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平成27年度関東大学アイスホッケーリーグ戦
10月18日（日） Dydoドリンコアイスアリーナ
東洋大４－２早大
［ゴール・アシスト］
00:58 中澤（阿部、古川誠）
10:26 武尾（今村、今野）
18:55 中澤（岩野、古川誠）
25:57 今野（今村、武尾）
２得点を挙げ攻撃の流れを作ったＦＷ中澤
堅守が光ったＧＫ古川駿は好調を維持する
開始早々先制すると、中盤まで東洋大のペースで４点差を付ける。３ピリで２点追い上げられるも、リードを守り一次リーグを勝利で締めくくった。
明大に敗北を喫してから１週間。リンクには気持ちを切り替え自信に満ち溢れた選手の姿があった。開始わずか58秒、速攻からＦＷ中澤（社３＝軽井沢）がゴール目の前で受けたパスを力強く押し込み先制点を奪う。このピリオド３点に加え、２ピリではＦＷ今野主将（社４＝清水・北海道）のゴールで４－０となり、ここまで文句なしの東洋大ペースで試合を運ぶ。勝利を確信した３ピリであったが、早大の反撃にペナルティが増える。終盤のプレーの精度やメンタル面など試合内容には課題が残るも、勝ち切れたことで底力を証明した。
60分間マスクをかぶったＧＫ古川駿（社１＝八戸工大一）も忘れてはならない勝利の立役者だ。「練習のときから調子が良く、今日も期待に応えてくれた」と鈴木監督の起用は的中。２ピリまでネットを揺らさず持ち味の俊敏性を生かしたセーブを見せるも、「ＦＷ陣がいいところで点を決めてくれたおかげ」と、４点の援護に感謝を示した。日大戦に続く完封勝利は逃したものの、幾度のピンチをも体を張って守り、新の守護神として存在感をアピールした。
一次リーグ終了時点で東洋大は４位。精神面の強化はシーズンを通して課題となるだろうが、春の王者・中大に大健闘したことや、ＧＫ古川駿が上位チームにも通用するまでに成長したことなど、収穫もあった。優勝の可能性はまだ十分にある。選手の努力によって培われた東洋大らしいプレーを原動力に、二次リーグに向けて再起を誓う。
■コメント
・鈴木監督
大切な試合だったので勝ち切れたことは良かった。１、２ピリは完全にうちのペースで試合運びできた。ただ３ピリであまり良くなかったので、60分間戦い切るという意味では修正していかなくてはならない。（試合前には）自分たちの力を出し切るということに集中しようということで明治戦はそこができなかったので、今週そこを見直した結果、今日は力を出し切れたのではないかと思う。（ＧＫの調子は）練習からいい動きをしているし、脇本（社４＝苫小牧工）の動きが特に悪かったわけではないがここ数試合失点が続いていたので、古川にチャンスを与えた。古川はしっかりそれに応えてくれた。（後半戦に向けて）勝ち点は自分たちが望んでいるものではなかったが、優勝のチャンスは残っているし、自分たちのプレーを出し切れるように準備をしていきたい。
・ＦＷ中澤（社３＝軽井沢）
１、２ピリはみんないい動きをしていたが、３ピリは自分たちの流れでホッケーができなくて後味の悪い試合になってしまった。（今日のセットは）先週の試合が終わって練習で３回組んだだけだったが、動きも練習から結構合っていた。試合でもいい感じでできたので良かった。（２ゴール）自分が取ったというよりは、味方からのいいパスに合わせるだけだった。味方に感謝したい。（前半戦を終えて）開幕戦からあまりいいゲームができなかった。明治、法政と落としたくないゲームを落としてしまった。中央も勝てた試合だったが自分たちのツメの甘さが出てしまい、今日も最後にツメの甘さが出てしまった。立ち上がりは良くなってきているので、60分通していいゲームができるようにしていきたい。
・ＧＫ古川駿（社１＝八戸工大一）
最初はベストなプレーができていてよかったが、３ピリの連続失点はチームの流れを悪くするのでダメだった。全然明治の負けを引きずらずガンガンプレーできていて、自分たちのペースで試合運びできた結果勝つことができた。（自身の調子は）正直良い。使ってくれた監督やスタッフには感謝したい。（ＦＷの動きは）大事なところで点を決めてくれたので、キーパーとしてもプレーしやすかった。だが点数を入れた後や失点した後うまく気持ちを切り替えられず、すぐ失点したり反則も多くなっちゃうので、気持ちの切り替えをしっかりやっていきたい。（後半戦に向けて）アグレッシブに自分たちのプレーをしていって試合を運べれば、明治にも中央にも負けないチームなので、自分たちのプレーをしっかりしていきたい。
TEXT=酒井奈津子 PHOTO=中田有香
