる目標は、「日本選手権で標準記録を突破して、世界陸上に出場すること」。今大会をステップに、再び世界を目指す。
テーピングを巻きながら懸命に戦った
1番外側のレーンを走った柳田は、冬季のけがで思うように練習がつめず、不安が大きかったというが、トップ選手を懸命に追い、6位でフィニッシュ。レースを振り返って「決勝に残るというのを目標にしていたので、それは達成できてよかった 」と語り、万全な状態ではなかったものの決勝戦まで残れた喜びを語った。
小川の隣のレーンでの出走となった下田は、ハイレベルな戦いの中、懸命にくらいつき8位でフィニッシュした。先輩である小川と隣のレーンでの出走になったことについては「とてもいい経験になった。ついていこうという勢いだったが、風に流されてしまって自分のレースができなかったことが悔しい」と悔しさを滲ませた。この経験を糧に、さらなる記録向上を目指す。
◼︎小川大輝
ーーレースを振り返って
足の痙攣でぐだぐだなレースだったなという感じでした。
ーー目標としていたのは
ユニバーシアードを狙っていたんですけど、準決勝で攣ってしまって、次の日の準決勝に向けて1日できることはやったんですけど、やっぱりいまいち体が動かないなという感じがあって、4位という形になりました。
ーー決勝の日も影響があった
そうですね。テーピングとか色々やったんですけど、いまいち動かないという感じでした。
ーー今年の目標
日本選手権で標準記録を突破して、世界陸上に出場することです。
◼︎下田隼人
ーーレースを振り返って
初戦というのもあったので、決勝まで残れると思っていなかったんですけど、予選、準決勝といい感じにのせれて、決勝まで持っていけたことは良かったです。
ーー決勝では小川選手と隣レーンだったが
先輩と一緒に走れるのはとてもいい経験になったと思うので、ついていこうという勢いだったんですけど風に流されてしまって自分のレースができなかったことが正直悔しいです。
ーー今年の目標
もう一度自分のベストに近い記録を出すことです。
◼︎栁田聖人
ーーレースの振り返って
冬季にけがしていて、練習をつめていない部分もあったので不安も大きかったんですけど、決勝に残るというのを目標にしていたので、それは達成できたのでよかったです。
ーー準決勝では下田選手と同じ組だったが
レーンも離れていたので、とりあえず自分の走りをと思ってて。最後競っていたので、先輩の意地でなんとか先着できてよかったです。
ーー今年の目標
自己ベストを更新することと、日本選手権で決勝に残れるように頑張りたいです。
TEXT=髙梨美遼