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第62回少林寺拳法関東学生大会
5月4日(日) 日本武道館
◆本選入賞
単独緑帯白帯の部
小山 颯太(文2) 259点 3位入賞✨
男子緑帯白帯の部
荒木 太朗(法2)・加藤 公仁(法2) 252点 3位入賞✨
◆本戦出場
女子単独有段の部
塩田 真生(社3) 256点 本選9位
平井 里奈(法3) 251点 本選12位
◆出場
男子単独有段の部
橋本 智也(営3)
団体の部
加藤 公仁・小山 颯太・塩田 真生・西山 怜(社4)・平井 里奈・橋本 智也
今月4日、日本武道館にて第62回少林寺拳法関東学生大会が開催された。東洋大からは7人が出場、これまで修練し、培ってきた力を披露した。
少林寺拳法とは日本で創始された新興武道の1つ。空手とも似ているが、少林寺拳法は「人づくり」を目指し、護身の技術を通して心身を鍛えることで技が磨かれ、勝敗や優劣をつけないのが特徴である。
そして少林寺拳法の単独演武とは本来2人1組の組手で行われる動きを1人で行う形式の演武であり、1分〜1分30秒間で6構成を披露する。自分の前に相手がいる想定をしながら拳士は演武を行い、単独演武の練習では、実際に相対と呼ばれる組手での練習を通し演武での想像力や技正確さなどを高め、さらにスピードや迫力、キレなどを自身の演武に上乗せしていく。
まず女子単独有段の部の予選に塩田真生(社3)、平井里奈(法3)が登場。2人とも気迫あふれる演武でそろって本選へ。塩田は「最初と最後にキレのあるものを持ってきているので注目してもらえたら」の言葉通り、抜群のキレの良さを見せるも、入賞に届かず本選9位という結果に終わった。今年度から黒帯を取得した塩田。技術に磨きをかけ、飛躍する1年へ。新たな目標に向け修練を積み上げていく。
そして平井は「1番苦手だった天地拳五系」を頑張ったと話し、堂々と力強い演武で12位と持てる力を出し切った。「納得のいく結果ではなかったのですが、自分のベストは出せた」と笑顔でうなずく。7月の都大会には出ないと話す平井だったが、「自分を信じてやりたいことをやってみたい」と平井もまた新たな出発を決め、会場をあとにした。
今年度、創部60周年を迎える東洋大少林寺拳法部。歴史ある部会で数少ない女子部員ではあるが、女子ならではのしなやかさを兼ね備え、今大会でもその強さを発揮した。それぞれの目標に向けて更なる高みへと挑んでいく。
◇塩田真生
ーー予戦を振り返って
初めての単独演武で緊張しましたが、楽しんで練習通りにできてよかったです。
ーー手応えは
周りの方もすごく上手で予選突破は結構ギリギリかなと思います。
ーー自身の見どころは
最初と最後にキレのあるものを持ってきているので注目してもらえたらと思います。
ーー少林寺拳法の魅力は
体力がつくだけでなく心も強くなって自分に自信が持てるところです。あとは大学で少林寺拳法をやると他の大学とのつながりなどが増えて、人と人の出会いもあってとても楽しいなと思います。
ーー今年の目標は
3年の最初に黒帯を取ったので今後はさらに技術を磨いてどんどん上達していけたらなと思います。
◇平井里奈
ーー予選と本選を振り返って
納得のいく結果ではなかったのですが、自分のベストは出せたのでよかったと思います。
ーー自身の見どころは
1番頑張ったところは最初1番苦手だった天地拳第五系です。見どころなら足刀蹴りです。
ーー今年の目標
少林寺拳法とはずれてしまいますが、自分を信じてやりたいことをやってみたいと思います。
TEXT=鈴木真央/PHOTO=森花菜、鈴木真央