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第104回関東学生陸上競技対校選手権大会
相模原ギオンスタジアム
2025年5月8日(木)~11日(日)
男子1部110mH予選 4組/3着+4
1組5着 大谷高史 14"35 (風+0.2)
2組3着 黒岩海翔 14"25(風+1.3)
3組 川﨑光介 DNF
男子1部110mH準決勝
1組5着 黒岩海翔 14"18(風+1.5)
2組8着 大谷高史 14"50(風+2.5)
男子1部400mH予選
1組 小川大輝 DNS
3組2着 栁田聖人 50"91 Q
4組3着 下田隼人 51"37 Q
男子1部400mH準決勝
1組5着 下田隼人 51"01
2組2着 栁田聖人 50"34 Q
男子1部400mH決勝
4位 栁田聖人 50"22
ハードル種目、男子1部110mHに大谷高史(スポ3=豊橋南)黒岩海翔(総1=小山西)、川﨑光介(スポ1=霞ヶ浦)が、男子1部400mHに柳田聖人(法3=農大二)、下田隼人(スポ2=豊川)がエントリーし、それぞれがベストを尽くした。なかでも柳田聖が決勝に進み、4位。表彰台にはあと1歩届かなかったが、この経験を今後の成長につなげることを誓いトラックをあとにした。
4位に入った柳田聖
まず大会2日目の男子110mH準決勝に進んだ大谷と黒岩が健闘を見せる。予選は大谷が長い手足を生かした走りでリズミカルにハードルを飛び、タイムで準決勝へ。黒岩もスピードに乗った走りで3着に入り、臨んだ準決勝。スタートに遅れを取ると3台目から集団に離され8着フィニッシュ。黒岩もあと一歩届かず、惜しくも決勝進出とはならなかったが、次なる目標に向けて準備を整える。
準決勝進出を果たした大谷
1年生ながら健闘を見せた黒岩
大会3日目には男子1部400mH予選が行われた。スプリント力と跳躍力に加え、持久力も求められるこの種目に柳田聖と下田が挑んだ。
3組に出場した柳田聖は予選2着で準決勝に駒を進める。続く準決勝も予選からさらにタイムをあげて好調をアピール。疲労もそこまでなかったという。
4組には下田が登場。昨年度の日本インカレではU20の日本記録を更新した下田。予選は終始スピードを保ち、3着で準決勝へ。準決勝では序盤から先頭集団に位置するも徐々に失速し、5着でレースを終えた。今大会では準決勝敗退となったが、今回の経験をバネにさらなる強さを身につけるだろう。
準決勝を戦い抜いた下田
一夜明け、迎えた決勝。7レーンでは柳田聖がスタートの合図を待っていた。号砲が鳴り、一斉にスタートを切ると、順調な滑り出しでハードルを跳び越えていく。5台目から後続の選手が追い上げてくるも、柳田聖も粘り強い走りを見せる。最後の直線で3位の選手の背中を捉えるも表彰台にはわずかに届かず4位でゴールした。
3番以内を目指していただけに悔しさが残る結果に。それでもレースを振り返り、「予選、準決勝、決勝とタイムをあげて走れたのは自分の経験としてもよかった」と連戦の中でも記録を更新し続けられたことを前向きに捉える。目を向ける先は日本インカレ。「決勝に残って自己ベストを出せるように」速さを求め、新たな目標へ突き進む。
表彰台を目指してスパートをかける柳田聖
■栁田聖人
ーーレースを振り返って
3番以内に入るのと自己ベストを目標にしていたので、全力を出し切れたんですけど、少し悔しさが残ります。
ーー3番まであと少しだったが
ラストで3位が結構近いところにいて、行けるかなと思ったんですけど少し届かなかったです。前半ちょっと遅れちゃったので、それがラストに響いたかなという感じです。
ーー連戦となったが状態は
疲労とかもそんなになくて、関東インカレでも予選、準決勝、決勝とタイムをあげて走れたのは自分の経験としてもよかったかなと思います。
ーー次への目標は
次は日本インカレになると思うんですけど、決勝に残って自己ベストを出せるように頑張ります。
TEXT=鈴木真央